昭和12年1月の「現代落語家名鑑」より⑥ 横浜生まれで英語が堪能だった才人・初代柳家三語楼は、金語楼や志ん生の他、初代権太楼(新作で人気)や音曲の柳家三亀松ら、クセスゴな後進を育てました。1938年3月に誕生した志ん生の次男(志ん朝)に「強次(きょうじ)」と名付けたのもこの人。
落語家・金原亭馬生。地味ないぶし銀と思われがちで、父は落語家で知らぬものがおらぬ「古今亭志ん生」。弟も同じく天才「古今亭志ん朝」。娘は中尾彬の妻で女優の池波志乃で周辺は華やかだ。しかし、一度聞いてほしい。練りに練られた馬生の技は初心者にもわかりやすい一流だ。オススメは「親子酒」!