佐々田 法男
私の読書の覚えとして、読後感や引用を書き留めたものです。
勤めていた会社で若手・中堅社員の方々に機会をとらえて話していたネタです。 仕事を進めていくうえでのヒントになればとの思いで自分なりにまとめてみました。 「平成時代の日本企業」の記憶なので、今の時流からすると“化石”ですね。
買物・外食等の覚えです
新聞や雑誌の記事を材料に、思い浮かんだことを書き留めています
ノンジャンルの雑感です
最近読むエッセイと言えば五木寛之さんの本に偏っているので、少しは別の作者のものをと思い、いつも利用している図書館の書架で見つけました。 遠藤周作さんのエッセイは、どうやら15年ほど前「ボクは好奇心のかたまり」を読んで以来のようです。 昭和49年(1974年)7月から昭和50年(1975年)12月にかけて毎日新聞に連載されたコラムを書籍化したもので、ひとつの諺や名言、格言をとり上げては、それを材料に遠藤さんが思うところを語った小文集です。 さすがに “エッセイの名人
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始ました。 この作品は「第26作目」です。今回の舞台は “津軽(青森県)”。 津軽地方は、仕事関係で訪れたことはありませんが、学生時代の旅行で、下北から弘前、
いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 ちょっと変わったテーマを追った “トラベル・エッセイ” ですね。 「ナマハゲ」以外には聞いたことのない祭ばかりでしたが、その背景やしきたりはその地の人々の生活に根付いたものであり、どれもとても興味を惹きました。 ただ、それぞれの祭に関する記述については、実際に “祭” の現地に足を運び、自分自身の感性で “祭” が発するスピリットを体感してのものとはいえ、著者の大石始さんの体験の覚えが中心
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始ました。 この作品は「第25作目」です。今回の舞台は “志摩半島(三重県)”。 三重県は、唯一私が足を踏み入れたことがない都道府県です。せめていつか伊勢神宮
いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 岡本太郎さんの著作ということで、迷いなく手を伸ばしました。 内容は、岡本太郎記念館館長でもある平野暁臣さんがプロデュースし “岡本太郎さんの言葉” を集めたものです。 改めて岡本さんの “強い言葉” には大いに興味を惹かれ、また刺激をうけました。 それらの中からいくつか覚えとして書き留めておきます。 まずは、「きみは自分自身と闘え。」とタイトルされた小文から、いかにも岡本さんらしいメ
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) このところ気分転換に読んでいるミステリー小説は、全作読破にチャレンジしている内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” に偏っているので、機会があればあまり馴染みのない作家さんの作品を読んでみようと思っていました。 本作品は、最近観た同名映画の原作です。 ただ、映画化にあたってはオリジナルストーリーに改変されているとのことだったので、元々の「原作」ではどんな感じだったのか確かめてみようと手に取ったものです。 小説
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) 最近聴き始めたpodcast番組に著者の東京大学史料編纂所教授本郷和人さんがゲストで登場していて、歴史の捉え方をはじめ様々な歴史学習の意味についてお話しされていました。 なかなか興味深い内容だったので、その番組でも紹介されていた本書を読んでみようと手に取ってみたという次第です。 さて、読んでみた感想です。正直、期待していたものとはかなり違っていました。 私の場合、ほとんどの本は、図書館の蔵書リストから検索し
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 “生物の進化” は個人的にとても興味のあるテーマなので、そのままズバリのタイトルの本でどんなことが解説されているのかとても気になります。 ということで、“生物学の素人” の私の興味を惹いたところをいくつか書き留めておきます。 まずは、ちょっと変わったところから「味覚の意義」について。 「苦み」や「酸味」は、毒物や腐敗物に対する
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) いつも聴いている大竹まことさんのpodcast番組に大沢在昌さんがゲスト出演していて紹介していた本です。 大沢さんの代表的な作品である “新宿鮫シリーズ” はほとんど読んでいるのですが、この “魔女シリーズ” は初めてでした。 お話を聞いていてその主人公の設定にちょっと興味を持ったので、先日から、いままで世に出たこのシリーズの作品を「魔女の笑窪」「魔女の盟約」「魔女の封印」と第1作目から第3作目まで読み進んで、
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) 昨年(2023年)発刊された新書ですが、とても話題になった本ということで遅まきながら手に取ってみました。 紹介文にも「認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る」とあって、とても気になりますね。 期待どおり数々の興味深い指摘や理論の紹介がありましたが、それらの中から特に私の関心を惹いたところをいくつか書き留めておきましょう。 まずは、著者たちの研究の切り口のひとつである
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始ました。 この作品は「第24作目」です。今回の舞台は “鞆の浦(広島県)”。 小説ですからネタバ
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) 少し前に、アンソニー・ホロヴィッツの作品を初めて読みました。彼の代表作として評価の高い「カササギ殺人事件」ですが、ストーリー展開のテンポがあわないこともあり、正直、私にはあまり響きませんでした。 とはいえ、ホロヴィッツはともかく当代の人気作家ですから、私ごときが一冊読んだだけでどうこう言うのはあまりに烏滸がましいということで、改めて手に取ってみたのがこの作品です。 ネタバレになるとまずいので内容には触れません
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 五木寛之さんのエッセイを見つけると、いまだについ手が伸びてしまいます。 「地図のない旅」というタイトルの本ははるか昔読んだ記憶があるのですが、長い年月を経ての “新” 版です。 先日来読んだ「Ⅰ」「Ⅱ」に続いて、本書「Ⅲ」が “完結編” となるようですが、内容は特段 “完結” を意識したものではなく、前作、前々作と同様に五木さんの普段
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) いつも利用している図書館の新着本リストで、タイトルに惹かれて手に取ってみました。 1984年に出版された「古代エジプト動物記」を改題したものとのことでちょっと古い本ですが、変わった切り口なので気になったものです。 読み通しての感想ですが、私が勝手に思い描いていた内容とはかなりズレていました。 もう少し対象の “動物” にフォーカスして、その生態や当時の人々との関わり方をもっと立体的に解説しているのかと思って
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) いつも聴いている大竹まことさんのpodcast番組に大沢在昌さんがゲスト出演していて最新作を紹介していました。 大沢さんの代表的な作品である “新宿鮫シリーズ” はほとんど読んでいるのですが、この “魔女シリーズ” は初めてでした。 お話を聞いていてその主人公の設定にちょっと興味を持ったので、先日まずは第1作目、続けて第2作目も読んでみました。ここまでくると、ものはついでで、第3作目にも手を伸ばしました。
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。) 少し前にNHK〈ラジオ深夜便〉で放送されている「絶望名言」を書籍化した本、「NHKラジオ深夜便 絶望名言」「NHKラジオ深夜便 絶望名言2」を読んだのですが、その中のブックガイド欄で番組の出演者である頭木弘樹さんがご自身の著作として紹介していた本です。 対称的な思想家・作家と言われるフランツ・カフカとヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの数々の名言を並び置いて “希望と絶望” の滋味を味わおうという趣向です。