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2024/10/19 J1 第34節 東京ヴェルディvs浦和レッズ 期待

昨日行われたこの試合について。
まずはスタメン。


ヴェルディはシャドー2枚が変更。楓喜はベンチ外で、山見もベンチに。
代わりに剛綺、見木がスタメンに起用される。
浦和はホイブラーテンが怪我から復帰。

前半から試合はヴェルディが主導権を握る展開。
まずは前半6分、翁長のアーリークロスに剛綺がダイビングヘッドで合わせるがクロスバーに嫌われる。
さらに10分には勇大のクロスに対して、再度剛綺が滑り込んでシュートを放つが、ホイブラーテンの方に飛んで防がれてしまう。
(このシュートは枠外に飛んでいた可能性もある)

レッズはヴェルディの攻撃に対して対応ができていない。
まずシステムの面で3-4-2-1と4-2-3-1で、浦和はヴェルディのWB2枚に対して誰がついていくかが徹底できておらず、翁長、宮原が外に貼ることでボールを受けやすいような状態になっていた。

しかしながらヴェルディは前半20分くらいからやや集中が切れてしまい、
マテウス、谷口のパスミスからはじまって、
前半27分に高い位置で功佑が失ってしまったところを渡邊に持ち運んでのミドルシュートを決められてしまう。
シュートを打たれるシーンでの千田の距離が遠く、寄せも甘くなってしまった。
ミスからの自滅だけにこのまま悪い流れに進まないか不安になるところであったが、それ以上に浦和から攻めよう、追加点を奪おうというように感じられず、脅威はなかった。

浦和は全体的にラインが低く、押し上げも出来ていない、プレスも強くない状況で、点は獲ったもののチームとしての形は見えてこない。

また、浦和はボランチの2枚(特に原口)がCBのところまで降りてボールを貰いに来るので、ヴェルディとしては守備で対応がしやすかった。
どちらかというとギャップで受けられて、前向かれたり、剥がされたりする方が怖かったように思う。
そんな中、浦和は選手交代。
39分 小泉 → 大久保を投入。
前半20分過ぎから交代に向けて動いていた様子はあり、
戦術的な交代だったのだろうか。正直交代したメリットはそこまで感じなかった。

前半はその後大きな見せ場もなく、0-1で後半へ
HTにヴェルディも選手交代。
剛綺 → 山見
剛綺は前半2本惜しいシュートチャンスがあっただけに調子も上向きで、後は得点という分かりやすい結果が欲しいところだ。

後半は投入された山見が相手の死角をついた背後を狙う動き、ドリブルで崩そうとするシーンが見られ、さっそく交代が活きつつあると感じた。

ヴェルディは58分、素早いリスタートから谷口があげたグラウンダーのクロスを相手DFがクリアしきれなくこぼれたボールに綱島が外巻きのシュートを決めて同点に!
素早いリスタートで浦和の虚を突いた選手たちもそうだが、ここにこぼれてくることを予測していた綱島は素晴らしかった。
綱島のJ1初ゴールが生まれて試合を振り出しに戻した。
ヴェルディとしては内容で相手を上回っていた中で、チームの勢いを戻す形となった。

ヴェルディはさらに63分、功佑のミドルもあったがこれは枠外。
その後68分、功佑に代えて染野を投入。
染野をシャドーに、見木をボランチに起用。

浦和も70分、
原口、関根 → サンタナ、リンセンを投入。
原口はボールに触りたいのか、何度もCBのところまで降りてきたことで、
ヴェルディは守備で苦労しにくくなった。

そしてヴェルディは76分、
山見のコーナーキックからまた綱島がヘディングで合わせて2-1と逆転!

追いつきたい浦和はさらに、79分に
松尾、大畑 → グスタフソン、長沼を投入。

ヴェルディは82分に、
勇大 → 松村を投入。

浦和は85分、
グスタフソンのクロスにリンセンがヘッドで合わせるもGK正面。
グスタフソンが投入されたことで浦和はビルドアップが改善傾向にある。
ボールを適切な位置で受けて、シンプルにはたいたり、前進が少しずつできるようになっていた。
この選手がスタメンだったらどうなっていたかわからなかったようにも思う。

対するヴェルディもこのリードを守るべく交代に動く。
89分に、
山見 翁長 → 稲見 松橋を投入。
山見は途中出場であるにも関わらず途中交代。
プレーは悪くなく個人としての持ち味が発揮できていただけに、
守備を意識した戦術的な交代ということだろう。

そして、ヴェルディはこのままリードを守り切り試合は終了。
綱島のJ1初ゴールを含む2ゴールで見事に勝利を収めた。

ハイライト

振り返りと展望

ヴェルディは前節湘南戦の負けを引きずることなく、勝利。
剛綺が前半45分の出場ではあったものの、ゴールへの期待をのぞかせる活躍、綱島の2ゴールとチームとして上積みが見えている。
特に綱島はこのままCBで起用をされ続け、活躍を続けていけば代表も見えてきそうな気配すらある。
CBで守備面だけでなく、ビルドアップや攻撃参加なども高い次元でこなせるのは大きい。そして188cmのサイズも魅力で町田の望月なんとかよりもいいのでは?と思ってしまう。
次節は対戦相手の新潟がルヴァンカップ決勝に進んだことで、10/23に試合が開催されることとなり、中3日での連戦となる。
今日は楓喜がベンチ外だったりもしたが、今のチームならだれが出ても一定のパフォーマンスが出せることは期待できる。

逆に浦和はチームとしてポジティブになれる要素がほとんどなく、チームとしてどう闘っていくかもあまり見えてこなかった。
結果が出ないことで試合によってスタメンや配置が変わったり、まだ最適解が見えてこないということだろうか。

次の新潟もカップ戦は決勝に進んでいるものの、リーグ戦は残留をかけた戦いが続いている。
過去にアウェーで大敗した記憶も蘇ってくるが、当時とはチーム状況も全く違う。
ヴェルディも連戦となるだけに選手なども入れ替えながらチーム全体で総力戦と行きたいところだ。

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