樹田 和(いつきた なごむ)

読書家を生業に出来たらと夢想するただの読書狂(ビブリオマニア)。 26年目のツレアイとの共同筆名ですが、こちらでは私が本や読書の話を中心に勝手に書き散らかしています。 お暇な折に目通しいただければ幸いです。 (ASP参加中)

樹田 和(いつきた なごむ)

読書家を生業に出来たらと夢想するただの読書狂(ビブリオマニア)。 26年目のツレアイとの共同筆名ですが、こちらでは私が本や読書の話を中心に勝手に書き散らかしています。 お暇な折に目通しいただければ幸いです。 (ASP参加中)

マガジン

  • 新書沼へようこそ

    新書最高! 手軽な大きさとお手頃価格。 専門的な知識が比較的わかりやすかったり、知らない世界を垣間みたり。 知的好奇心のツボが刺激されすぎて、頭の中に快楽物質が溢れかえること間違いなし! と、新書に耽溺している樹田 和が、実際に読んでみて面白かったものをご紹介していきます。 私の趣味興味で選んでは紹介するものなので、ビジネスなどに役立つものではないかもしれませんが、興味を持たれたらぜひ一度手に取ってみてください。 以下、編集(?)方針。 ①表題にするのは必ず新書←新書沼だからね ②選書は蔵書から ③1回以上読んだ後に読み返しながら書く ④引用もします ⑤だけどネタバレはしないように(要約ではない) 出来るだけこの感じで、続けていければと思います。 よろしくお願いいたします。

  • 【読書関係】私の読書 私と読書

    読書とそれにまつわることのまとめ。 主なコンテンツ(?) 【私的読書生活】読書についてつれづれつらつらと書き連ねたもの 【週刊読書録】その週のおすすめ本などを紹介。2022年1月から続けています。 他のマガジンで個別にまとめている記事多数です。

  • ステキノート

    noteに溢れる沢山の素敵。 その中に埋もれてしまわないように。 何度でも読み返せるように。 他の方の記事をまとめています。

  • 【週刊読書録】

    その週に読了した本や、読みかけの面白い本、おすすめ漫画(ツレアイからの紹介あり)、これから読みたい本を紹介しています。 大体1週間に1回くらいのペースで更新予定。 なんだかんだで続く限りはと、マガジンにしてみました。 というか、回数をよく間違えるので、自分用にまとめてるだけですが。(そしてまとめても間違えること多くて恐縮です…。) なお、見出し画像は基本、その時に「読書」または「本棚」と検索して、目に止まった素敵な写真を使用させていただいています。ありがとうございます。

  • ステキコトバ

    本に溢れる素敵な言葉を引用して紹介していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】「樹田 和」について

はじめに#note1ヶ月連続投稿達成記念 2022年5月16日にnote1ヶ月(30日)連続投稿を達成することができました。 (2023/03/02現在、毎日投稿継続中) これもひとえに読んでくださるあなたのおかげです。 ありがとうございます。 そこで今日は改めましての自己紹介。 (時々、思いついたら追記します。) よろしければお付き合い下さい。 なお、長いので、よろしければ、見出し等もご活用下さいませ。 「樹田 和」とは共同ペンネームというか、ユニット名というか。

    • “いったいどうして食べるのか”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.20》

      『毒があるのになぜ食べられるのか』/船山信次以前、こちらのマガジンvol.2にて紹介した『世界史を変えた薬』にも引用のあった船山信次氏の著書(2024年に日本薬史学会の会長に就任されたそうです!このたび名前検索して知ったのですが)。 比較的身近な植物である野菜などを中心に取り上げた、身の回りに溢れる「毒」についての読み物。 こちらもvol.12にて紹介した『発酵の科学』にあった言葉ですね。 自分にとっての都合不都合で区別しているだけ。 一面的なものの見方をすることへの注意

      • “まずは知ること”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.19》

        『女性天皇』/瀧浪貞子実は、大学生の時の学部が史学系で、日本史好きなのです(特に飛鳥~鎌倉時代が好き)。 なので、天皇についてもある程度、勉強はしたわけです。 (日本書紀読解のゼミ…しんどかった……) でも女性天皇とか、女系天皇とかって、歴史というよりはジェンダー論とか、イデオロギーとかの話になってしまいがちなので、なかなか発言しにくく紹介するの避けていたのです。 が、こちらの本の視点で、面白いなと思う部分があったので一部ご紹介。 奈良時代の女性天皇と藤原氏との関係は

        • “あなたはけしてひとりじゃない”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.18》

          『人体常在菌のはなし』/青木皐出版年は2004年と古いのですが、内容は興味深い1冊。 皮膚にも腸内にもたくさんの「菌」がいて、生まれてから死ぬまでずっとそばにいる。 人の細胞より、もっともっとたくさんいる(その数100兆とか!)。 親密になった人同士(家族、恋人)はその常在菌同士をやりとりし合って、そして他人でなくなっていくとのこと。(私とツレアイが、肌や髪質はおろか、どうかすると視点や考えることまで似かよってきているのはそのせいかしら、なんて、惚) その常在菌というのは

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        【自己紹介】「樹田 和」について

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          45本

        記事

          “情報断捨離虎の巻”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.17》

          『情報の「捨て方」』/成毛眞成毛眞さんといえば書評サイト『HONZ』の代表。 本を読むプロ中のプロのお一人。 そんな方が教える情報活用のための取捨選択方法。 「自分に不要な情報」と言い切れるのが羨ましい。 でも実際、ネットやSNSには、目にするだけで気持ちがざわざわするニュース多いですよね。つい気になって見てしまって、その後しばらく引きずるなんてこともままあります。 そうなるくらいなら見ない方がいい。 反面、最近、自分が知らないことを切って捨てる風潮があることに違和感を覚

          “情報断捨離虎の巻”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.17》

          “稼ぐ予定、残念ながらないけれど”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.16》

          『書いて稼ぐ技術』/永江朗永江朗さんは読書のことなどを中心に、様々に活躍されるライターさん。 好きな著述家さんのお一人です。 今回、本棚から引っ張り出し、手に取ったのは永江氏の『書いて稼ぐ技術』。 と言っても、別に稼ぐ予定があるわけではなく。 最近、こうやってnote再開したので、「書く」ことをもう少し上手く形にできたらなと思ったので。 長年の経験を活かしたライターの技術の中で、ここでは取材としての「読書術」から一部紹介。 ここ↑、自分が著述を生業には出来そうにないと

          “稼ぐ予定、残念ながらないけれど”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.16》

          “新書が沼なら本屋はブラックホールか”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.15》

          『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』/嶋浩一郎本屋大賞の立ち上げに関わったという著者。 読むと本屋へ行きたくなる。 ただし地方都市の哀しさ。 一応、書店がないわけではないですが、都会の大型書店やオシャレブックカフェをネットなどで見るにつけ、憧れて止みません。 素敵なリアル本屋が近くにある方々、是非毎日でも行って下さい! こんな素敵なテーマパークないですから! 本書でもリアル本屋の利点が余すところなく語られます。 まぁ、もはや活字中毒が高じた自分などは、世の中のちょ

          “新書が沼なら本屋はブラックホールか”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.15》

          “ローカル版絶対に負けられない戦い”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.14》

          『犬猿県』/矢野新一実は自分もここに取り上げられている県の一つに住んでいます。 「犬猿」というほどではないような気もするのですが、確かに県対抗の大会(高校野球とか)では、「◯◯県に勝った/負けた」(ただしほぼ最下位争い)という風に順位を気にすることがあるなと。 あと全国チェーン店の「初出店」がどちらの県になるかというのが、話題になる節もあります。 え? 待って? 隣県同士ってそういうもんじゃないんですか?笑 いつだったか高校野球で静岡県と山梨県が直接対決した時は、他県なが

          “ローカル版絶対に負けられない戦い”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.14》

          “落語のやさしさに甘えたい”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.13》

          『江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?』/田中優子うちのツレアイが落語好きなもので、私も少しずつ興味を持つようになりました。 地方なりに独演会聴きに行ったこともあります。 (故・柳家小三治師匠聴いたのとあるのは財産だと思ってます) 落語って、そのままでも笑えたり、じわっときたりするけれど、多分こういうこと知っているともっと面白いというのが、こちらの一冊。 逆に日常生活の中や昔からのしきたりが、残っているのも落語の中ですね。 それを知ると、ご飯と味噌汁食べて、「日本人

          “落語のやさしさに甘えたい”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.13》

          【私的読書生活】頼もしい相棒たち

          今日は【新書沼】お休みさせていただいて、いつも一緒に写している“本の相棒の住処”の中をご案内。 ツレアイからの誕生日プレゼントです。 お気に入り。 左上ポケットから。 まずは栞。 何枚か入れています。 ツレアイ手作りのもの多め。 読書にまつわる素敵な言葉などを探してくれて、可愛いデザインにして、ラミネートしてくれてます。 世界に一つだけの栞。 よくなくしてしまうので、たくさん作ってくれます。 ごめんね、ありがとう。 次に付箋。 面白いと思ったところにペタペタ貼ってます

          【私的読書生活】頼もしい相棒たち

          “極小サイズの名シェフたち”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.12》

          『発酵の科学』/中島春紫発酵食品を網羅的に、そしてわかりやすく説明してくれる1冊でした。 これも発酵食品なんだ!と驚くことしかり。 鰹節、発酵食品だとか、普段思わないですよね。 発酵と言えば!みたいな方です。昔、小泉氏の著書で、「悪いもの食べたと思った時は納豆を食べて撃退する」みたいのを読んで、衝撃を受けたのが忘れられません(なんていう本か忘れたのは痛恨)。 その言葉が印象的すぎて、自分もお腹の調子が悪い時にはつい納豆を手に取ってしまいます。 こちらの本では、上記のように

          “極小サイズの名シェフたち”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.12》

          “その話、混ぜてもらってもいいですか?”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.11》

          『読書狂の冒険は終わらない!』/三上延・倉田英之すみません、恥ずかしながら、お2人の作品はまだ読んだことがないのです。 こちらの新書はタイトルに惹かれて手に取った次第。 共に 読書狂を自負するお2人が、好きな本や、読書あるあるについて語ってくれます。 多分ずっと聴いておける。 いや、聴いておきたい。 というような、肩肘はらずに読める楽しい読書論です。 こんなふうに話が合って、延々と本を肴におしゃべりできるとか楽しそうですよね。 でも本って好み、解釈無数にあるので、それが合

          “その話、混ぜてもらってもいいですか?”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.11》

          “愉しい老後の処方箋”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.10》

          『老活の楽しみ』/帚木蓬生現役医師の小説家が結構好きです。 久坂部羊、海堂尊、知念実希人、夏川草介、渡辺淳一(敬称略)。 枚挙にいとまがありません。 (その中でも久坂部羊氏の小説は大体読んでいるくらい好き、エグめだけど。) そう言えば手塚治虫も医学部卒だっけ。 こちらの著者、帚木蓬生氏も精神科医。 『臓器農場』は少し時代設定が古いけれど、現代にも通じる怖さがあり、『閉鎖病棟』は読んだのがかなり前なので内容は曖昧なのですが、内容のわりに読後感がよかったのを覚えています。 小説

          “愉しい老後の処方箋”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.10》

          “打たれ強くなりたい(切実)”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.9》

          『打たれ強くなるための読書術』/東郷雄二 落ち込んだ時に読む本とか読書術という意味ではなく、「知的に打たれ強くなる」ための読書術とのこと。 著者は京都大学工学部から文学部に「文転」し、言語学の教授となったちょっと変わった経歴の持ち主。 では「知的に打たれ強い」とは? 2008年出版ですでにこう言われているわけで。 いわんや現在をや…ですね。 読書術そのものは是非読んでいただくとして、著者の読書に対する姿勢の、面白かった(共感した)ところを引用紹介します。 これをね、

          “打たれ強くなりたい(切実)”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.9》

          “天才vsアイデアマンvs凡人”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.8》

          『天下人の日本史』/本郷和人本郷和人氏は専門の日本中世史に留まらず、様々な『日本史』シリーズを著わしている天下の東京大学史料編纂所教授(妻の本郷恵子氏も同研究所で、かつ上司というところが好き)。 本書は少しだけ著者の専門とする時代から進んだ、いわゆる安土桃山時代あたりを「天下人」をテーマに語る一冊。 そもそも天下人とはなにか? 本書の最後で、本郷氏は上記のように「天下人」を定義しています。 確かに信長も家康も(秀吉にそういう外国の人と触れ合う機会があったか寡聞にして知り

          “天才vsアイデアマンvs凡人”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.8》

          “今更だけど読んでみた”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.7》

          『アメリカ大統領選挙』/久保文明・金成隆一決まりましたね、次期アメリカ大統領。 まぁ、経済やら外交やらのさまざまな分析とか展望、その辺りの複雑なことは、それぞれの方にそれぞれの思いがあるでしょうから、ここではそういう政治的なことは述べないことにいたしましょう。 (それにしてもアメリカの人に限らないかもしれないですが、人というものは、喉元過ぎれば忘れるものなのですね…) さて、そもそも日本の選挙と比べて仕組みが違うアメリカ大統領選挙というものを知りたくて、こちらの本を手に取

          “今更だけど読んでみた”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.7》