ART DIVER

美術専門出版社アートダイバーの公式noteです。 noteでは主に有料記事を配信します…

ART DIVER

美術専門出版社アートダイバーの公式noteです。 noteでは主に有料記事を配信します。 必要な方に読んでもらえればと思います。 公式サイトはhttps://artdiver.tokyo/

最近の記事

『蓮の暗号』著者インタビュー|東晋平「世界と分かち合いたい日本文化の“本質”とは?」

中世においてはハイクラスの教養として広く親しまれていた〈法華〉。その影響は、文学、演劇、音楽、舞踊、茶、美術・工芸といったあらゆる領域に表れていると言います。しかし、現代の私たちが法華を意識することは極めて稀なこと。そうした中、日本文化の底流にある法華の水脈を今一度捉え直すことは、現代においてどのような意味を持つのでしょうか。 ― 『蓮(はす)の暗号』というミステリアスな書名はどのように決めたのですか。 東 私自身、編集者としてたくさんの本に関わってきましたが、本のタイト

    • インタビュー|指田菜穂子「絵でつくる文学全集は、文学でも歴史でもないものを浮かび上がらせる」

      「絵で百科事典をつくる」という発想のもと、言葉から連想されるあらゆる事象を一枚の画面に緻密に描き込む芸術家・指田菜穂子。初の作品集『日本文学大全集 1901-1925』では、日本文学をテーマに制作された25点からなる同名のシリーズ作品が収録されている。1901年から1925年に発表された小説25篇を選び出し、その登場人物を作品名とする「日本文学大全集」シリーズは、どのような考えのもと制作されたのだろうか。話を伺った。 ― 「絵で百科事典をつくる」という独自のコンセプトに至っ

      • インタビュー| 高橋伸城「信仰と造形の関係性」

        俵屋宗達、尾形光琳、長谷川等伯、狩野永徳、歌川国芳、葛飾北斎。これら日本美術史を彩る巨匠たちの共通点をご存知だろうか。答えは、日蓮の教え(法華経)を信奉する法華衆であったということだ。昨年12月10日に刊行された『法華衆の芸術』(第三文明社)では、日本美術史に登場する法華衆の作家たちを辿り、彼らの造形に秘められた法華信仰との関係がひもとかれている。その著者であるライター・美術史家の高橋伸城に、執筆の経緯について話をうかがった。 ― 「法華衆の芸術」という視座から日本美術を見

        • アートオークションについて知っておいて損はないこと(1)

          Text:細川英一(アートダイバー) ここのところ「アート投資」という言葉が巷を賑わしているが、はたしてアートは投資に向いているのか? また、マーケットの盛り上がりとともに必ず聞こえてくる「アートバブル」の実態とは? 十数年から20年弱の周期で繰り返すアートバブル、そしてその陰で何が起こっているのかを、2000年代に起こったミニアートバブルを例に眺めてみる。 リーマンショック以前のアートマーケット 昨今のアートマーケットの盛り上がりを横目に、気になっていることがある。それ

          ¥330

        『蓮の暗号』著者インタビュー|東晋平「世界と分かち合いたい日本文化の“本質”とは?」

        • インタビュー|指田菜穂子「絵でつくる文学全集は、文学でも歴史でもないものを浮かび上がらせる」

        • インタビュー| 高橋伸城「信仰と造形の関係性」

        • アートオークションについて知っておいて損はないこと(1)

          ¥330