伽戸ミナ

【短歌・詩を毎日載せています】第14回角川全国短歌大賞佳作/『ココア共和国』に詩が掲載される/自転車には乗れない

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【短歌・詩を毎日載せています】第14回角川全国短歌大賞佳作/『ココア共和国』に詩が掲載される/自転車には乗れない

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    百人一首のうたをひとつずつカバーしています

  • 詩集『閑文字』

    伽戸ミナがつくった詩を載せています。読んで頂けたらうれしいです。

最近の記事

台風が過ぎ去った朝はほんものの朝とは思えぬほど荒れている

長からむ心も知らず黒髪の乱れてけさは物をこそ思へ/待賢門院堀河 (80/100) ================== 百人一首第80番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

    • 【詩】呪縛

      愛とかどうでもよくなってしまいました。 空腹とか無視できるようになってしまいました。 春風のようにやさしい声で教科書が読み上げられる火曜の三限では、あんなにも耐え難いものだったのに。大地を揺らすほどの助けを求める叫びでも、電車の走行音のように気にも止めなくなりました。 色彩とかどうでもよくなってしまいました。 赤色と橙色の中間とか考えなくなってしまいました。 だいすきな詩集を読んでいても、言葉が文字から紙から溢れ流れることはなくなって、灰色のまま動かなくなりました。 愛や色

      • 厚ぼったい黒々とした雲の間から大人の世界の光がこぼれる

        秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出づる月の影のさやけさ/左京大夫顕輔 (79/100) ================== 百人一首第79番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

        • (78/100)島と空に千鳥の声が塗りたくられ夢を見れない須磨の関守

          淡路島かよふ千鳥の鳴く声に幾夜寝ざめぬ須磨の関守/源兼昌 ================== 百人一首第78番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

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          83本
        • 詩集『閑文字』
          207本

        記事

          たましいがちぎられるのもかなしみも再び会うのも運命である

          瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ/崇徳院 (77/100) ================== 百人一首第77番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          たましいがちぎられるのもかなしみも再び会うのも運命である

          雲の上、いや波の上 海原に漕ぎ出してきた、いや流されてきた

          わたの原こぎ出でて見ればひさかたの雲居にまがふ沖つ白波/法性寺入道前関白太政大臣 (76/100) ================== 百人一首第76番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          雲の上、いや波の上 海原に漕ぎ出してきた、いや流されてきた

          葉身におかれた露はつぅと消え今年の秋も灰色の秋だ

          契りおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり/藤原基俊 (75/100) ================== 百人一首第75番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          葉身におかれた露はつぅと消え今年の秋も灰色の秋だ

          滝のように吹き下ろす風「あっそ」とだけ返してくれとは祈ってないよ

          憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを/源俊頼朝臣 (74/100) ================== 百人一首第74番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          滝のように吹き下ろす風「あっそ」とだけ返してくれとは祈ってないよ

          峰に咲く桜にこころうばわれても霞よ席は立たないでくれ

          高砂の尾の上の桜咲きにけり外山の霞立たずもあらなむ/前中納言匡房 (73/100) ================== 百人一首第73番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          峰に咲く桜にこころうばわれても霞よ席は立たないでくれ

          浜の辺に打ち寄せる波のはげしさは音だけなので袖を隠した

          音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖のぬれもこそすれ/祐子内親王家紀伊 (72/100) ================== 百人一首第72番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          浜の辺に打ち寄せる波のはげしさは音だけなので袖を隠した

          暮れ色にいろづく稲葉鈴にして芦のまろやにわたる秋風

          夕されば門田の稲葉おとづれて芦のまろやに秋風ぞ吹く/大納言経信 (71/100) ================== 百人一首第71番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          暮れ色にいろづく稲葉鈴にして芦のまろやにわたる秋風

          振り払うために走ろうと出てみれば叫びのような秋の夕暮れ

          さびしさに宿を立ち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮れ/良暹法師 (70/100) ================== 百人一首第70番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          振り払うために走ろうと出てみれば叫びのような秋の夕暮れ

          散らす、散らす、三室の山の紅葉を 織る、織る、龍田の川の水面を錦に

          嵐吹く三室の山のもみぢ葉は龍田の川の錦なりけり/能因法師 (69/100) ================== 百人一首第69番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          散らす、散らす、三室の山の紅葉を 織る、織る、龍田の川の水面を錦に

          ひな壇に青いまま並んだトマトいちはやく128円に変わるのは誰?

          ================== 短歌です。 読んでいただきありがとうございます。

          ひな壇に青いまま並んだトマトいちはやく128円に変わるのは誰?

          目に涙たまっていなくてもかすむ月石の臼で挽かれたように

          心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな/三条院 (68/100) ================== 百人一首第68番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          目に涙たまっていなくてもかすむ月石の臼で挽かれたように

          春の夜の夢のような手枕で見られる夢は夢でしかない

          春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ/周防内侍 (67/100) ================== 百人一首第67番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。

          春の夜の夢のような手枕で見られる夢は夢でしかない