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父が移籍した推しに声を張り上げた日

この記事は「父の推しが日の丸を背負う日まで」の続編です。 須貝英大選手がヴァンフォーレ甲府から鹿島アントラーズへ移籍してからの一年間、父は複雑な感情を抱えていた。 須貝選手は昨季夏に鹿島へ移籍したものの、日の丸を背負うどころか鹿島でスタメン出場する機会もあまりない。 私が時々父に須貝選手の情報を伝えると、決まって父は「どっちでもいいわ」と言う。 しかしそこで会話が終わるわけではなく、いつも父はボソッと「甲府にいた方が良かったのにな」と呟く。 もちろん須貝選手のこれからも人

2024年J1第27節鹿島アントラーズvs浦和レッズ@県立カシマサッカースタジアム

8月17日は第27節浦和レッズ戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。 結果は0−0での引き分けです。 33,295人のサポーターが駆け付けたビッグマッチでした。 実に2019年第33節ヴィッセル神戸戦以来の入場者数3万人を超えています。 残念ながらその試合で最後までゴールは生まれませんでした。 まずは浦和戦を振り返りたいと思います。 スターティングメンバーは以下の11人でした。 GK1 早川 友基 DF32 濃野 公人 DF55 植田 直通 DF5 

鹿島アントラーズの2024年前半戦を終えての選手序列と補強ポイント

2024年もシーズンの約半分を消化しました。 ここまでリーグ戦21試合、ルヴァン杯2試合、天皇杯1試合の合計24試合が行われています。(7月5日現在) 今季は鹿島アントラーズにとってクラブの将来を占う重要な1年です。 2018年のACL制覇以来6年ぶりのタイトル獲得に向けてランコ ポポヴィッチ監督の下、戦い方が確立されつつあります。 ルヴァン杯こそ敗退していますがリーグ戦は2位と好位置につけることができました。 ただ例年に無いほど今季のJリーグは混戦です。 上位陣

鶏口となるも牛後となるなかれ【第25節北九州戦】

2024年8月24日。 この日の私は野暮用などがあっていつもより少し遅れ、4時半頃にロートフィールドに着いた。 3時前後から雷⚡️が鳴って若干開催も危ぶまれたが、天候は回復し無事行われる事になった。 前節のアウェイ鳥取戦では終盤の猛攻も相手GKにことごとく阻まれ敗戦。サマーブレイクを経ても勝利の壁の厚さのを感じる。 今回のお相手はギラヴァンツ北九州。現在5位、ここ12戦負け無しと絶好調。さて、どう立ち向かうのか。 好調なだけあって北九州サポさんも多数来寧☀ こうしてサッカ

2024年J1第18節鹿島アントラーズvsアルビレックス新潟@県立カシマサッカースタジアム

6月16日は第18節アルビレックス新潟戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。 結果は1−1の引き分けです。 終始後手を踏むことになりドローも致し方ない内容でした。 まずは新潟戦を振り返りたいと思います。 スターティングメンバーは以下の11人でした。 GK1 早川 友基 DF32 濃野 公人 DF55 植田 直通 DF5  関川 郁万 DF2  安西 幸輝 MF13 知念 慶 MF25 佐野 海舟 MF30 名古 新太郎 MF33 仲間 隼斗 FW36 師岡

小菊セレッソの前半戦までの挑戦と苦悩~サポーター目線で読み解く~

J1リーグも折り返しです。7勝8分4敗の7位で前半戦を折り返したセレッソですが、ここまで私が感じた小菊セレッソの戦い方を振り返りたいと思います。 驚きを与えた第1節第1節、去年の終盤戦に感じた閉塞感は何処へと思わせるほどのサッカーを展開しました。結果は引き分けですが、サポーターは今シーズンのセレッソに大きな期待を寄せました。 ファーストディフェンスの攻略法 去年はサイド攻撃がメインでした。監督のコメントの中でも中央からどのように攻撃していくかを練習する必要がある等のコメ

SDGsから考えるJリーグブロックチェーンゲームの可能性サステナブルな地域活性化と技術革新。クラブと地域への還元があなたのプレイから生まれる「トレサカ(Jリーグ トレーディングサッカー)」

こんにちは、Green Ponta Action(GPA)チームの「のっち」です✌ 今回は9/20(水)からPontaWeb/au IDログインで遊ぶことができるようになったブロックチェーンゲーム「トレサカ」を紹介いたします! ▼合計40万Pontaポイント山分けプレゼント(10/12まで) クラブと地域の貢献に繋がる、スポーツ×ブロックチェーンゲームトレサカ(Jリーグ トレーディングサッカー)は、日本初のJリーグ公認ライセンスブロックチェーンゲームで、自分自身がクラブの

2024年J1第12節 東京ヴェルディ - ジュビロ磐田 雑観

磐田目線で振り返ります。 磐田の劇的勝利のはずが勝ち点0に終わった一戦。強い気持ちで振り返ります。 先発東京V フォーメーションは4-4-2。直近のリーグ戦からのスタメン変更はなし。 オリンピック予選に召集されていた山田はベンチ外。 磐田 フォーメーションは4-2-3-1(4-4-2)。直近のリーグ戦からのスタメン変更は1人。森岡が外れ、西久保が入る。 オリンピック予選に召集されていた鈴木海音はベンチ入り。 前半立ち上がり10分まで ボールの押し付け合いの強い時間帯で

2024/9/14 J1 第30節 コンサドーレ札幌 vs 東京ヴェルディ 強烈なチーム内での競争意識

表題の件。 まずはスタメン。 ヴェルディは出場停止明けの谷口が復帰。 実質現時点でのベストメンバーともいえる。 対する札幌は3連勝中と調子は上向き。奇跡の残留実現を予感させるチームだけにヴェルディとしても難しい相手であることは間違いない。 試合内容 前半最初はお互いに蹴り合って様子を探る展開。 札幌は前半10分に右CBの高尾が筋肉系のトラブル?か何かで荒野と交代。 札幌もシンプルに鈴木武蔵を目掛けてロングボール当てて、落とすようなシーンが見える。 結果を出すために現実的

【向日葵は枯れていない!】27.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第27節 vs FC今治 ~

個人的にヤマ場と感じていました3連戦の2戦で連敗。 残念であることは間違いないのですが、やはり今が「ヤマ場」なのだなという気も改めてします。 2023年1.47、2022年1.76、2021年1.46、2020年1.65、2019年1.53。 この数字をご覧になり、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。 直近5シーズンのJ3・6位チームの1試合平均獲得勝点です。 年ごとにバラつきはありますし、J2昇格プレーオフ自体が今シーズンからの導入ですので、単純比較は難しいかもし

2024年J1第7節 京都サンガ - ジュビロ磐田 マッチレビュー

磐田目線で振り返ります。 先発京都 フォーメーションは4-1-2-3。直近のリーグ戦からのスタメン変更は1人。安齋が外れ、マルコ・トゥーリオが入る。 この試合を最後に川﨑が五輪代表に招集される。(磐田、鈴木海音も同) 磐田 フォーメーションは4-2-3-1(4-4-2)。直近のリーグ戦からのスタメン変更は2人。松原、藤川が外れ、西久保、ペイショットが入る。 松原は怪我の影響。植村を左サイドバックへ廻し、西久保がJ1初スタメン。 ①前半38分まで この試合は2つの試合

【向日葵は枯れていない!】26.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第26節 vs 福島ユナイテッドFC ~

前節奈良戦のレビューで、今節からの3連戦(福島・今治・大宮)がギラヴァンツ北九州にとっての最初のヤマ場になると述べました。 なぜ、現在プレーオフ圏外の福島戦から?と思われるかもしれません。 その理由は前回のホーム戦での対戦レビューでも少々述べたのですが、今シーズンの福島のサッカーの水準が非常に高いとみているからなのです。 では、なぜそんなに水準が高いのに今の順位なのかというと、そこにも理由があると考えられる訳ですが、その点は本題ではないので、今回は触れません。 ギラヴァ

90+5分に何が起こったのかを整理する〜J2第18節 水戸対長崎〜

明治安田J2リーグ第18節、水戸と長崎の試合は、2−3で長崎が勝利して公式戦の負けなし記録を18に伸ばしました。 結果だけであれば2位相手に「惜しかった」で終わるのですが、事はそれだけで終わりません。 2−2で迎えた後半アディショナルタイム。 90+5分付近の実況が不自然にカットされているので分かりづらいかもしれませんが、顛末を簡潔にまとめると以下になります。 1)PA侵入してきた長崎ファンマ選手に水戸前田選手がついていくも振り切られかけ、接触して倒してしまう(若干足が

【ファジサポ日誌】120.ビジャレアルの歴史を辿りながら~「街づくりにおけるスタジアムの在り方」講演会に参加して~

今週末からJ2リーグも再開します。いよいよ勝負の残り14試合に突入する訳ですが、その前の本日(7月29日月曜日)「21おかやま産業人クラブ」様が、タイトルのとおり「街づくりにおけるスタジアムの在り方」講演会を開催されました。 岡山においてもサッカー専用スタジアム新設の機運は少しずつ高まっているものと筆者は捉えていますが、一方でその必要性に対する理解も含めて、広く県民・市民の関心事にはなり得ていないとも感じています。 クラブは今シーズンの新体制発表会において、新スタジアムに

You'll Never Walk Aloneを聴きながら

本の出版に向けて、最後の校正作業をしている。 長く苦しく、暗く、そしてとても孤独で辛い時間だった。3年と言う長期戦は想定外だった。 その間に多くの人に助けてもらったし、多くの人に迷惑もかけた。 感謝とお詫びをしたい気持ちと、どちらも込み上げてくる。 いつかその気持ちをそれぞれの方々に、心から伝えられたらと願う。それが叶わなかったとしても、自分はその思いを持って生きていこうと思う。 "You'll never walk alone"という曲を知ったのは、2000年頃にFC東京

【ファジサポ日誌】126.懺悔録~第30節 ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー ~

当たり前だが、サッカーは原則毎節ごとに相手が変わる。 J1とは異なり、J2では最上位の一部のクラブを除いては自分たちのサッカーを表現するだけでは勝ち続けることはできない。 私たちが応援するファジアーノ岡山もそうである。 前節山口戦では久々に勝利を手にしたが、今節の相手であった秋田は山口とは全然取り組むサッカーは異なる。 ならば、岡山としては山口戦とは異なる戦い方が必要であったと、ここまでは机上の論理で容易く考えられるのだが、実際のサッカーは生身の選手がプレーするものであり、

【観戦記】3/30 ヴィッセル神戸VSコンサドーレ札幌@ノエビアスタジアム神戸

某招待チケットをいただけたので、神戸まで遠征。 3月の最後を飾る、最高の贈り物になりました。 試合は、ものすごい展開。 今まで見た中で、最高の試合でした。 永島、カズ、城、岡野、ヨシト、アツ… いろんな時代がありましたが、まさかここまで強いヴィッセルを見られるとは… 生きてみるもんだ。 大迫、よっち、高徳、蛍は本物のエリート。 大迫の前線キープ、センターバックと入れ替わる強さ、ファンタジスタ臭すら漂い始めたパス。四点差ついても本気で悔しがるメンタル。 武藤の一瞬の脱け出し

¥150

【向日葵は枯れていない!】25.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第25節 vs 奈良クラブ ~

ギラフェス成功の余韻を残しながらの1週間、チームはアウェイ奈良戦を迎えました。プレーオフ圏内突入後の最初の試合ということで、チームの好調、順位のキープがテーマの一戦でしたが、酷暑を諸ともせず危なげない勝利を飾れたと思います。 チームの目標や課題は、シーズンを通して変化していくものと筆者は考えていますが、少しずつ目標をクリアしてきた今シーズンのギラヴァンツは、早くも次のレベルアップが求められる段階に到達したと感じた一戦でした。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー酷暑の

【向日葵は枯れていない!】24.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第24節 vs カターレ富山 ~

ギラヴァンツサマーフェスティバル2024 「小倉織」をイメージしたデザインシャツ配布の集客プロジェクト試合は、目標の満員までには至らなかったものの、12,448人の観衆を集めることに成功しました。ひとつのデュエルごとに大歓声が反響するミクスタは、DAZN越しにもちょっとした欧州のスタジアムを連想させる熱狂空間であるように感じました。今回も日程の都合により見送りましたが、実際に現地で感じてみたかった一戦でした。 シャツをデザインした小倉縞縞様はJ3優勝、J2昇格を果たした2

【推し活ELECTRA】ウォーミングアップ見学してきました

久しぶりに川崎フロンターレのサッカーを見てきました。 チケットが手に入った瞬間、「もっと楽しいことを経験しよう」と思って、後援会のページにアクセスしました。 そこに出てたのは、「勝利のハイタッチが出来る権利」と「試合前のウォーミングアップ見学が出来る権利」でした(他にもあるけど、時間の都合で割愛) 試合前日の夜にメールが届き、「試合前のウォーミングアップ見学に当たりました」という内容のものでした。試合を見るより、練習を見たさに山の上の練習グラウンドに行っちゃう人間なので、こ

【ファジサポ日誌】127.原点回帰~第31節 ファジアーノ岡山 vs 愛媛FC マッチレビュー ~

先週の秋田戦で痛恨の敗戦を喫したファジアーノ岡山、7位とは勝点差2までに迫られ、今節が仮にドロー以下の結果となった場合は、プレーオフ圏外まで転落する可能性もあった。 今節が終わっても、J2リーグ戦は7試合を残している。仮にプレーオフ圏外へと落ちたとしても、数字上はまだ巻き返すことは十分可能である。しかし、攻撃に課題を抱える退潮ムード、そして戦術熟成に向けた焦りの下での巻き返しというのは想像以上に困難な面も想像でき、岡山にとって今節に至る一週間は立て直し必須の勝負の時間であった

2024シーズンのジュビロ磐田展望

1年でのJ1復帰を決め2年振りのJ1を戦うジュビロ磐田(以下磐田)の2024年シーズンを展望していきます。 チームの目標とサッカーの方向性2024年新体制発表記者会見よりチームの目標とサッカーの方向性について抜粋する。 目標 2年目を迎えた横内監督から出てきたのは勝点40という数字でした。 40という数字はつまりJ1リーグ残留に必要なボーダーラインとよく言われます。まずはここをクリアしたいと言うことでしょう。 ただし、40という数字はメディア向け、対外的に用意した面も

【ファジサポ日誌】123.ストレスフルな世界を越えて~第27節 徳島ヴォルティス vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

もう次の試合も迫っている木曜日夜ですが、今回は少しばかり作成に時間をいただきました。それは、レビューの内容的な問題というよりも、望んでいる結果がなかなか出ない今のファジアーノ岡山を観るにあたり、サポーターとしての一時の感情で語ることは大きなミスリードに繋がると感じたからです。 おそらくストレスを抱えているのはチーム、サポーター共にであると思います。獲れそうなあと1点がどうしても獲れないというフラストレーションは、昇格出来そうでなかなか昇格出来ないJ1への壁に対してのフラスト

J1リーグ第20節 セレッソ大阪 VS サガン鳥栖 マッチレビュー

今節から後半戦です。先ずは、勝利!内容は置いといて、良いスタートをチームとしては出来たんではないでしょうか。 何度経験しても、水曜日の試合はなぜか疲れますね、、、 後、ゴールも暑すぎる季節になってきた!!サウナ!!!! ※事象をピックアップして書いているため、記載できていない内容は多々あります 第20節のセレッソスタメンは上記です。 セレッソが準備した守備時4-4-2 今節は上門が前残りの4-4-2ブロックを保持したまま、前線からの守備と撤退守備を行いました。 鳥

【向日葵は枯れていない!】28.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第28節 vs 大宮アルディージャ ~

首位大宮とのアウェイ戦は0-3の「完敗」となりました。 あえて「完敗」と申しましょう。 おそらく、今シーズンの大宮と対戦する各チームのほとんどが試合内容的にはそれほど敗北感を味わっていないと筆者は感じているのですが、現在の大宮の成績が示すとおり、結果的には負けてしまっているということが圧倒的に多いと思います。 結果にコミットしたサッカー、それこそが今シーズンの大宮のサッカーであり、そのとおりに振る舞われてしまったという点では「完敗」と言わざるを得ないのです。 しかし、今の

甲府の選手じゃないならどうでもいい

甲府の青赤以外の色に染まった元甲府の選手を見たくない。 きちんと移籍先の試合を見られるようになるのは、どの選手であってもシーズン中盤以降になってしまう。 Instagramのフォローも、移籍リリースが出た直後に外してしまう。 契約満了や期限付き移籍ならともかく、自らの意志で甲府を去った選手が移籍先のクラブでいきいきしている姿を目に入れたくないからだ。 「甲府の選手じゃないならどうでもいい」 そんな言葉が口をついて出たこともある。 私自身、身勝手なサポーターであることは重々

浦和の精鋭、ここから。

2024年の浦和レッドダイヤモンズは如何と考えると決して良いとは言い切れない。2024年の指揮を取ったのはマティアス・ヘグモ氏。4-3-3という攻撃型で始まった。スタイルチェンジをしたのもあり、「すぐには確立しないだろう。」とは思った。 堅苦しければ上記を無視して問題無いです 本題に入りましょう。シーズン終盤の第30節から指揮を取ったのはマチェイ・スコルジャ。フォーメーションは4-2-3-1。「今年から浦和サポになりました」という方に大まかに説明すると昨年の指揮を取ってい

【向日葵は枯れていない!】23.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第23節 vs FC琉球 ~

筆者の想い出からの(ファジサポ的な)書き出しで非常に恐縮ですが、2019シーズン岡山のアウェイ琉球戦観戦のため、沖縄に遠征したことがあります。 ちょうど7月のナイターでした。 開始2分、現在岐阜に所属しているイ・ヨンジェの鮮やかなループシュートで先制し、開始からバクスタが盛り上がった記憶が鮮明に残っています。 そんな熱い夏の記憶が蘇るようなCF(10)永井龍の先制ゴールでした。 振り返ります。 1.試合結果&メンバーその(10)永井の先制ゴールを北九州が危なげなく守り

【ファジサポ日誌】124.Runner~第28節 ファジアーノ岡山 vs 大分トリニータ マッチレビュー ~

THE FIRST TAKEで偶然にも爆風スランプのRunnerを聴いた。筆者の子供の頃のヒット曲で、その前向きな曲調が当時から好きであったことを思い出した。 実はかつてファジアーノ岡山にもこの曲をチャントに使っていた選手がいた。 田所諒(大阪体育大⇒ファジアーノ岡山(2009~2015)⇒横浜FC(2016~2019))である。岡山では、無尽蔵なスタミナを武器に主に左センターバックや左サイドバック/ウイングバックとして活躍した。 最終ラインから諦めずに何度でもゴールへ向か

【ファジサポ日誌】122. 更なる熱狂空間を目指して ~第26節 ファジアーノ岡山 vs ジェフ千葉 マッチレビュー ~

昨シーズンのホーム戦で千葉に0-5の完敗を喫したリベンジへの期待感、もちろん今シーズン前半の敗戦(1-2)を踏まえての巻き返しへの期待感、ドローながら意図した戦いが出来ていた前節を踏まえての期待感。 そうした期待感が集約されて、J1昇格への期待感に繋がっている。 そんな位置づけの試合であったと思います。 そんな試合であったからこそ、スコアレスドローという結果には普段以上の落胆を感じた訳ですが、試合内容としては前節から改善されている面や意図した攻守が行えている面も多々あり、チ

【ファジサポ日誌】125.落としどころ ~ 第29節 レノファ山口 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

台風の影響で通常より早い現地入りになるなど、いつもと異なる状況、そして木山監督は戦前からこの試合での勝点3獲得を明言しており、もしドロー以下に終わっていれば、大袈裟な言い方をすれば、サポーターの雰囲気も含めて「空中分解」に至っていた可能性もあった一戦でした。 筆者としては、この試合を終えても残り9試合あり、かつプレーオフ圏内をキープできる状況にある中で、この一戦に懸けるような空気感は却ってまずいとの想いもありましたが、チームは「賭け」に勝ちました。 しかし、「賭け」と表現しま

J2第2節 【いわきvs岡山 1-1】 レビュー

どうも、ゼロファジです。 「運がなかった」「自分たちが難しくしたゲーム」 開幕戦の快勝に続いてアウェイいわき戦へと臨んだこの試合でしたが、結果的には1-1のドロー。しかも、終了間際のラストプレーで同点にされてしまうという非常にモヤモヤ感の残るゲームとなりました。 去年延々と繰り返された「先制しても逃げ切れない」パターン。それがまた繰り広げられてしまったか、ということで試合後のXも若干の荒れ模様に。ネガポジ戦争がいたるところで発生し、良くも悪くも「ああ、シーズンが始まった

地域に愛される等々力陸上競技場~サッカースタジアムの魅力①~

こんにちは! 旅とスポーツ観戦が好きなライターのTakeshiです。 今回はサッカーJリーグ、川崎フロンターレの本拠地Uvanceとどろきスタジアム(等々力陸上競技場、以下等々力と表記)へ観戦に訪れた。 地域に密着した活動で、川崎市内では圧倒的な支持基盤を確保している川崎フロンターレ。「ホームタウンで大きな貢献をしているクラブ」としてJリーグ全クラブの中で、10年連続第1位に表彰されたクラブだ。 実力も、J1リーグで4回の優勝を誇り、押しも押されぬ強豪チームだ。 今

【向日葵は枯れていない!】22.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第22節 vs松本山雅FC ~

祇園太鼓の音が聴こえてくると本格的な夏が来たなと、小倉にいた頃は毎年感じていたものです。都合が許せば、今節はミクスタで生観戦という気持ちになっていましたが、繁忙期とも重なり残念ながら断念。楽しみは後に残しておきましょう、という気持ちです。 夏祭り的な雰囲気もあってか、ミクスタには5,488人の観客が集まりました。ゲームはスコアレスドローに終わりましたが、北九州も松本も勝利のために手を尽くしていたという印象は強く、勝てなかったことを残念に感じながらも、集まったサポーターに良い

【ファジサポ日誌】121.好事魔多し~第25節 ファジアーノ岡山 vs モンテディオ山形 マッチレビュー ~

Cスタでのファジ初観戦が2009シーズン、あれから長い歳月が経ちましたが、おそらく今節が過去の試合と比べましても、体感的に最も暑かったゲームであったと思います。 普段から心身の鍛錬に励むプロアスリートたちがプレーするとはいえ、とてもサッカーをするような環境ではなかったと思います。しかし、最後まで大きなトラブルもなく試合が進行出来て良かったと思いました。 2年後に控えたシーズン移行後の開幕は8月です。 ちょうど今頃です。 ウィンターブレイクにより、サマーブレイクを十分に設ける

【向日葵は枯れていない!】21.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第21節 vsテゲバジャーロ宮崎 ~

連勝チャレンジ成功の後は、一気に3連勝に成功。 決してこの宮崎戦の試合運びは上手くいっているとは言い難いものでしたが、そんな試合で勝点3を上積める。それも強いチームの条件のひとつであると思います。そんな自信を深めたうえで、ギラヴァンツには地道に試合内容の改善に取り組んでほしいです。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー前半から両チーム共に決定機を迎えましたが、なかなかゴールをこじ開けられない中、74分のCKをCF(10)永井龍がニアで合わせて、北九州が待望の先制。その後

2024年J1第9節サガン鳥栖vs鹿島アントラーズ@駅前不動産スタジアム

4月20日は第9節サガン鳥栖戦が駅前不動産スタジアムで行われました。 結果は2−4で敗戦です。 大量失点でリーグ戦で連勝は叶いませんでした。 まずは鳥栖戦を振り返りたいと思います。 スターティングメンバーは以下の11人でした。 GK1 早川 友基 DF32 濃野 公人 DF55 植田 直通 DF5  関川 郁万 DF2  安西 幸輝 MF13 知念 慶 MF25 佐野 海舟 MF14 樋口 雄太 MF15 藤井 智也 FW7 アレクサンダル チャヴリッチ FW40 

【向日葵は枯れていない!】20.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第20節 vsガイナーレ鳥取 ~

J3もいよいよ折り返し。 後半戦の開幕はアウェイの鳥取戦です。 鳥取といえば、約1か月前にホームで対戦を済ませたばかりでしたが、その時とは全く異なる鳥取の姿に北九州は苦戦を強いられました。 今シーズン6度目の「連勝チャレンジ」に黄色信号が灯っていた時間帯もありましたが、チームは今回も後半に修正に成功。鮮やかな逆転勝利を飾りました。 ついに今シーズン初の連勝です! 振り返ります。 1.試合結果&メンバー増本監督やLSH(21)牛之濱拓にとっては再びの古巣戦ということで、良

【ファジサポ日誌】117.敗北の本質~第22節 清水エスパルス vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

連敗を喫した直後のホーム戦ということもあり、ネジを巻き直してくることが予想された清水。 そして岡山は連勝はしていましたが、下位相手に内容の良し悪しはともかく辛勝が続いていたということもあり、やはり難しい戦いになるのではないかと予想しているサポーターも一定数存在していたアウェイ清水戦であったと思います。 残念な敗戦になってしまいました。 確かに今シーズン清水はホームで1敗もしていませんが、全体では岡山よりも多い6敗を喫していることもまた事実です。その相手は秋田、山口、愛媛など

【向日葵は枯れていない!】19.ギラヴァンツ北九州マッチレビュー~第19節 vs 福島ユナイテッドFC ~

J3も折り返しの19節、ギラヴァンツ北九州は3連勝中と好調の3位福島ユナイテッドFCと対戦。開幕からここまで着実につけてきた実力を測るには最高の相手であったと思います。 早速振り返ります。 1.試合結果&メンバー奈良戦に次ぐ今シーズン2度目の逆転勝利を達成。リーグ戦では最近7戦負けなし、ホーム戦3連勝と完全に好調の波に乗ったのではないでしょうか。 リーグ前半戦はこれで、6勝8分5敗と勝ち越しに成功、勝点は26まで上積み、順位は12位と前節から変わらないものの、ついにプレー

【向日葵は枯れていない!】18.ギラヴァンツ北九州マッチレビュー~第18節 vs ツエーゲン金沢 ~

戦前には試合展開、戦術的なポイントなどを色々と投稿しましたが、そんなことは全く関係なくなってしまうコンディションでのアウェイ金沢戦となりました。しかし、北九州も金沢もしっかり「サッカー」をやっていたと思いますし、何と言っても怪我人が出なくて良かったと思いました。 金沢戦無敗は継続です。早速、振り返ります。 1.試合結果&メンバー北九州は再びの「連勝チャレンジ」に挑みましたが、残念ながら今回も達成出来ませんでした。チーム状態が良くても、相手関係もありますし、今節の悪天候のよ

大量得点だ✨対鹿児島ユナイテッドFC戦/

滝行👾お疲れ様でした☔ 現地の皆さま、大雨の滝中…☂️お疲れ様でした❗ ※横浜FCのサポーターは約100人位だったみたいですね。遠い鹿児島まで頭が下がる思い…。 幸い寒くはなかったみたいで?良かった😺 普段、三ツ沢の滝行で鍛えられているサポーターの皆さん、気にせず応援されている姿は頼もしかったです(笑) 結果も快勝で、応援が報われました❗ 本当にお疲れ様でした✨ ※うちの両親も応援席は楽しかったみたいで、ありがとうございます!まだ鹿児島にいるという。なんと4泊5日!

【ファジサポ日誌】118.揚力~第23節 ファジアーノ岡山 vs ベガルタ仙台 マッチレビュー~

待望の晴天下、いや晴天を越えて炎天下でのホームゲーム。 まるで梅雨が明けたかのような真夏の陽射しが降り注ぐ。 それでもこの日を待ち焦がれたようにCスタには15,269人、収容率にして99%の観衆が集まった。 特製Tシャツが配布され、ゲストのハラミちゃんのピアノに酔いしれる。 しかし、それだけが観衆を集めた要因でもないと思った。 試合前のスタジアムの様子をみていると、サポーターから誘われて来場という様子の方も窺える。 今シーズンのここまでの成績が誘いやすさに繋がっているこ

【ファジサポ日誌】116.雨あがる~第21節 ファジアーノ岡山 vs ザスパ群馬 マッチレビュー ~

山本周五郎作の短編小説『雨あがる』。 後に黒澤明らの手によって映画化、仕官が叶わぬお人好しの浪人を描く物語である。 その爽やかな潔さ、人の好さ、なかなか望みを叶えられないもどかしさ、失礼な表現かとは思うが、どこかファジと似たところがあるように思う。 この日のCスタは再びの悪天候、またかと思いながらも「ああそうだったもう梅雨だった」と雨が当たり前の季節が来たことに一年の歩みの早さを感じた。しかし、この日はゲーム前にピタッと雨は上がった。 まさに「雨あがる」であった。 シ

2024年J1第6節アビスパ福岡vs鹿島アントラーズ@ベスト電器スタジアム

4月3日は第6節アビスパ福岡戦がベスト電器スタジアムで行われました。 結果は0−1で敗戦です。 激しい雨が降りしきる中、選手たちは最後まで走り切ってくれましたが結果が出ませんでした。 まずは福岡戦を振り返りたいと思います。 スターティングメンバーは以下の11人でした。 GK1 早川 友基 DF32 濃野 公人 DF55 植田 直通 DF5  関川 郁万 DF2  安西 幸輝 MF25 佐野 海舟 MF13 知念 慶 MF30 名古 新太郎 MF8 土居 聖真 FW7

サガン鳥栖戦感想 ガンバ大阪雑記 J1.23節

こんにちは。こんにゃくです。 Jリーグ23節サガン鳥栖戦をDAZNで視聴しました。 1週前の試合ですが今更ながら感想です。 時空が歪んでるので、ほぼ自分への備忘録です。 ざっくりマリノス戦、テゲバジャーロ戦と連勝中のガンバ。 半田のオリンピック合流前の試合。 相手の鳥栖もリーグ戦、天皇杯と連勝中。 そしてセレッソより清武がレンタルで加入。 10番倉田が久しぶりのベンチ入り。 一方、ここ数試合、天皇杯も含めて出場機会を得ていた食野はメンバー外。 お互いプレスの強度が高く

【妙案!】Jリーグ秋春制問題、雪国クラブが不利にならないナイスアイデア!

 忙しくて超久々の日記になってしまいましたが、今回はサッカーの話です!  Jリーグは秋春制の話題がまたまた頭をもたげてきましたね!10月18日のJリーグ理事会で「2026年の秋春制移行を目標に、年内にも結論を出す」との意向が示されたと、各メディアで報道がありました!  しかし、5月27日の日記でも書いた通り、秋春制移行にはさまざまな問題があります! ↓↓↓ https://note.com/shiroutojoshi/n/n91f04323b2a4?sub_rt=shar

【ファジサポ日記】111.エッセンシャル思考〜第17節 ベガルタ仙台 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー 〜

大事なことを見極め、時間とエネルギーを効果的に配分し、最大限のパフォーマンスを発揮する。 グレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』の一節である。 FPに故障離脱者が多発しているファジアーノ岡山は、折り返しも見えてきたJ2第2クール終盤戦を必要最低限の戦力で戦い続けている。 しかし、その戦いぶりは「必要最低限」からムダを極力削ぎ落とした上での「効果最大化」へと変貌を遂げかけている。今節の仙台戦はまさにそんな戦いぶりであったと思う。 振り返ります。 1.試合結果&メ

【向日葵は枯れていない!】16.ギラヴァンツ北九州マッチレビュー~第16節 vs テケバジャーロ宮崎 ~

ようやくの更新となりました。 「向日葵は枯れていない!」です。 枯れていないどころか、いい花を咲かせつつあると感じさせてくれた1週間でした。日曜夜の宮崎戦の振り返りにはなりますが、少々水曜日の天皇杯も交えながらまとめてみたいと思います。 1.試合結果&メンバー国道10号線で繋がる九州ダービーという言われ方もされていましたが、北九州と宮崎って遠いですよね。 今回の試合で(14)井澤選手が宮崎県綾町の出身ということを初めて知りました。私事ながら20年ほど前に綾町を訪ねたことがあ

【ファジサポ日誌】119.自分たちのサッカー ~第24節 栃木SC vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー~

視点をどこに置くのかで評価が分かれる一戦であったと思います。 今節は長崎、横浜FCの上位陣がドロー、またプレーオフを争う山口、仙台、千葉が揃って敗戦という結果に終わりました。 岡山としては上位との差を縮め、プレーオフ圏のライバルとの差を広げる絶好のチャンスでしたが、降格圏栃木を相手に勝点1を得るに止まった点を勝負弱さとして捉える見方も理解はできます。 一方で、出場選手、試合コンディション、試合内容を踏まえますと、勝てる可能性もありましたが、負ける可能性も十分にあったこと