らら

50代後半会社員。リストラでもうすぐ無職。 美術展、コンサート、読書の記録。日常の大切な場面の断片。たまに断捨離。

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【美術展】「東海道五十三次」で旅気分ー富士に琳派に若冲もー/岡田美術館(神奈川県箱根町)

「源氏物語」の屏風がメインターゲットで、琳派や若冲も楽しめる、ぼんやり、一度行きたいな、と思っていた岡田美術館。MOA美術館に今秋、絶対行くので、ちょっと足を向ければ一緒に行ける!ということで、行ってきた。 観光地・箱根とは言え、MOA美術館で展開されているような超目玉な企画展ではないので、空いているだろうとふんでいった。想像通り、気持ちよく鑑賞できた。 1階から丁寧に見て行ったら、一番見たかった4階の「源氏物語図屏風」へ行きついたころはお疲れモード( ;∀;)。反省。 岡

    • 【美術展】童心に帰って楽しめる/東京国立博物館(東京都台東区)

      3度目に訪れて初めて知った「映像」コーナー。素晴らしい!の一言に尽きるので、ご紹介。合わせて、歌舞伎絵を作っちゃおう。 ★日本美術のとびら 本館・1階「T3」という部屋にある、映像コーナー。 この部屋に玄関ホール側から入ると、この画面がお出迎えしてくれる。左側に見える壁一面の映像へのはやる気持ちを抑えて、まずこの映像もじっくり鑑賞。 この映像を見たのち、早速左側の映像へ。 この<日本文化紹介映像>がとにかくお勧め。注意して欲しいのが約2分のオープニングムービーの上映時間

      • 【美術展】紫式部へのオマージュ/東京国立博物館(東京都台東区)

        源氏物語が好きで、関連の作品の展示があるといそいそと見に行くせいもあるが、源氏物語、紫式部をテーマにした美術品の多さには、この1年圧倒された。 今回は、平成館の企画展示室で展示(2024年10月1日(火)~ 11月10日(日))されている「源氏物語図屏風(若菜上)」が見たくて、トーハクを訪れた。 壁時計が示すように(午前の)11:00に到着。人の流れが途絶えるのを待って撮影したが、この日は私が行った中で一番空いていた印象。それもこれも、お隣の「国立西洋美術館」で「モネ 睡

        • 横浜DeNAベイスターズ 優勝おめでとう!!

          まさか、日本一の瞬間をハマスタで味わえると思わなかった! 横浜DeNA、日本シリーズ優勝おめでとう!(^^)! 私は、見ていて一番好きなスポーツはラグビーだが、夫は根っからの野球ファン。夫は、幼少期から若かりし頃はジャイアンツファンだったが、ここ15年くらいは、ベイスターズファン。ファンクラブの会員になり、キャンプを見に沖縄まで行き、シーズン中はいそいそと球場へ駆けつける夫を(野球、そんな面白いかな~、くらいの気持ちで)見送っていた。 蛇足になるが、私は社会人野球のチアガ

        • 【美術展】「東海道五十三次」で旅気分ー富士に琳派に若冲もー/岡田美術館(神奈川県箱根町)

        • 【美術展】童心に帰って楽しめる/東京国立博物館(東京都台東区)

        • 【美術展】紫式部へのオマージュ/東京国立博物館(東京都台東区)

        • 横浜DeNAベイスターズ 優勝おめでとう!!

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          【ぐるっとパス2024・3周目3】そごう美術館(横浜市)/手塚雄二展 雲は龍に従う

          これまでにいくつか行ったギャラリートークの中でも、また画家本人トークのなかでも抜群に!面白かった。そごう美術館でのギャラリートークはあと1回(11月2日)予定されているので、少しでも興味があったら、是非行ってみて下さい。 行く予定がある方のために、その面白さを損なわない程度に手塚氏の略歴を記すと、幼少期に叔父様の影響で「絵」の面白さに目覚め、5浪の末に東京藝術大学に入学した後、平山郁夫に師事。5浪の末と書いたが、東京藝大は多浪が常識と聞いていたので、浪人は驚かなかったが、末

          【ぐるっとパス2024・3周目3】そごう美術館(横浜市)/手塚雄二展 雲は龍に従う

          【ランチ】東京国立博物館のレストラン「ホテルオークラ ガーデンテラス」/東京都台東区

          初めて東京国立博物館へ行った時、ランチは併設の「ホテルオークラレストラン ゆりの木」を利用した。 今回は別のところがいいな、ということで、「法隆寺宝物館」内にある「ホテルオークラ ガーデンテラス」。 トーハクに来たのは3度目だが、一番混雑していなかった。 お隣の「国立西洋美術館」で、「モネ 睡蓮のとき」が開催中のせいもあるかな。 中の所蔵品が、すべて、全て、ものすごく古い物、で、その箱が近代的。 博物館そのものが激混みでない、平日、11:45頃伺ったら、10分強ほどの待

          【ランチ】東京国立博物館のレストラン「ホテルオークラ ガーデンテラス」/東京都台東区

          【美術展】花鳥風月 水の情景・月の風景/皇居三の丸尚蔵館(東京都千代田区)

          美術展には開館と同時か、午後一とか、日が高いうちに訪れることが多い。この日は、東京駅で夜にある次の予定まで約2時間あった。スタバででも時間を潰そうかなとも思ったが、「皇居三の丸尚蔵館」の存在を思い出した! 16:00からの回を予約し、大手門へ向かったら、「(皇居東御苑への)入園は16:00で終了です」のアナウンス。えっ、と一瞬怯んだら、「三の丸尚蔵館へ行かれる方はこちらから~」の誘導あり、ε-(´∀`*)ホッ。 この日は、これ!というお目当てのものがあったわけではないが、

          【美術展】花鳥風月 水の情景・月の風景/皇居三の丸尚蔵館(東京都千代田区)

          【ランチ】根津美術館のカフェ「NEZU CAFE」/東京都港区

          南青山という、日本でも屈指のおしゃれな場所にある根津美術館内のカフェ「NEZU CAFE」。美術館に併設されているレストラン・カフェは観覧料を払わずに利用できるところもあるが、ここは残念ながら観覧料を払わなければ利用できない。 いつ行ってもウェイティングが途切れることがない。 根津美術館の展覧会に行く際、前回行きそびれた「NEZU CAFE」に行こうと決め予習をしたら、開館と同時にこのカフェを目指す人もいる、とのこと。10時の開館25分ほど前から人が並び始めた。開館と同時に

          【ランチ】根津美術館のカフェ「NEZU CAFE」/東京都港区

          【美術展】夏と秋の美学/根津美術館(東京都港区)

          アーティゾン美術館で酒井抱一と鈴木其一の師弟コラボを見て、俄然楽しくなって、そういえば、根津美術館で鈴木其一にフォーカスした企画展が開催中なことを思い出した。 会期(2024年9月14日(土)~10月20日(日))終盤も終盤、最後の金曜日(2024年10月18日)に行ってきた。 印象深かった作品 ★燕子花だけじゃないんです「夏草図屏風」尾形光琳 前回、国宝・燕子花図屏風を見に行った際に購入した、根津美術館発行の「琳派コレクション」であらためて復習するのが楽しい。 中央の

          【美術展】夏と秋の美学/根津美術館(東京都港区)

          【美術展】アニミズム/京都芸術大学附属康耀堂美術館(長野県茅野市)

          アニミズム、私が使い込んだ古い物を大切にするのは、この考え方が好きだから。 平日午前中の訪問、約1時間弱の滞在だったが、その間貸切状態。 この展覧会の展示構成と作品レイアウトは、博物館実習の一環として、京都芸術大学通信教育部の博物館学芸員課程で学ぶ学生が担当。 それならそれで、学生がどういう着眼点で「アニミズム」的要素を感じて、その作品を選んだかや、その作品の背景なり、画家の想いなども取材して、絵に添えて欲しかった。 ただ、作品が並べられているだけ。芸術品は、ただ、感じろ!

          【美術展】アニミズム/京都芸術大学附属康耀堂美術館(長野県茅野市)

          50代大人の卒業旅行/蓼科親湯温泉・長野県茅野市

          みすず書房の社主が長野県茅野市の出身であり、岩波文庫の創業者も長野県諏訪市の出身であることから、 出版事業を通して日本の文学、哲学に多大な功績を残し続けていることを誇りとし、その名を冠したスペースがあるホテル・蓼科親湯温泉。 ウェルカムドリンクを飲みながら、貸切露天風呂の予約や、夕朝食の時間などを説明頂いた。今回の旅行はこのホテルに泊まることが第一の目的だったので、この日の観光は山梨県立美術館1か所のみ。このホテルで読書三昧したかったので、出来るだけ早くチェックインしたかっ

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          【美術展】山梨モダン1912~1945/山梨県立美術館

          リストラに手を挙げて退職するので、もう(もうというかだいぶ前から)現在の職場へのモチベーションが枯渇している。かねてから行きたいと思っていた温泉ホテルが、平日だとお安く予約できる!えい、やで予約をしてしまった。 自宅から旅館までのグーグルマップ上で、美術館を検索したら、ヒットした「山梨県立美術館」。ミレーの「種をまくひと」を所蔵していることで知られている。 地方の美術館は大き目な公園を併設していることが多く、どこを訪れてもとても気分が良い。 大正期から昭和初期の、山梨にゆ

          【美術展】山梨モダン1912~1945/山梨県立美術館

          【ぐるっとパス2024・3周目2】松濤美術館/空の発見

          会期(2024年9月14日(土)~11月10日(日))の前期中、学芸員によるギャラリー・トーク(10/5(土))に合わせ行ってきた。 ★浮世絵の典型的な空の表現「一文字ぼかし」 「冨嶽三十六景 山下白雨」葛飾北斎 19世紀・江戸時代 実際に展示されていたのは、埼玉県立歴史と民俗の博物館所蔵の錦絵。 この展覧会で浮世絵の典型的な空の表現「一文字ぼかし」という技法を知った。 浮世絵版画の空の表現「一文字ぼかし」は、絵の上部に横一線に色をのせそれにグラデーションをつけるという簡

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          【美術展】空間と作品/アーティゾン美術館の矜持と情熱を感じた素晴らしい展覧会だった

          行くかどうか直前まで迷っていたが、行って良かった~。行って良かった!の感想は、学芸員によるギャラリートークによる学び、というか運営している財団の芸術に掛ける姿勢の素晴らしさによっても後押しされた。 印象深かった作品と空間 ★「四季」カミーユ・ピサロ パリで銀行業を営むギュスタ―ヴ・アローザが、ダイニングテーブルに飾る絵としてピサロに依頼。ダイニングルームをイメージしやすいようにと中央にテーブルが置かれていた。 これらの絵は、掛ける位置も提示されたそうで、「戸口の上」と

          【美術展】空間と作品/アーティゾン美術館の矜持と情熱を感じた素晴らしい展覧会だった

          こんぶさんのKombuRadioに出させて頂きました(もしかして、これって死語?)

          Noteを通じてお知り合いになったこんぶさんは、Youtubeでもチャンネルをもってらして、その「KombuRadio」にゲスト出演させて頂いた。有難い、有難すぎる。 ただただ、ひたすら楽しいおしゃべりだった。 死語と分かっていても使い続けている言葉、 言ったそばから、あ、これもしかして死語だった?!な言葉、 死語かと思ったら、意外や意外、今も生きている言葉、等々 こんぶさんや私と同じ世代の方だと「あるある」なこと多いんじゃないだろうか。 自分の声のイケてなさには、相変わ

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          【ぐるっとパス2024・3周目1】帆船日本丸と横浜みなと博物館/良平の横浜みなと街歩き

          横浜みなとみらいホールでのコンサートに合わせ、ぐるっとパスを使い、横浜みなと博物館へ行ってきた。博物館だけでなく、帆船日本丸も見学できる、と当日チケット売り場で言われ、嬉しいお得感。 安全性、耐久性が犠牲になっただなんて、、、今、もし戦争なんて始まって、徴兵制度なんてあったら、愚息2人は、間違いなく真っ先に徴兵されてしまう。徴兵された上に、安全性も耐久性もないがしろに突貫工事?!で製造された物に、愚息たちの命を託すんなんて、そんな非情な現実を私は受け入れられないだろう。 戦

          【ぐるっとパス2024・3周目1】帆船日本丸と横浜みなと博物館/良平の横浜みなと街歩き