肥前文俊@ラノベ作家
青雲を駆ける(主婦の友社・ヒーロー文庫)イラストレーターは3さん。 小説家になろうに投稿した作品が書籍化しました。 1-6巻が刊行済み。続刊も決定しています。20万部ぐらい刷ってます。 基本的にはほぼ書き下ろし。一部登場人物やストーリーが変わっています。 現在にわずかに存続する野鍛冶が、青銅時代レベルの文化水準の島に突如移動してしまったら……? 製鉄技術も知識もあり、野鍛冶という道具作りのスペシャリストの活躍が読めるお話です。青銅器・ローマ時代などについて、できるだけ資料に
#書き出し祭り公式 主催者の肥前文俊です。 いつも書き出し祭りに参加いただいている作家、読者の皆様には、いつも盛り上げていただき、最初に感謝の気持ちをお伝えします。 本当にありがとうございます。 さて、このような引用リツイート/ポストが来たため、これをよい機会に、運営の問題対処についてのスタンスを明らかにしておこうと思いました。 ”規模を大きくするなら、主催者さん、やはり、今ある問題に対処した方が良いぞ、、、 人が増えると、今の小さなボヤが、後に大火事になる、騒ぎたい
たまに小説の書き方の悩みについて相談を受けます。 特に多いのが、小説を書きたいと思っているのに、全然文字数が増えない(書けない)というものです。 別にサボっているわけではなく、スランプというわけでもないのだけれど、「毎日1時間とか2時間とかかかって、数百字書けたら多い方」という方が案外多かったりします。 どうして自分はこんなにも書くのが遅いんだろう、と深刻に悩んでいるわけですね。 で、そういう方に何度も話を聞いてみると、共通したパターンがあることが分かりました。 それ
こういうツイートをしたところ、ありがたいことにたくさんの回答をいただけたので、お悩みについて私なりに回答をしてみました。 1.本気で、全力で答える 2.できるだけ悩みに沿って答える を目的にしていますが、人によっては響かないこともあるでしょう。 ただ私は本気でこう思ってますよ、とだけは伝わってほしいです。 過去の自分の作品を超えられるイメージが湧かないのですがどーすれば? これは質問の意図が、自分の評価なのか、世間的な評価なのかに分かれますよね。自分の評価ならば、そこ
創作活動、特に執筆って、書き始めの時がものすごく楽しいんですよね。 テンションも高く、モチベーションもバッチリ。 勢いよく書けるという人が多いです。 ところが、話が進むにつれてどんどんとモチベーションが維持できなくなり、書くのが難しくなってくる。 手が遅れだし、余計な思考が頭の中で駆け巡って、ついには手が止まる。 (なんでこんな苦労して続けなきゃならないんだ……?) こんなふうに思いはじめたら、終わりの始まりです。 あれだけ書きたかったはずのストーリーが、急になんだか
世には読みやすく分かりやすく、伝わりやすい簡単な表現こそが優れている、という意見がどんどん強くなってきています。 そういった文章術の本も、多数出版されています。 それだけ世間にあふれる情報量が増え、人の消化できる余裕が減っているのでしょう。 ですが、あえて強く言いたいのですが、盲信するのは危険です。 分かりやすさには、とても大きな欠点を抱えているからです。 分かりやすさに潜む欠点を知った上で、扱うのならば良いのです。 ですが知らずに目指すと、大きな痛手を食らいかねません
大半の人は、毎日時間に追われています。朝一番慌てて食事をかっこみ、慌ただしく仕事や学校に出かけ、帰ってきたら諸々の用事や家の細々としたことに時間を奪われ、気付いたらもう寝る時間。 「これじゃまともに創作なんてできない!」 こんな悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか? 「創作時間をどうやって作っていますか?」 「兼業なのにどうしてそんなに活動できるんですか?」 といった質問を受けることがあります。 私は兼業作家として、年に3冊ぐらい出版しています。 個人企画の運営
欲しくて買ったはずなのに。読みたくて買ったはずなのに。 気づけば、買ったはいいものの、本棚を圧迫し、溢れだし、縦に積まれていく積読の山。 上のバナー画像は別人の写真ながら、置かれていた状況は似たようなものだった。2m近い高さの本棚が壁一面に並べられ、その数4個。カラーボックスにもビッチリと隙間なく本が詰められ(並びではない)あらゆる棚の上には本が積もっている。 山だ。この山をどうにか、解消しなくてはならない。 たくさんの未消化の本が溜まることで、心を圧迫されるのが嫌だった
支持される作品には強みが必要。 自分の弱みを補おうとしても、あまり効果が薄い……という話を前回のnoteではお伝えしました。(この記事は一番重要な部分までは無料で公開しています) ですが、実際問題として、自分の強みを正確に把握することは難しいと多くの方が考えています。 そして、自分の才能を把握できずに苦しんでいます。 ところが、第三者からすれば分かりやすいことも多いものです。 「あの人、あんなにも才能に溢れてるのに、もったいない使い方してるなあ」なんて、思ったことはありま
悪くはないんだけど、なんだかパッとしないんだよな……。 物語に触れて、こんな感想を抱いたことのある人は多いのではないだろうか? あなたは、人気の出る作品の本質を知っていますか? 平均点の作品に未来はない作品に必要なすべての要素を、まんべんなく及第点に達した作品と言うのは、じつは全然人気を得ることができない。 キャラはそれなりに立っている。 物語にもメリハリはあるし、文章表現も下手ではない。 心理描写もあれば、セリフもそこそこ。 致命的な問題はない。でも物足りない。 だ
実際に役に立つのか、立たないのか。 分からないけれど、何かの刺激にはなりそうなツイートを今回も集めました。
書き出しばかりを集めたサイトです
小説を書く人の悩みポイントというのは、驚くほど似通っている。 それはアマチュアでも、プロでも大きくは変わらない。 クライマックスや最初から書きたいというシーンはスラスラっと筆が動く。 あるいは、書き出しは得意という作家もいて、序盤もラクに書ける。 ところが、一度書きたいシーンを書き終えて、次の盛り上がるシーンにいたるまでの途中、ここが難しい。 とたんに筆が鈍り、そして描写もなんだかダラダラっとして、魅力に欠けてしまう。 そんな悩みを持っている人が多い。 なかには盛り上が
出版社には紙で本を購入してもらいたいという要望が以前から強いようです。 私が書いているライトノベルにおいても、「紙の売り上げが足りないので打ち切られました」という話がチラホラと聞こえております。電子ではそこそこ売れてるのにです。ほんと怖いです。 また、とある公式Twitterアカウントで、「あともうちょっと紙が売れたら続刊できるからぜひ買って欲しい」とツイートされているのをみたことがあります。 紙の本の影響で続刊が決まる。 これは出版社のシステムなのでしょう。それに対して
通称グラブル。 正式には「グランブルーファンタジー」をプレイし始めたのは、友人がハマっているゲームがあるのを知ったのが最初だった。 その頃はまだ時間にも追われておらず、プレイしたのが運の尽きというやつだろうか。 気がつけば紹介してくれた友人よりもハマっている自分がいた。 初めて入ったSSRのキャラ。 少しずつ増えていく魅力的なキャラたち。 敵からドロップし、鍛えられていく装備。 毎週のように開かれるイベントストーリーは、よくできたものもあれば、不出来なものもあったが、ど
小説はキャラがすべてを決める、と言ってもけっして言い過ぎではありません。 誰がなにを考えて、どう行動したのか……。 その積み重なりが、物語の流れを決定づけるからです。 本当に心に残るクリエイティブな作品を思い返してください。 そこには魅力的なキャラが必ずいるはずです。 私の知るとある編集さんは、「キャラさえしっかり立てれる作家さんだったら、多少文章力が低くても安心して仕事が任せられる」と言っていました。 ところが、世の中にはこのキャラを上手に表現することに苦手意識を持っ