手元に置いておきたい1冊。「うんざりしちゃうような正しさを大事に抱えているより、間違ってるかもしれないけれど、自分に嘘をついていない生き方の方が、ずっといいなって」。本を読んでいると、一生覚えていたい言葉に出会う。こういう体験は活字ならではかもしれない。耳で聞くだけではない言葉。
運命の出会いは物語の中だけかもしれないけれど、現実世界でも、ひとりくらいは人生を変える出会いがあるはず。でも、たとえ運命の出会いでも、自分が受け入れずに通過してしまったら、何も変わらないんだなと痛感。運命の人は、自分の在り様によって変わるから行動あるのみかな。
箱根駅伝に限らず、多くの暮らしが戦争で途切れた。再び戻ってきたものもあれば、永遠に失われたものもある。箱根駅伝目前の師走の終わりに読めてよかった1冊。100回を超えた箱根のタスキは来年も無事繋がるはず。駅伝を過度なドラマに仕立てるよりも、連綿と続く歴史を感じた方が私は感動する。
MGCもオリンピックも思い出すー…。フィクションなのに、あの日々をもう一度体験しているみたいな感覚。東京オリンピックのマラソンは本当に過酷だったな^^;仙波くんが、新しい仲間と新しい世界で全力で走っていてくれたから、とてもうれしくなった。都ちゃんのその後も気になるところ^^