満門2.0:人口減少時代の人材獲得戦略
「桃李満門」(とうりまんもん)という言葉は、古代中国の詩人である杜甫の詩に由来する。
原文では「桃李春風一杯酒、江湖夜雨十年燈」と詠まれ、教え子たちが桃や李(すもも)の花のように咲き誇る様子を表現している。
この言葉が日本に伝わったのは平安時代とされ、当初は学問や芸術の世界で使われていた。
例えば、平安時代の歌人である藤原公任の門下から多くの優秀な和歌の詠み手が輩出されたことを「桃李満門」と表現した記録がある。
江戸時代になると、この言葉の使用範囲が広がり、武芸や茶道