若い子の悩みを聞く。辛そうで気を抜いたら泣いちゃいそうだったので、「うんうん、そうなんだ」と、ちょっと相づちを打つ。成人でも、まだまだ脆いところもあるようで。ありきたりな言葉は安っぽくなるので言いません。ただ、少しでも気が楽になればそれで良い。若いと苦いって漢字は似てますね。
『こゝろ』3 下「先生と遺書」読了。小学生の時は「先生」に憧れ「私」と同じ立ち位置で語りに没入し結末に涙した記憶がある。大人になりすっかり汚れた心(個人の内面世界)の倫理観では「先生」の中の狡猾と正義感の葛藤の方がずっと理解できるものでありつつ、Kの意想外な脆さにも心が共鳴した。
他人には立ち入られたくない域。これ以上無神経に質問されたくない、構われたくないそういう域があります。心の気持ちの部分。自分という個があるから。HPSや脆さを抱えている人なら尚更。領域は侵さない。人間同士が関わるなら重要。人間関係。