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『座・高円寺寄席』

昨日は夕方から高円寺へ。
『座・高円寺寄席』at 座・高円寺2

高円寺駅から歩いて5分弱

私は初めて伺いましたが、今年で14回目となる
『高円寺演芸まつり』の一環の落語会です。

この落語会のサブタイトル
『噺三昧 これぞ大盤石』とあるように聞き応えある高座💕

ご出演は・・
三遊亭兼好師匠
桂吉坊さん
桂文治師匠
古今亭志ん輔師匠

実は初っ端からハプニングが❗️
前座さんの出囃子が流れ緞帳が上がると"めくり"に兼好師匠の名前が・・。
と同時に兼好師匠 が上がってらした。
何と、「この後に別の会がありまして・・」と。
どうもダブルブッキングらしく、出番を一番初めにしてもらったそう。

そんなプチパニックな状況の兼好師匠でしたが
まくらでの"Apple Watch"
の件に爆笑🤣 その勢いのままネタへ。
噺は兼好師匠の工夫いっぱいの『粗忽長屋』
肩の力を抜いた話しっぷりは兼好師匠唯一無二の話しっぷり💕大急ぎで高座を降りていかれました。

兼好師匠「この後、前座さん上がりますから」と言っていたものの、次に上がられたのは 桂吉坊さん。一同またまた(?)な顔で吉坊さんを見ていると「皆さまの困惑ぶり、わかります」と😅

吉坊さん曰く、兼好師匠は同じ日に、ご自身の"独演会"が、この後すぐあるのだそう。
おまけに、こちらの会は15時頃開演、独演会は19時頃とつい先日まで思っていたら何と
こちらは17時開演、独演会は18時開演(紀尾井小ホール)だったのだとか💦
そりゃパニくるわな😑
※どうにか間に合ったようです。

吉坊さん
まくらでは歌舞伎のトピックを。
現在歌舞伎座で上演中の"籠釣瓶花街酔醒"を引き合いに出されて、前日に見たばかりの私はうれしく聴かせていただきましたわ。

その流れからの『七段目』これが、絶品なのよ❗️トリの志ん輔師匠の計らいで、鳴り物入りで、
芝居大好き若旦那が何かと芝居仕立てで会話をするところを歌舞伎の場面で次々と再現する吉坊さん。
さすが幅広く古典芸能に精通している吉坊さんならでは。見せるわ、聞かせるわ、天晴れな一席でした。

仲入り後は文治師匠。
池袋演芸場の出番から高円寺へいらっしゃったところ池袋でも出番が変わったり、持ち時間がバラバラになっていたそう。

この席も持ち時間が長くなり「こんな話しをするつもりではなかった」というマクラを振って時間を稼いでからの〜「擬宝珠」
話し始めは、崇徳院?幾代餅?紺屋高尾?千両みかん?・・と思わせておいての『擬宝珠』

いつもより多めに、それもシニカルな入れ事入れての『擬宝珠』
こういう柔軟さは熟練した噺家さんでないとなかなかできぬもの。さすがですわ🥰

トリは古今亭志ん輔師匠。
なかなか生で高座を聴く機会はないのですが
寄席の番組が落語協会の時に何度か聞かせていただきまして、古典をがっつり聞かせるカッコいい師匠と思っておりました。

志ん輔師匠もなかなかシャープなマクラで一言目から惹きつけますわ😅
「今日はもう、これで(マクラだけで)上がりたい」なんておっしゃりながら、いやいやめっさ江戸前な『火事息子』を聞かせていただきました。

ロビーでは、橘右之吉さんの寄席文字、江戸文字の紹介をされていて、右之吉さんの工房兼店舗にディスプレイされている作品なども展示されていました。(時間によっては右之吉さんもいらっしゃって実演されていたようです)

"高円寺演芸まつり"来年も伺いたいと思います。ありがとうございます😊

絶品の4席!
橘右之吉さんの寄席文字・江戸文字の紹介

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