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心のエッセイスト

心のエッセイストとは大それた言いまわしだ。

そんなのは”無い”が、とりあえず思い込んでみる。
何事も”思い込む”と”そんな気がしてくる”ものだから。

いいかい?
ここには重力がある。
しかし、今から1分間は重力の無い世界にいきます。いいですか?いきますよ。目を手のひらで隠して下さい。「セーの。。」

どうでしょう。
その1分間。あなたは何を想像しましたか?

僕は横になり、両手で目を塞いだまま、空中を浮遊した自分の姿を想像しました。
それはそれは心地の良い想像でした。。

でしょ?でしょ?
と、いうことは‥、やはり僕は”浮遊”したのです。
想像の中でしたが、”浮遊”しました。そして、”心地よかった”。。
これは想像です。
でも、”心地よかった”のです。

不思議ですね。でも結果的に”心地よかった”というゴールへ行き着きました。

それでは次。

目を瞑り‥「(目を10秒瞑り、1から10秒を数え、ジャスト!”10ジュウ”のタイミングで勢いよく目をバッチリ開ける)
その時に、僕の視力は良くなった!とってもよく見える!と声に出して言う。」

どうだい?
目が良くなったろ?

そして、これを短距離走へ活かす。
「よーい。。ドン!」
と走りだす。
軌道に乗ったところで一度目を閉じる。すると自分の吐く呼吸、接地する靴の音、風の抵抗をシンプルに感じることができる。
その瞬間、自分は風に乗って走っているイメージがわく。
6歩ぐらいの距離を進んだあたりで、「グワッ」と、目を開けると、その風に乗った感覚で速く走れるのだ。

何が言いたいのか?
要は”思い込み”だ。

太陽が昇り、ギラギラと日差しが当たると”暑い”と言い、
シンシンと静かに積もる雪を踏み、”寒い”と言う。
それはそれで仕方ないのだが、少しは”思い込み”で”軽く”はできる。
いつもより一枚多く着たから、今日は寒くない。
日差しを遮る帽子を被った日は昨日よりマシだ。
なんてね。

そんなこんなで自分を操る。

本を読んだから頭が良くなった。
沢山寝たから今日はスポーツで活躍できる。

こじつけでは無い。
”思い込む”んだ。

僕は今日”思い込み能力”を使った。

それは、嫌いな人の事を「めっちゃいいひとだ」「いいところもある」、と”思い込んだ”。。

その人との会話の中で、頬が上がる自分の顔をみた。「あっ?俺笑ってる!?」

その日は何か、いいことがあった日のように思えた。わからないが、帰り道は気分が良かった。

”心にいつも太陽を”と何かのテレビのオープニングで誰かが歌っていた気がする。

いつも太陽を…

それは気の持ちよう、なんだと今思う。

あの子は明るい性格だ。と思えば明るいのだ。
どんなに暗い夜道も真っ暗だ、ということはない。少しは歩けるぐらいの明るさはある。
それも風流だと言えば風流になる。
物も言いようだし。

あゝ
世の中は思ったよりマシだと。
誰か言ってくれたらいいのにナア。

落ち込むだけ贅沢。世の中誰も励ましてはくれないからサ。

自分をコントロール。自分は神。何にでもなれるさ。

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