人気の記事一覧
(新訳版)哀しいカフェのバラード/カーソン・マッカラーズ (著)、村上春樹 (翻訳)、 山本容子 (イラスト) 刊行記念:山本容子銅版画展
カーソン・マッカラーズ (著)、村上春樹 (翻訳)、 山本容子 (イラスト)による単行本の出版記念版画展。 本に収められた挿絵の元となった版画が展示されていた。 会場にはモノトーン(薄い黒乃至赤色)の版画が並び、その下にはフレーズが日本語と英語で書かれている。 展示作品の一覧 丸善丸の内本店 フィクション2位 物語がひらかれる 江國香織 小説が絵と共に存在するとき、文字のみの場合とこんなに空気が変るものかと驚く。こわいほど風通しがよくなって、物語が目の前にひ
スキ
62
『ライ麦畑でつかまえて』(The Catcher in the Rye)J.D.サリンジャー ~ここは、「勝ち負け」を決めるための場所なんかじゃない!
今回は、昨今では村上春樹氏の翻訳でも知られる、「ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)」(1951)を取り上げます。 すでに多くの評論や解釈が行なわれてきた作品なので、ここでは特に個人的に印象に残った人物や場面などを挙げ、感想は末尾で少し述べるにとどめておきます。 尚、記事内の日本語訳の一部は、野崎孝氏版(白水Uブックス)をベースに少し調整を加えさせていただいております。 クリスマス前夜、ある少年の孤独な三日間 まず、作品の概要をまとめておきます。 主
スキ
499