メメント・モリ。死を予期した時考える終活という言葉はあまりに身近になった。終活の中で医療に関わる事だけを見ても(1)医療措置(2)緩和ケア(3)家族のケアのように考えるべき事は１つではない。ましてや医療者任せになりがち。救命なのか延命なのか治療控えなのか記す事は家族への贈り物だ。

月を追う。ただ月を探す。月を見つけて安心する。ただそれだけ。昨日はあそこ今夜はここだから明日はあの辺かなと当たりをつけてカーテンを引く。ただそれだけ。曇っていて月が見えない夜は物足りなくてふうっと大きなため息を吐く。これからの季節ただそれだけの事が楽しみ。今夜は雲の晴れ間に期待。

嵐のような3日間。5歳児と2歳児の孫たちが帰って行った。体がキツイけれど絶対に口にしない。だって、そんな事を言ったら孫たちに会えなくなるかも知れないから。子ども家族は孫に会わせてあげたいと思っている。爺婆はそんな気持ちに応えたくて頑張るけれど孫の相手をするには準備と覚悟が必要だ。

「老年的超越」トーンスタムによる活動理論でも離脱理論でもない概念だ。新しい理論というわけでもないのに今になって注目されている。自分が高齢者になり一般化された概念と自分の状態に乖離があったと気づくからだろう。周囲に合わせ元気にしなくていいし自分らしくしていいんだと気付かせてくれた。

私の住む市の65歳以上高齢者率は27.7%(2022)全国平均28.9%(2023)より少し低いものの県平均27.2%(2023)より少し高い。町内に限れば恐らくもっと高いのではないかと感じている。特に高齢独居世帯が増加している。ご夫婦で散歩が1人で散歩になりやがて空き家になる。

専門外の学会参加。少しでも興味があったなら参加する意義は大きい。今までとは違った視点のアプローチに気付くことができた。川は流れる。流れることなく澱んでしまうと思わぬリスクを引き込んでしまう。一貫性の無いつぶやき御免。電車の乗り継ぎもスムーズだった。程よい刺激をもらえただ夢心地哉。

「言い分はあると思いますが、いい齢の大人なんですから冷静に話し合って下さい」と母親の世話を巡り険悪になった兄弟は警察官に諭された。妻が母の暴挙で家を出たスエ章さんはそんな母を恨みつつ仕事と家事に加え母の世話をしてきた。それなのに母は暴言を止めようとしない。我慢の限界に達したのだ。

人とは交わってみなければ分からない。その人の人と成り。けれど交流を持つ事がしんどいと感じるなら心を許せる人に出逢うのも難しいでしょ。辛いよね。でも一回は騙される覚悟で飛び込んで来て欲しいよ。そんなに意地悪な人ばかりじゃないよ。疑うことしか出来ないなんて悲しすぎるでしょ。どうかな。

「私が死んだら長男には知らせなくていいから」と相変わらず一時の気分で物を言うユキ江さん。だったら遺影はどうすると姪が言い始めた。そういえば友人の母親の遺影はピースサインしてた。その人らしいとは言えそんな遺影に出会ったことがなく笑った。参列した人達に笑顔でお別れしているようだった。

健康寿命を伸ばす分野の研究は大きく３つのアプローチがあるらしい。老化細胞の除去、老化の遅延、細胞の再活性化だ。決して寿命の延伸を目的としていない所が共感できる。なぜなら元気でいて寝込まず逝くのが理想だからだ。今研究はどの段階なのだろう。いつだって被験者になる心構えはあるんだけど。

つぶやき続けることの有意義性を支持する活動がある。心強く思いメンバー参加せずひっそり続けて来た。ところがつぶやきはnoteじゃないと言う記事を見つけてしまった。気持ちは落ちる。多様な考え方があるのはわかる。noteに何を期待するかの違いだろう。平和なnoteであれと願いつぶやく。

迂闊にも電車の中でその本を開いてしまった。可笑しくて我慢できなかった。笑い声が漏れそうだった。奥歯をギュッと噛んだ。引き笑いを懸命に飲み込んだ。震える肩は止められなくて慌てて本を閉じた。でも続きが気になってまた開いた。楽しくて可笑しくて涙が止まらない。笑った。さすが佐野洋子さん。