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エッセイヤマダ

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風呂の前に物語に浸かる

風呂の前に物語に浸かる

はじめての韓国小説を読む。

ハン•ガン「別れを告げない」

月が照らす秋夜
街灯のそばに車を停める。

サンルーフから月が見える。
月あかりで、この本の”第二部 夜”を読みたかった。

さすがに月あかりは弱い。
夜路は照らすが本までは照らせない
しょうがない街灯の灯りで我慢しよう。

ページを捲る。
うん。よい雰囲気だ。

僕は本にはカバーをしない。
読み続けるに従ってクタッとした紙の使用感が読

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ツンドクソウル

ツンドクソウル

”一冊の本が人生を変え奇跡を起こす”
そんなことほんとにあるの?

『そんなことほんとにあるよ。』

今回はそんな話。※再下記にエピソード付

金曜日の仕事帰り
作業着を着たまま車で1時間走り、十和田市の”ツンドクブックス”へいった。
週末の給料日前はルンルンな気分。
給料日前なのになぜルンルンなのか?って?
それは1ヶ月、この日の為に日々節約し、本を購入する資金を貯めておいたからだ。
明日はよう

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本は食べれる、知識食だ。

本は食べれる、知識食だ。

本はやっぱイイ。
ドキドキ感が湧いた本を紹介する。 

そしてこんなワクワクした本を置いてくれた「ツンドクブックス」さんにも感謝。

一カ月に一回の巡礼。
十和田市にあるツンドクブックスに給料が入る前日に僕は行く。
次の日の給料を当てにして、
今月分頑張って給料をうかした分だけ、目一杯この日に本を買う。
一カ月に一回の僕の楽しみだ。

50歳を目前にどうした?
知識欲が半端ない。
この日は¥12,

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”出会い”は一生もの

”出会い”は一生もの

子供の所属する野球チームの3年生を送る会があった。
暑い夏に甲子園を目標に頑張った3年間が終わった勇姿たち。

僕の子供はまだ一年生なので、親としての今日の会は裏方作業で参加した。

ベンチを並べて最後の記念撮影。
その影に見覚えのある先生の顔があった。

「今は顧問だから、あまり普段顔を出さないんだ」

彼は、僕が高校生の時の野球部の監督だった。

27年ぶりの再会。
こんな再会ってあるんだな。

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”いきる”興味

”いきる”興味

僕の身の回りには”時間”の制限がない。今日だけ。

”時間”の制限を濁している。誤魔化している。とでも言い換えると分かりやすいかな。

普段、君は時計を何回みる?
数えてみよう。
その時、時計を見るたびに”時間”を意識するよね?
もし、その”時間”となる基準の時計を混乱させたらどうなるでしょう。

僕はたまに(休みの時)身の回りの時計の時間をいじる。

室内にある壁掛け時計
目覚まし時計
腕時計

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贅沢な時間のお裾分け

贅沢な時間のお裾分け

今朝は冷え切った朝だった。
気温3度。
風は無く我慢できる程度の寒さ。
ノースフェイスのウィンドシェルを一枚羽織って種差海岸へ向かう。

朝6時。
誰もいない。

朝日の写真を撮りたかった。
夢中で映えそうな場所を探す。

こんな感じで撮れた。
映画マイ・ブロークン・マリコに使われた場所を探すが、なかなか見つけられない。
こりゃ12/14(土)にSG GROUPホールはちのへで上映される時に、上映

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記憶の思い出BOX

記憶の思い出BOX

昔住んでいた社宅が取り壊されていた。

秋晴れがサイクリングを誘い、スーパーまで食材の買い出しにいってきた。

その帰り道の出来事だった。。

しばらく壊されるのを見つめる。

「確かに何年か前に、僕ら家族の物語はここにあった」

建物がなくなるということは、記憶もなくなるということだ。

その場所の窓から見える景色
入ってくる風
周辺の音
近所の声

その場所で、それらを感じることはもうない。

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心のエッセイスト

心のエッセイスト

心のエッセイストとは大それた言いまわしだ。

そんなのは”無い”が、とりあえず思い込んでみる。
何事も”思い込む”と”そんな気がしてくる”ものだから。

いいかい?
ここには重力がある。
しかし、今から1分間は重力の無い世界にいきます。いいですか?いきますよ。目を手のひらで隠して下さい。「セーの。。」

どうでしょう。
その1分間。あなたは何を想像しましたか?

僕は横になり、両手で目を塞いだまま

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別世界の私

別世界の私

タイミングってある。

それは悪いタイミングもあるし、
とっても良いタイミングもある。

今夜は秋の名月が綺麗な夜だ。
風もとっても心地よい。

スマホを取り出し”sade「by your side」”を聴く。。

合致した。

温かみのある風が気分を優しく音楽と共に盛り上げていく。これだ。”タイミング”だ。

雲に隠れていた月が顔を出した。

これだ。”タイミング”だ。

自分の今持ち合わせた気

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白マドの灯り

白マドの灯り

八戸市美術館の白い壁面に映画を投影する”ゲリラ上映集団”がいるという。

日が落ち暗くなる頃に
その集団は現れる。

サッと仕掛け
終わるとサッと撤収していく。

街のバスや車、通りがかりの人達の声、足音。18:00のチャイムなど
日常の音そのままの状態で、屋外のオープンな気温を感じながらの映画鑑賞。
「うん。最高ー」

上映作品は古いものが多い。
それも味がある。

古く懐かしく笑える。
いつし

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弱スパルタ

弱スパルタ

お盆に実家へ帰った時に母親のノートパソコンが埃被って置いてあったのを発見した。

僕:「これ動くの?」
母:「高かったからねぇ。使えるよ。持ってく?」

使えるものなら持っていきたい。
もう、ポチポチスマホで小説を書くのも疲れた。
この間の視力検査で、0.1さらに目がわるくなっていた。
このまま”スマホ作家もどき”をやっていると、年0.1ずつ⤵︎視力を失うことになる。
メガネをつくっても、いつもど

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ユメマチ②

ユメマチ②

八戸市の夜の街にも「夜の本屋」がある。
ブックセラーバー”and books”さんだ。

🍹🍹🍹
”and books”さんは八戸ブックフェスにも参加していて、普段は昼から飲める本屋”GERONIMOジェロニモ”を運営。
夜19:00を過ぎると、
店主:本村さんは”ジェロニモ”から”and books”へと八戸の本文化を”持ち回り”してくれている。正に「本のマチ 八戸の”夜看板”の店」となる

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ユメマチ

ユメマチ

待ちに待った一年に一回の八戸ブックフェスの日。
充実した日になった。
それは偶然的に集まって動いた鼓動
偶然的だと思っていたが、必然的に会うべくしてあった。
というような。
不思議な塊の日。

去年参加し八戸市民の本に向かうガチな姿勢に圧倒され楽しかったのを覚えている。
他県からの書店一同も集まり、八戸から他県への発信も忘れない、のもいい。
今年は二日間の開催。
めちゃくちゃ楽しみ。
午後14:0

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技巧的なズレ

技巧的なズレ

人と話をするのは疲れる。
家へ帰り、お風呂あがりに布団に横になる。
ぐったりだ。
何でこんなにも疲れるんだろう?
今日を振り返ってみる。

”間”だ。
人と人とが、隣あって逃げ場のない状態は
”間”を取り持つ工夫が必要だ。

最初はいい。
お互い席が隣だという新鮮味で、「あっ。どうも。宜しく」など、
挨拶をしながらさりげない会話ができる。
しかし、それが何時間も続く‥となると、どうだろう?
もはや

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