達磨の眼【本伝統文化を世界へ】

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達磨の眼【本伝統文化を世界へ】

ライブインテリジェンスアカデミーの公式noteです。日本の伝統文化を国内外に伝えていくためのブログです。当アカデミーの事業の一つである「仏画曼荼羅アート教室」の活動状況もアップしていきます。新たに当アカデミーがこのブログを運営していきますので、よろしくお願いいたします。

マガジン

  • 〇△▢の風景

    私が見つけたちょっと誇らしい心に沁みるお寺の風景を一緒に楽しんでいただこうと思っています。

  • 仏画曼陀羅アート

    仏画と般若心経などのお経を融合させてアート作品を作ります。仏画のもつ美しさ、お経の文字がもつ神秘さを重ねオリジナリティーあふれる仏教アートにチャレンジします。関西を中心に教室を展開しています。関心があれば、一緒に作品を作りましょう。

最近の記事

魅力ある不動明王を描く 【仏画曼荼羅アート―<不動明王>―】

仏画曼荼羅アート教室では、阿弥陀さん、お釈迦さん、そして大日如来像や菩薩像は頻繁に描いている。しかしながら、燃え上がる炎をもつ「不動明王像」は “絵になる” 対象であったが、なぜか課題として提示してこなかった。 不動明王は、全国各地で「お不動さん」として親しまれている寺院は多い。その寺院の本尊として祀られている仏様である。密教特有の尊格をもつ明王の一尊である。真言宗をはじめとする、天台宗、禅宗、日蓮宗など日本仏教の諸派や修験道では幅広く信仰されている。 ちょうど1年前、大

    • 季節がうつろう 

      昨夜は冬支度を整えた。 箪笥に並ぶ夏場の衣を冬物に入れ替えた。 筆者の部屋のフローリングに電気カーペットをひき、 椅子には暖房用の敷布をかけた。 ベッドは冬用の敷布をひき厚手の毛布に変えた。 今朝、目が覚めたときは10℃を下回っていた。 冬支度のお陰で眠りが深くなった気がする。 朝、ベッドから出ると寒さを実感。 お昼近くなって、空は雲ひとつない快晴だ。 穏やかな秋晴れに気分も晴れる。 木々の葉が少し色づきはじめ、季節がうつろう。 何かがはじまる予感がする。 文・写真/

      • 予想だにしなかった、長浜を訪ねた目的地が、こことは !?

        昨日、比良山から吹きおろす寒風に長浜まで行ってきた。 学生時代の友人とふたりで、学生時代の三羽烏としてあそんだもう一人を訪ね。 20年前くらいまでは年賀状を交換していたがぷつりと途絶えた。それっきりで音沙汰無し。忙しくしていた時代だから仕方ない。便り無しは元気の証、と日々が過ぎていった。 昨日一緒した友人が、今年40ぶりに米国から日本へ移住した。それを機に、長浜に住む三羽烏の一人を訪ねることになった。だだ、年賀状の住所だけを頼りに、会えれば50年ぶりと胸を躍らせ電車に乗った

        • 今年来年の本尊「普賢菩薩」にチャレンジ 【仏画曼荼羅アート―<普賢菩薩>―】

          今年も残すところあと2カ月。 2025年は、どんな年になるのだろ〜。 良い年であって欲しいものである。 今年の干支は辰年、 龍が大空に舞い上がり、今夏は熱風の嵐だった。 さて、来年は巳年、 地を這う蛇が熱い大地を冷ましてくれことを期待し。 十二支の本尊として、今年と来年は 「普賢延命菩薩」。 仏画曼荼羅アート教室では、 いま普賢の仏様にチャレンジしている。 白象に乗る普賢菩薩はあらゆるところに 顕れ衆生を救ってくれる仏様。 来年に想いはせながら筆がすすむ。 文/ 渡

        魅力ある不動明王を描く 【仏画曼荼羅アート―<不動明王>―】

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        • 〇△▢の風景
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          11月の展示ケース [仏画曼荼羅アート Art work at the lzumisano3]

          先月に引き続き新たな十三仏 それに加え、五行色の大河の流れの中に 坐る大日如来と釈迦如来。 それらを側面から見護る不動明王 作品/ 仏画曼荼羅アート泉佐野教室の皆さん #仏画曼荼羅アート #五大色 #五大色の表現 #大日如来と釈迦 #不動明王

          11月の展示ケース [仏画曼荼羅アート Art work at the lzumisano3]

          来年2月、欧州南武道が「旧武徳殿」で初お披露目 平安神宮の内拝殿で奉納演武を行う

          日本には、柔道・相撲道・空手道・合気道・剣道・弓道・居合道・なぎなたなど数多くの代表的な武道が存在する。日本の武道はとくに、技や強さを求める前に “人としての礼法・作法” が重んじられている。 “礼で始まり 礼で終わる” 精神が何よりも肝心なものだとされている。 昔の話になるが、筆者はほんの少し合気道と空手道をかじった経験がある。合気道を始めた理由は “呼吸法”と“瞑想” に関心をもっていたからである。空手道については、少々いわくつき。ヨーロッパで人気を博していた「南武道」

          来年2月、欧州南武道が「旧武徳殿」で初お披露目 平安神宮の内拝殿で奉納演武を行う

          仏画と般若心経の見事な表現力

          各教室の作品の写真を整理していると、 泉佐野教室の生徒さんの作品が目にとまった。 般若心経と仏画のコンビネーション作品。 とくに経文が多彩な形を創りだしている。 それぞれの異なる想いが表現された逸品である。 作品/ 仏画曼荼羅アート泉佐野教室 #仏画曼荼羅アート #仏画と般若心経のコンビネーション #般若心経の魅力 #多彩な表現力

          仏画と般若心経の見事な表現力

          書き終えると、不思議と達成感がある

          274文字で構成されている教理が「般若波羅蜜多心経(般若心経)」。 空の理法とされるこの「般若心経」を写経されている人が意外に多い。 先祖に想いを馳せながら また、身近な人や自身の守り祈願として さらに写ししたためる時を楽しむために と、さまざま。 書き終えると、不思議と達成感がある。 #般若心経 #般若波羅蜜多心経 #274文字の魔法 #写経 #写仏 #写ししたためる楽しみ #達成感

          書き終えると、不思議と達成感がある

          ワクワクさせてくれるワールドシリーズがはじまった

          大谷のあわやホームランかと思わせるセンターフライではじまり 延長十回裏、フリーマンの劇的な逆転サヨナラ満塁ホームランで締めくくった。 第二戦は、ドジャース山本由伸が先発する。 無失点で抑え、大谷がホームラン打てば、いうことなし。 第一戦に続き、さらにワクワク。 写真/ フジTVより転用 #MLBワールドシリーズ #ドジャースVSヤンキース #大谷翔平 #フリーマン逆転サヨナラホームラン #翔平のホームラン期待

          ワクワクさせてくれるワールドシリーズがはじまった

          この世は美しい あだち幸氏の仏画大阪大学に寄贈

          大好きな仏画である。 通常の仏画とは少々違う。 描いたのは、友禅画家のあだち幸さん。 友禅技法で画面いっぱいにかもす柔らかな輝きに 仏様の柔和な顔が美しく映える。 この世の美しさが描写されている。 作品/ 友禅画家 あだち幸氏 ※コクーン2点は大阪大学エントランスホール、ほとけはもみじラウンジに展示されている。(鑑賞は許可が必要) #あだち幸 #この世は美しい #仏画 #友禅画家 #あだち幸ワールド #柔和な仏様 #柔らかい輝き

          この世は美しい あだち幸氏の仏画大阪大学に寄贈

          京菓子で幽寂閑雅を楽しむ

          先日来、京都を訪ねた際に老舗京菓子店をハシゴした。まずは、烏丸今出川の烏丸通に面した俵屋吉富の「京菓子資料館」と資料館の1階ある立礼席の「祥雲軒」を訪ね、その後、今出川通を西に堀川まで歩き、織物のまち西陣に本店を構える「鶴屋吉信」へ。(道中に「白峯神宮」に立ち寄る) 店内の鶴の杉戸絵は紹介したが、2階のお休み処「菓遊茶屋」と茶室「遊心」は老舗京菓子店ならではの幽寂閑雅の趣だった。 鶴屋吉信は、本店をはじめ、東京のTOKYO MISEや虎ノ門ヒルズ店、そして全国の百貨店で同店

          平安時代の貴族社会で流行した「蹴鞠」 正月の下鴨神社の「蹴鞠はじめ」でお馴染み

          下鴨神社では、現在でも毎年1月4日に「蹴鞠(けまり)はじめ」が行われている。お正月の風物詩のごとく立烏帽子に鞠水干に鞠袴などの装束を着て蹴鞠する風景をTVで観たことがある。蹴鞠の歴史は古いようだが、とくに平安時代に流行し芸道として広まり、貴族社会では競い合いながら楽しんだようだ。 いままで実際に観たことはないが、先日、京都を訪ねた際に、烏丸今出川の交差点から西に向かい歩いていると北側にある「白峯神宮」に立ち寄った。その境内でなにやら幾人かが柔らかい皮のボールを蹴り上げている

          平安時代の貴族社会で流行した「蹴鞠」 正月の下鴨神社の「蹴鞠はじめ」でお馴染み

          「秋高佳風月」の軸を眺め「雲龍」を味わう 秋の景色が浮かぶ

          京菓子の俵屋吉富を代表する菓子といえば、「雲龍」である。俵屋吉富七代目菓匠・石原留治郎氏が生み出した一世の名品として名を馳せている。 村雨餡とよばれるそぼろで小倉餡を巻き込んだ独特の形の菓子。先々代の留治郎氏が相国寺の雲龍図から考案したというもので俵屋吉富の顔であり、京菓子を代表する銘菓である。 京菓子資料館の1階に和モダンカフェがあり菓子と抹茶が楽しめる。その床の間に「秋高佳風月」と書かれたお軸が飾られてあった。秋の空は高くて、風や月など自然の風景が風流で良い、というこ

          「秋高佳風月」の軸を眺め「雲龍」を味わう 秋の景色が浮かぶ

          糖芸菓子の最高傑作「華燭」と「花鳥風月」  圧倒される匠の技術

          古代から続く木の実や果物を使った馴染みのある「果子」、遣唐使によりもたらされたと言われる「唐菓子」、禅とともに伝来した「点心」、布教や貿易を目的に渡来したポルトガル人・スペイン人によりもたらされた「南蛮菓子」、そして江戸時代に砂糖や寒天といった原材料が登場したのを機に広がった「京菓子」。(俵屋吉富HP参照) 現在に至るまでの和菓子のあゆみの中で、最高の技術を総結集して制作される芸術味豊かな創作菓子の「糖芸菓子」。松や桜など四季の姿や花鳥風月など本物さながらに作る装飾菓子であ

          糖芸菓子の最高傑作「華燭」と「花鳥風月」  圧倒される匠の技術

          京菓子「鶴屋吉信」の鶴がハーモニーを奏でる

          「ヨキモノヲツクル為ニ材料、手間ヒマヲ惜シマヌ事」を家訓に、 220年の歴史をつむぐ京菓子の「鶴屋吉信」。 本店1階に、日本画の上村淳之が描いた吉兆をあらわす杉戸絵の鶴と 京菓子が絶妙なハーモニーを奏でていた。 文・写真/ 渡邉雄二 #鶴屋吉信 #京菓子 #220年の歴史 #上村淳之 #日本画 #鶴の杉戸絵 #絶妙なハーモニー

          京菓子「鶴屋吉信」の鶴がハーモニーを奏でる

          秋晴れに可憐な姿

          残暑の陽射しが照り付けている。 15時半現在、26℃。 秋晴れ爽快といいたいが、汗ばむほどの陽気である。 側溝庭に秋草が花を咲かせていた。 陽に照らされ輝く姿は可憐で美しい。 コメント・写真/ 渡邉雄二 #残暑の陽射し #汗ばむ陽気 #秋草 #陽に照らされ輝く #可憐で美しい