オラシオ

ライター、エッセイスト。大阪育ち青森市在住。単著「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」2刷/同2を2024年5月に刊行。コンピCD『ポーランド・ピアニズム』『ポーランド・リリシズム』選曲解説などその他いろいろ。お仕事のご依頼はaladyhasnoname☆ヤフー(☆→@)まで

オラシオ

ライター、エッセイスト。大阪育ち青森市在住。単著「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」2刷/同2を2024年5月に刊行。コンピCD『ポーランド・ピアニズム』『ポーランド・リリシズム』選曲解説などその他いろいろ。お仕事のご依頼はaladyhasnoname☆ヤフー(☆→@)まで

マガジン

  • 図書館ウォーカー取材備忘録

    青森県津軽地方で発行されている陸奥新報の連載エッセイ「図書館ウォーカー」取材からのトピックを備忘録的につづります。半分は自分用、半分は読者のみなさま向けという感じなので記事としては未整理状態なのはご容赦を。

最近の記事

  • 固定された記事

書籍「図書館ウォーカー2 旅のついでに図書館へ」完成しました!(5/24発売)

青森県津軽地方で発行されている地方紙「陸奥新報」の連載からスタートした旅エッセイ「図書館ウォーカー」。めでたく昨年1月に書籍化され、10月には<増刷>。その流れを受け、続編出版が計画されました。 そして、、、ここにお知らせします。記事タイトルのまんまですが、無事続編「図書館ウォーカー2」が完成しました!!!! 5/24発売予定です。楽天ブックス、Amazon、e-honでは予約受付開始しています(ただしAmazonは届くのがとても遅くなる可能性もあります)。

    • 「どうしてメモを見ないんですか?」にお答えします

      【本来ならメンバーシップにするものなのですが、広くシェアしたい内容のため通常公開とします。しばらくしたらメンバーシップ記事になります】 昨年1月に書籍を出版してから、図書館ウォーカーとしてのトーク出演は10回以上経験してきました。 図書館ウォーカーの現在のトークスタイルについて僕のトークスタイルは自称「スライド漫談」といって、ものすごくたくさんの写真をお見せしながらコメントを挟んでいき、図書館や旅についてご紹介するというものです。漫談、と表現するようにかなり笑いもとってい

      • ポーランドの国際的ジャズ・ヴァイオリン・コンペティションで3位に輝いた石井智大さんインタビュー

        僕はポーランドのジャズを日本に広めたい、という気持ちからブロガーになり、果てはプロのライターにまでなってしまったという人間です。 そんな僕にとって「とうとうこんな人まで現れるようになったのか」と驚かされたのが日本人ジャズ・ヴァイオリン奏者の若手、石井智大(いしいともひろ)さんです。 ご本人のウェブサイトに行くと、バイオグラフィーに「ポーランドのジャズシーンに衝撃を受けジャズヴァイオリンに転向」、レッスンに関してのページには「私が考えるに、ジャズバイオリンに限って言えば、ポー

        • 11月、トーク3つやります!

          図書館ウォーカーは日外アソシエーツから出している書籍シリーズ(既刊2巻)および、オリジナルは青森県津軽地方発行の地方紙「陸奥新報」連載の旅エッセイですが、著者オラシオはトーク出演にたいへん力を入れております。 図書館ウォーカーを書きはじめる前は主にポーランドや中欧の現代ジャズを専門に書く音楽ライターとして仕事をしていて、その頃からラジオ番組や映画祭、ポーランド大使館の公式イベントなどなどいろんな形でトークはしていました。 今の僕の「図書館ウォーカー」としてのトーク・スタイ

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        書籍「図書館ウォーカー2 旅のついでに図書館へ」完成しました!(5/24発売)

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        • 図書館ウォーカー取材備忘録
          41本

        メンバー特典記事

          いつか行きたい図書館ウォーカー旅、ご開帳!

          【メンバーシップ特典記事です】 僕の図書館ウォーカー取材旅は、フリーランスで自由が利くことを最大限活用して、だいたい1週間以上の長旅になります。 ここnoteなどで繰り返し書いているように、僕の旅は図書館に行くこと「だけ」が目的ではありません。バスや列車に乗って図書館がある街への道行きの車窓風景を楽しみ、下りたら図書館までの日常的な街並みを楽しみ、そして最後に図書館を楽しむ。これらすべてがワンセットになっています。 1週間の長旅と言っても、その旅程に「ゲームクリア」的な

          いつか行きたい図書館ウォーカー旅、ご開帳!

          「できない」が拡げる可能性

          【メンバーシップ特典記事です】 時々新聞連載の「図書館ウォーカー」でも書いているのですが、僕は元「登山少年」です。 図書館勝手ゴライズ「海が見える図書館」を激推ししているので「海が好きな人」というイメージを強く持っている読者の方もいらっしゃると思います。が、10代のころは僕にとっての旅のほとんどは登山でしたし、運動神経まったくなしの自分が真剣に取り組んでいた唯一のスポーツでもありました。 登山をするようになったのは父の影響です。青年の頃から登山にハマっていたという彼がや

          「できない」が拡げる可能性

          いちばん「遠かった」図書館はどこだろう

          【メンバーシップ特典記事です】 つい先日友人と図書館ウォーカーばなしになって「駅やバス停から目的の図書館までけっこう歩くんですか」みたいなことが話題にのぼりました。 これまで旅先で650くらいの図書館を訪ねてきたのですが、それは同時に同じ数だけの街歩きをしてきたということでもあります。多かれ少なかれ、僕の旅では「図書館周辺の街を歩く」という行為が必須なのです。 これもよく訊かれることなのですが、僕は行きたい図書館があってそのために旅をプランニングしているのではなく、行き

          いちばん「遠かった」図書館はどこだろう

          ローカル旅ものでよくある「人がいない」文法は絶対使いません

          【メンバーシップ特典記事です】 僕は「旅行系」のライターとしてはまだ単著が2冊の駆け出しです。しかも「図書館を拠点とした旅」という独自路線なので、この先も別の角度からの旅ものを書くかどうかすら定かではありません。 もちろん、お仕事いただければ通常の意味での「旅もの」もやりますよ!(笑) さて、少年の頃から旅ものノンフィクションは好きで、けっこう読んでいました。うちは両親と一緒にテントや食料とともに何日も山に入る本格的な登山をする一家で、かつ3人とも読書家でした。だから家

          ローカル旅ものでよくある「人がいない」文法は絶対使いません

          目の前の人に言葉を届ける

          【メンバーシップ特典記事です】 ありがたいことに「図書館ウォーカー」としてのトーク出演も現在7つを数えています。 関西出身ということもあるのか、僕は笑いをとるのが好きです。図書館ウォーカーとしてのトークスタイルは、何百枚もの写真をお見せしながらコメントを入れていく感じで、そのコメントも真面目なもの3割か2割で、あとはずっと笑っていただくためのものです。 あくまで「当社比」ですが、今年(2024年)になってから出演したトークは4つ続けて「バカ受け」状態で、そんなみなさんの

          目の前の人に言葉を届ける

          なんかむしゃくしゃするなあ、連載書いて気持ちよくなろう(笑)

          【メンバーシップ特典記事です】 2023年1月に発売した図書館ウォーカーの1が同じ年の10月に増刷達成し、続編である2もつい先日の5月24日に発売されました。 僕が住む青森市を中心にしたご当地書店に「成田本店」さんがあるのですが、そのメイン店と言っていい「しんまち店」さんで先日なんと、2がランキング4位に入っていました!!! という感じで、とりあえずなんだか数字的にもまあまあうまくいってる実感があるのですが、そんな近況を見て、お友達が時々「やっぱり売れるのって気持ちいい

          なんかむしゃくしゃするなあ、連載書いて気持ちよくなろう(笑)

        記事

          来年2月初単独来日決定!ハニャ・ラニ最新作「ノスタルジア」を聴くための音源集

          ポーランドの才媛ハニャ・ラニの最新作『ノスタルジア』国内盤がコアポートから発売されました。海外盤はこれまでのソロ名義作品と同じく、UKマンチェスターのGondwana Recordsから。 オラシオはライナーを担当したのですが、2つ感じたことがあります。1つは、ハニャはまだアルバム・デビューしてから9年しか経っていないということ。その短い期間に最先端レーベルの一つであるGondwanaの看板アーティストの一人へと上り詰めてしまったことに驚きを禁じ得ません。 もう1つ。『ノス

          来年2月初単独来日決定!ハニャ・ラニ最新作「ノスタルジア」を聴くための音源集

          図書館ウォーカー、八戸でごはん付トークイベントに出演します!

          青森県の八戸市小中野地区に、Saule Branche Shinchoというギャラリーカフェがあります。ギャラリー展示をする時にしか開店しないという変わった営業形態のお店なのですが、実はここ、八戸の文化の拠点とも言うべき名店なのです。 https://saulebranche.info/ 青森県は各地方で「気風」みたいなものが違います。八戸が中心の県東部「三八」エリアは、誰でも受け入れて気軽に縁がつながっていくオープンなマインドに満ちた、風通しの良い土地柄です。そんな気風

          図書館ウォーカー、八戸でごはん付トークイベントに出演します!

          いつか行きたい図書館ウォーカー旅、ご開帳!

          【メンバーシップ特典記事です】 僕の図書館ウォーカー取材旅は、フリーランスで自由が利くことを最大限活用して、だいたい1週間以上の長旅になります。 ここnoteなどで繰り返し書いているように、僕の旅は図書館に行くこと「だけ」が目的ではありません。バスや列車に乗って図書館がある街への道行きの車窓風景を楽しみ、下りたら図書館までの日常的な街並みを楽しみ、そして最後に図書館を楽しむ。これらすべてがワンセットになっています。 1週間の長旅と言っても、その旅程に「ゲームクリア」的な

          いつか行きたい図書館ウォーカー旅、ご開帳!

          「できない」が拡げる可能性

          【メンバーシップ特典記事です】 時々新聞連載の「図書館ウォーカー」でも書いているのですが、僕は元「登山少年」です。 図書館勝手ゴライズ「海が見える図書館」を激推ししているので「海が好きな人」というイメージを強く持っている読者の方もいらっしゃると思います。が、10代のころは僕にとっての旅のほとんどは登山でしたし、運動神経まったくなしの自分が真剣に取り組んでいた唯一のスポーツでもありました。 登山をするようになったのは父の影響です。青年の頃から登山にハマっていたという彼がや

          「できない」が拡げる可能性

          いちばん「遠かった」図書館はどこだろう

          【メンバーシップ特典記事です】 つい先日友人と図書館ウォーカーばなしになって「駅やバス停から目的の図書館までけっこう歩くんですか」みたいなことが話題にのぼりました。 これまで旅先で650くらいの図書館を訪ねてきたのですが、それは同時に同じ数だけの街歩きをしてきたということでもあります。多かれ少なかれ、僕の旅では「図書館周辺の街を歩く」という行為が必須なのです。 これもよく訊かれることなのですが、僕は行きたい図書館があってそのために旅をプランニングしているのではなく、行き

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          ローカル旅ものでよくある「人がいない」文法は絶対使いません

          【メンバーシップ特典記事です】 僕は「旅行系」のライターとしてはまだ単著が2冊の駆け出しです。しかも「図書館を拠点とした旅」という独自路線なので、この先も別の角度からの旅ものを書くかどうかすら定かではありません。 もちろん、お仕事いただければ通常の意味での「旅もの」もやりますよ!(笑) さて、少年の頃から旅ものノンフィクションは好きで、けっこう読んでいました。うちは両親と一緒にテントや食料とともに何日も山に入る本格的な登山をする一家で、かつ3人とも読書家でした。だから家

          ローカル旅ものでよくある「人がいない」文法は絶対使いません

          フリーランスの著者がイベントに出演するということ

          とてもありがたいことに、「図書館ウォーカー」シリーズの売り上げ好調を受け、図書館ウォーカーとしてのトークイベント出演のご依頼もそれなりの数を重ねてきました。 出演済みが7つ、これから出演予定が4つで、今年の終わりには両手の指の数を超えそうです。ご依頼元も自治体、独立系書店、カフェなどさまざまです。 図書館を専門的に解説する、、、的な内容ではなく、図書館外観を含めた写真をたくさんお見せしながら旅の様子をジョークまじりでお話しする「スライド漫談」形式なので、いろんな方に楽しん

          フリーランスの著者がイベントに出演するということ

          湯上がりに読書!? 温泉併設「温泉図書館リミテッド」リスト大公開!

          まえがき図書館ウォーカーとして日本全国の図書館を訪ねてきました。 図書館ってほんとに多様な施設で、その特徴にもいろんなものがあるのですが、僕は「図書館勝手ゴライズ」(図書館を勝手にカテゴライズする)と名付けた分類法で整理しています。 分類法というと大げさですが、例としては「海が見える図書館」「展望塔がある図書館」「駅図書館プレミアム」(駅舎併設)などなど、図書館機能などに基づく専門的な分類ではなく、立地や建築などの表面的な特徴に沿ってカテゴライズする、という楽しみ方です

          湯上がりに読書!? 温泉併設「温泉図書館リミテッド」リスト大公開!

          目の前の人に言葉を届ける

          【メンバーシップ特典記事です】 ありがたいことに「図書館ウォーカー」としてのトーク出演も現在7つを数えています。 関西出身ということもあるのか、僕は笑いをとるのが好きです。図書館ウォーカーとしてのトークスタイルは、何百枚もの写真をお見せしながらコメントを入れていく感じで、そのコメントも真面目なもの3割か2割で、あとはずっと笑っていただくためのものです。 あくまで「当社比」ですが、今年(2024年)になってから出演したトークは4つ続けて「バカ受け」状態で、そんなみなさんの

          目の前の人に言葉を届ける

          なんかむしゃくしゃするなあ、連載書いて気持ちよくなろう(笑)

          【メンバーシップ特典記事です】 2023年1月に発売した図書館ウォーカーの1が同じ年の10月に増刷達成し、続編である2もつい先日の5月24日に発売されました。 僕が住む青森市を中心にしたご当地書店に「成田本店」さんがあるのですが、そのメイン店と言っていい「しんまち店」さんで先日なんと、2がランキング4位に入っていました!!! という感じで、とりあえずなんだか数字的にもまあまあうまくいってる実感があるのですが、そんな近況を見て、お友達が時々「やっぱり売れるのって気持ちいい

          なんかむしゃくしゃするなあ、連載書いて気持ちよくなろう(笑)

          図書館ウォーカーのトーク出演これまでとこれから

          現時点で「図書館ウォーカー」シリーズに関するトーク出演歴と今後の予定もそれなりに蓄積されてきましたので、出演ご依頼をご検討されている方への参考資料として、いったんまとめておきます。 基本的にお話しするのは書籍「図書館ウォーカー」についてと、図書館ウォーカーという楽しみ方そのものについてです。図書館という施設を専門的に語る。。。という内容ではなく、図書館を拠点とした旅や街歩きをすることで出合えるものや、何も知識がなくても楽しめる個性的な図書館の外観など、あくまで「旅」がメイン

          図書館ウォーカーのトーク出演これまでとこれから

          図書館ウォーカー旅の途中で出合った動物たちのこと

          【メンバーシップ特典記事です】写真付き! 先日、訪問済み図書館のデータを整理し直していたら、プロフィール詐称が発覚しました。 先日発売されたばかりの「図書館ウォーカー2」のプロフィールでは「旅先で訪ねた図書館は550館以上」となっているのですが、改めてデータを見ますと650館弱にのぼりました。 さてさて、図書館ウォーカーたる僕にとって「図書館を650館訪ねた」は、イコール「650の街を歩いた」と同じ意味になります。 この旅の楽しみ方のいちばん肝腎なところは、

          図書館ウォーカー旅の途中で出合った動物たちのこと