俵屋宗達の風神雷神、尾形光琳、酒井抱一はオマージュになるのか?丸山応挙、長澤蘆雪も師匠の構図をまるっと写す。 いや、画壇の画風、型の継承のための模写なのはわかっているが、現代のSNS上ならパクリと言われそうだなと、ふと考えた。でも、写しを描いたその人が現れてるその人の真作。
慶長11年(1606)11月11日は俵屋宗達が下絵を描き本阿弥光悦が古今和歌集の和歌を書いた「金銀泥下絵和歌巻」が成った日。宗達は「風神雷神図屏風」などで知られる絵師で金と銀を巧みに使い下絵を描いた。光悦は書家、陶芸家、蒔絵師などの顔を持つ芸術家で下絵に和歌を散らし書きにした。