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「拠り所」をつくりたい

「かなえたい夢」を、書いては消して、書いては消してを、繰り返していた。「こんなの出来ない」物理的にも難しくて、心の中に、そっとしまいこんでおこうと思ったけども。無理だった。

だって、こんな記事が届いたんだもん。

しいもさんの娘さんから、「はるちゃんへのお返事」だと言って、イラストを描いて貰った。貼り付けても良いかな…?良いよね…?

何色が好きか聞かれたから、ピンクが好きですと、伝えた。それなのに、その文章と、わたしのアイコンだけで、ここまで形にしてくれた。

ピンク色と言っても、ちゃんと服の中でも色が分けられているところ。「ハルちゃん」の文字まで、ピンクで囲んでくれるところ。嬉しくて嬉しくて、ぎゅーっと抱きしめた。

とっても感性豊かな子なんだろうな。優しくて、温かくて、ほんとうに素敵な子。

学校に行くことだけが正解ではない。

学校に行けなくても、こんなに温かい才能を持っている子は、たくさんいる。繊細だからこそ、行けない子もたくさんいる。

そんな子の力になりたい。

なにができるのかを考えた。

「子ども食堂」に「フリースクール」

「無償で勉強を教えること」

やりたいことの方向性は、間違いではない。

でも、違う。なにかが、ちがう。

学校に行けない子とか、そんな括りなく
生きづらさを抱えている子の力になりたい。

学校に行けない子と、一日中家にいるのは、親側もきっと、しんどい。一緒にいるのが嫌…とか、そうではなくて、色々な気持ちが複雑に絡み合っていて、自分を責めたり、こんなに元気なのになんで学校に行けないんだろう…と、思ったり、どんどん暗い方向にいってしまう。

自分の子どもには幸せになって欲しい。

その気持ちがあるからこそ、なおさら、落ち込むことだってある。

親だってひとりの人間だから。

息抜きできる場所がなきゃ生きていけない。

そんな人の力になりたい。

mika🌼さんが、叫んでいる。

せっかく行けるようになった場所を守りたいと。

マイトンさんが叫んでいる。

学校には行けなくても、他人と関わる場所だけは、どうにか持っていて欲しい。

カオラさんのここに、わたしが書きたかったことが、ぜんぶ書いてある。わかりやすく。

学校に行けないと言っても、行けない原因なんて、ほんとうに人それぞれだ。

家ではゲームをしていて元気なのに、なんで学校行けないの?って子もいる。

教室には入れるけど、大勢の空間が苦手な子もいる。

感覚が過敏で、周りの話し声がすべて、耳に突き刺さるように痛くなる子だっている。

先生の怒る声で、誰かが怒られている場面で、まるで自分も怒られているかのように、心を痛めて、疲れ果ててしまう子もいる。

人が怖い子に、いきなり会いましょうなんて、そんな残酷なことはできない。

「居場所」と言っても、単純に場所じゃなくても良いのかもしれない。

「拠り所」になれるようなところがあったら。

みんなが、フゥ…っと息を吐けるようなところがあったら。

noteのような、温かい場所。本名も顔も知らないけれど、なぜか心が近く感じるような場所。

匿名だったら、もしかしたら、すこしだけ気持ちを吐き出せるのかもしれない。

アプリとか、LINEとか。
安全で安心で、みんなが優しく居られる場所。

なにか、なにか、ないのか…。

必死に考えている。

「カウンセリング」って言われたら、身構えちゃうけど、話しても話さなくても、自由にしてていいよって場所があったら…。

コニシさんのこの記事を読んで
動かずには居られなくなった。

DMをして確認はした。コニシさんのこの記事と、もうひとつの記事をPDF化して、区役所に送った。

わたしの熱意のこもったメッセージとともに。

読んで貰えないかもしれないけど、やらなかった後悔より、やった後悔の方が良い。

まずは、わたしが住んでいる区の区役所から
場所を借りることが出来たら。

そこに学校に来れない子が来てくれたら。

わたしと旦那で、勉強を教えることくらいは、できるかもしれない。そこから、なにかが動き出すかもしれない。

もっともっと、子どもたちには自由でいて欲しい。学校に行けないことが、悪いことだと、思わないで欲しい。価値がないなんて、そんなこと思わないで欲しい。

そして、親御さんも。

学校に行けないお子さんが居たとしても、自分が悪いんだと、責めないで欲しい。あなたは、なにも悪くない。向き合っているからこそ、悩んでいる。子どものことを真剣に考えているからこそ、悩んでいる。

わたしが、しんどかった時、親にもなにも言えなかった時、助けてくれたのは、SNSだった。見ず知らずの人だったからこそ、話せたことがある。あの時、あの人たちが居てくれたから、わたしは、いまここに生きている。

だから、わたしも掬いたい。

言葉にならないその声を、人には言えないその夢を。親には言えなくても、第三者になら言えるかもしれない。

こんなにもくだらない大人がたくさんいる。

「ちゃんとしなきゃ」って思えば思うほど、追い詰められていくから。もっともっと肩の力を抜いていい。

子どもも大人も、ふらっと来れるような、「拠り所」をつくりたい。毎日なんて来なくて良い。自由に抜けても良い。飽きたらやめて、また戻ってきても良い。

乃井 万さんも、言っている。

「こころの居場所をつくること」

無償でなにかをするには、限界があることも知っている。わたしと旦那だけで、手が回らないことも知っている。

そもそも人が集まるかどうかすら、分からない。わたしのただのエゴなのかもしれない。

なにもわからない状態で、0から1を作ること。

そんな場所を作るには、どうすれば良いのか。

ずっとずっと考え続けている。

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紫吹はる
いつもありがとうございます。愛用していたパソコンが壊れてしまったので、新しいパソコンを買うための資金にさせて頂きます。