真剣に考えるその眼差しは明日を見ていた。けれど真剣とは何か。考えるとは何か。明日とはいつか。そんなことにも戸惑っていた。きつねはただきつねでいることを望んだだけなのに。そのきつねはどこまでも考え続けていた。
「偉大な仕事を達成する人の特質、それは不確実さとか不可解さとか疑惑の中にあっても、事実や理由を求めてイライラすることが少しもなくいられる状態のこと」 (キーツ) これはネガティヴケイパビリティのこと タイパ時代の今 不確実さの中で答えを急がず 考え続ける知的寛容さが大切
昨夜帰宅し、今日は休みながら片付けながら過ごす。 久々の旦那方親戚は、当たり前だけど歳を重ねていた。同じだけ私たちも。 時が流れることに残酷さと、同時にありがたさを思う。 自らの来し方に悔いがないことに安堵する。考え続け動き続けた。その事を子どもらに評価された。
日常の一部が非日常に変わりつつある。 また、日常で切り離された部分が、移ろう非日常で繋がる。 一方で、この状態を続けることができるのか、浮遊し、交錯する心。 変わりゆく日常で、私は変わらず、頭を動かし続ける。 やはり、いつの時も、考えることをやめてはいけない。