数年前、ご主人をしあわせの絶頂期に突然亡くした友 その人も母がいなくなった私を思い、夏葉社「さよならのあとで」と言う本をくれる 昨日、彼女に若松英輔さんの「悲しみの秘義」を読んでいる話しをするとやはり彼女も読んでいた そうか同じ道を歩いている 私は彼女のあとを追いかけている
もしきみをおいてゆくことがあったら この本を読んで救われてね
「死はなんでもないものです/私はただ/となりの部屋にそっと移っただけ・・・」死を迎えた人から残された人へ贈られる、とても慈愛に満ちた言葉です。愛する人を亡くして、悲しむ人々の魂を包み込みながら、優しさを称えているかのような本書は、詩の力や言葉による癒しを身近に感じられる一冊です。