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2024年のうれしい発見

個人的には、2024年に大きな事件・事故もなく、無事に終わった。そういえば、コロナ罹患はつらかった。実は今も嗅覚障害は残っている。特に疲労が溜まると、鼻の奥がずーんと重くなって、胃酸のようなにおいがしてくる。耳鼻科に行ったのだが、副鼻腔炎(蓄膿症)ではないと診断されているのでコロナ後遺症であることが濃厚。ただ、花粉症も始まっているので、原因はわからない。鼻の奥が重くなったら、「休め」のサインだと思って、休むようにしている。とても動物っぽいが、悪くないシグナルといえるかもしれない。

さて、2024年の気づき、うれしい発見をご紹介しよう。

2024年のうれしい発見


1 すごい落語家を見つける

三遊亭圓朝の作品に触れていることもあり、落語をちょこちょこ聞いていた。それほど熱心なファンではないので、いろんな人をつまみ食いしているだけなので体系的な知識は持っていない。

これまで聞いてきたのは桂枝雀、立川談志、立川志らく、春風亭小朝、春風亭昇々、瀧川鯉斗、桂宮治と有名な落語家にランダムな接触をしてきた。比較的聞きやすい人たちを聞いてきたつもりだったが、何というか、音だけですごくクリアに頭に情景まで浮かんでくる落語家を見つけてしまった!

まず、立川志の輔師匠! 何をいまさら、おまえに言われんでも知っとるわ、と胸ぐらをつかまれそうだが、わたしの感動は、フレッシュかつプライスレスなので説明させてほしい。

わたしは志の輔師匠がすごいことは知っていた。ただ、龍角散のCM、某公共放送では毎週のように合点合点していたので、行儀のいい、そつがない、インテリでおしゃれ、ビジネスマン的な落語家なのではないかと侮っていた。毎年、渋谷のパルコを満員にしていることも知っていたが、パルコに出ているのは落語協会ともめて寄席に出られないからなのだろうし、スノッブな感じなんじゃないかと訝っていた。

ある日、勉強がてら、志の輔師匠の「死神」を通しで聴いてみたら、たまげた。これまで聴いたことのある「死神」の中で、最も鮮やかで、モノクロの紙芝居からフルカラーの映画を見せられたような衝撃があった。もちろん、相性の問題もあると思う。キャラクターを演じ分けるときの声音のわかりやすさ、日本語の聞きやすさ、息遣い、沈黙のすべての要素が絡み合い、そこには小宇宙が誕生していたのである。聴いているあいだ楽しくて、ずっとにやにや笑っていた。今年(2025年)のパルコは売り切れてしまったので仕方ないけれど、どこかの独演会に行きたいと思う。

次に、古今亭志ん朝師匠。勉強がてら真景累ヶ淵』を聴いてみたら、びっくり! 全部、聴きとれる。言葉がするする頭の中に入ってくるではないか。日本語が美しい。志ん朝は、志ん生師匠の息子さんであることも知る。

この二人の落語を聴いたのは、三遊亭圓朝作品を勉強するためだったのだが、『牡丹燈籠』『真景累ヶ淵』『死神』を創作した圓朝のすごさも再確認。

2 ブランド米はうまい

昨今、米が5kgで4,000円前後(1kgあたり800円)ぐらいで売られている。2kgでもそれほど割高ではない。ノーブランド米とブランド米にも大きな価格差がないので、思い切ってブランド米の2kgを買って食べてみたら、うまかった。ブランド米は米粒がつぶれず、べちゃべちゃにならない。何より、甘い! たまげた。白米だけでごちそう。お弁当に入れて冷えてもおいしい。農家の人、ありがとうございます! 

3 花を飾ると家が少し好きになる

わたしは今のアパートに14年ぐらい住んでいる。部屋には飽きているが、引っ越すのも面倒くさい。とはいえ、外出が続くと疲れる。気分転換になればと机に切り花を飾るようにした。

カーネーション(黄色)

これがとてもいい! 咲き誇っている感じもいいが、徐々に枯れていくさま、水切りをしたり、捨てるか捨てないかを考えるのも一興。切り花コレクションもいずれ記事にしたい(自分のために)

月に600円ぐらいでQOLが上がるのでおすすめ。

4 土岐麻子はおしゃれじゃないわたしが聞いてもいい

土岐麻子さんの存在はずっと知っていたが、洗練されたアーバンポップスは自分には合わないと思っていた。ベストアルバムを聴いてみたら、何これ、わたしが好きな曲調ばっかりじゃん、ということで、今、いろいろ聴いている。

いいですか、オシャレじゃない人も、オシャレな音楽を聴いてもいいのです。

5 隣の自治体の図書館がすごい!

わたしの住んでいる自治体の図書館はそれなりに蔵書数が多く設備も充実していると思い込んでいたのだが、隣接している自治体の新しくオープンした図書館に行ったらすごかった。勉強机コーナーも、読書専用テーブルも、パソコン作業用デスクなども、きれい! 借りた本も、返却もポストに入れるだけで、カウンターに行かなくてもいい。本の見せ方も工夫されており、知らない本を思わず手に取ってしまった。読みたい本がたくさん見つかる作りになっている。

この図書館近くのアパートに住みたくなり物件検索したが、家賃が3万円ぐらいプラスになりそうなので、電車で通えばいいという結論に達した。おらが村が一番いい、というのは悪くない考え方だが、無知蒙昧はやはり避けたい。

6 やっぱりTSUBAKIはすごい!

長年、資生堂のシャンプーのTSUBAKI(赤・白両方)を使ってきたのだが、発売元が変わったこともあり、この一年は花王やらアウトレットで少しお高いシャンプーなどを使ってみたのだが、しっくりこない。わたしの髪は太くて量も多い。美容師さんに驚かれたことも一度や二度ではない。機能性の低いシャンプーとトリートメントだと、髪がまとまらず、爆発する。

そんなわけでTSUBAKIの新しいシリーズ(黒)に出戻りしたところ、びっくり! まとまるし、指通りがいい、ガサガサしない。今年はこれを使い続けようと思っている。


自分で書いていて気付いたことが二つある。全部2024年下半期の出来事で、上半期のことは思い出せなかった。すべて忘却のかなた。これからはちゃんとメモを取ろう。あと、消費者的な視点しかないので、2025年はちゃんと何かを作ったり、経験をしていこう。

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佐藤芽衣
チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!

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