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#読書
小説家が推奨する積読を確実に消化できる方法とは?
欲しくて買ったはずなのに。読みたくて買ったはずなのに。
気づけば、買ったはいいものの、本棚を圧迫し、溢れだし、縦に積まれていく積読の山。
上のバナー画像は別人の写真ながら、置かれていた状況は似たようなものだった。2m近い高さの本棚が壁一面に並べられ、その数4個。カラーボックスにもビッチリと隙間なく本が詰められ(並びではない)あらゆる棚の上には本が積もっている。
山だ。この山をどうにか、解消しな
つながる読書:『名場面でわかる 刺さる小説の技術』
つながる読書、第2回。
第1回からだいぶ間が空いてしまいましたが、まだやります。
今回の本は、前回の『夜は短し歩けよ乙女』から京都つながりで、京大出身の三宅香帆さんの本をチョイスしました。
前回はこちら↓
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いつか書いてみたいもの。それが小説。
読むのは好きだけれど、書くのはなかなか手を出せていない。それには理由がある。
実は、小学生の
ChatGPTに戸惑っている人が読むべき「すごいSF本」名著4冊
『「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門』著者・冬木糸一インタビュー
話題沸騰「ChatGPT」の先に見る未来――冬木さんが厳選してお勧めするSFをテーマ別に紹介していきたいと思います。まずは、「最新テクノロジーを考えるためのSF」というテーマで選んでいただけますか?
冬木糸一(以下、冬木):最新テクノロジーということでまず外せないのは、昨年末から話題沸騰中の「ChatGPT」
売れる本ってナンダ!【#推薦図書】
ひとつ前のnoteで、書店がどんどん失くなっていくというグチを延々書いた。
書店減少を食い止めるために、ただの読者好きにできることは何か。
考え続けている。
そんな時に出会ったのが、額賀澪・著『拝啓、本が売れません』である。
この本が、めっぽう面白い!
本づくりに携わるさまざまなプロフェッショナルたちに、著者が話を聞きに行くのだが、改めて本をつくるのに、これだけ多くの人の思いが詰まっているん
女性同士の恋愛を描いた全米図書賞受賞作 Malinda Lo『Last Night at the Telegraph Club』/ケイシー・マクイストン『明日のあなたも愛してる』(林啓恵訳)
今回は、中国系アメリカ人作家Malinda Loの『Last Night at the Telegraph Club』を紹介したいと思います。2022年度の全米図書賞児童文学部門(National Book Award for Young People's Literature)を受賞した作品です。
あのサラ・ウォーターズが推薦
この本のAmazonのページを開くと、全米図書賞児童文学部門
ブックマークの時代に『スピン』を愛したっていいじゃないか
栞紐を見れば、その本がどんなふうに読まれたかがわかる。
先がボロボロになるほど何度も読み返したんだなあ。こちらは美しく折りたたまれているから、買ったいきおいのまま読み切ったのだろう。いや、その割に表紙が擦れている。ほつれないよう大切に大切にページをめくったのかもしれない。おや、こちらは折れ目がついている。先を出しっぱなしで本棚に収めたにちがいない。
全ての本についているわけでなく、カバーや帯ほ