MariKusu

クスマリです。世の喧伝に煽られないように荒波によろけながらも自分らしさを追求したく模索中です。 無理して周りに迎合していた20代、おもねりに抗おうと必死で溺れそうだった30代を経て、己と正直に向き合い始めた40代。1980年秋田県生まれ。

MariKusu

クスマリです。世の喧伝に煽られないように荒波によろけながらも自分らしさを追求したく模索中です。 無理して周りに迎合していた20代、おもねりに抗おうと必死で溺れそうだった30代を経て、己と正直に向き合い始めた40代。1980年秋田県生まれ。

マガジン

  • なんでもない日のささいな話

    何か強い主題を持って発するわけではないけれど、その日に思ったことを無かったことにはしたくない。忘れてしまったら少し寂しいかもしれないと思う日々の記録。誰にも役に立たない話でも、その日が確かに存在していたことを思い出す手掛かりになる私自身のための記録。

  • 消費を考える

    自分の理想の世界のため、消費を変えることは小さくも大きな一歩だ。 私は私の生きたい世界のために自分の消費行動を見直すことにした。 これまでに実際に試したもの、日々の消費活動を通して考えたことについて配信する。

  • 芸術と本と時々コーヒー

    魅力的な芸術や書籍について書いた記事をまとめます。主に手回し焙煎機で自分で焙煎したコーヒーを飲みながら書いています。

  • shizuka magazine

    心静かに過ごしたい人のためのライフマガジン

  • 目には見えない不思議な話

    私が幼い頃からところどころで経験してきた目には見えないものの話。大人になった今、やっとそれを思い出し始めている。「不思議なこともあるもんだなあ」というノリの気楽なマガジン。

最近の記事

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音声ガイド「京都 細見美術館の名品 ―琳派、若冲、ときめきの日本美術」展@長野県立美術館

現在、巡回展「京都 細見美術館の名品 ―琳派、若冲、ときめきの日本美術」の音声ガイドのナビゲーターをさせていただいております。 ここのアカウントはクスマリですが、音声ガイド担当の名前は漢字表記で、楠麻里です。 ただいまの会場は長野県立美術館です。 展覧会開催期間は 2024年10月5日(土)~ 2024年11月17日(日) 詳細は長野県立美術館の公式ページをご確認ください。 細見美術館のコレクションは、本当に素晴らしいものばかりです。これがどこかの国立の施設のもので

    • 世界の名画をトップ画像に使う

      noteのトップに置く画像をCANVAを使って簡単に作って貼り付けることにハマっていた時期があった。最初は1画像を作るのに時間を要していたのだが、次第に慣れてくると、ささっと作れるようになり、ますます楽しくなった。 CANVAは無料の範囲だけで作る、という謎の制約を自分にかけ、その中でいかに楽しんで画像をコラージュしていけるかをやってみる、という行為にひたすらハマっていたような気がする。そしてその画像を色々な人が使えるようにみんなの画像のところへ登録すると、意外にも多くの方に

      • プロフィールを整える方法に悩む

        このnoteやその他SNSのトップページに表示されるプロフィール。 このプロフィールをしっかり充実させないとアクセス数が伸びませんよ、なんて言われているらしいのだが、みなさまはこのプロフィールをどのように扱っているのだろう。 かつてバリバリに大手事務所にいた時にはプロフィールに書くべきことは決まっていた。というよりも事務所が決めていた。主に担当している分野と事務所名。以上。 私の場合は女優・MC・ナレーションで、最近出演したドラマやCMの情報を併せて載せる。それだけでSNS

        • 空気感をひたすら歪めずに記録したい

          昔、大学生頃だったろうか、手帳をいかに可愛く描くということが雑誌で特集される時代で、それは今も消えてはいないとは思うのだが、確実に今とは違う盛り上がりを見せていたように思う。 当時は家庭教師や図書館でのアルバイトと学校の授業、レポート締め切りや、各先生のレッスンの時間(音楽科だったので授業のコマ割りとは別に個々人のレッスン時間があります)などを記録しておかないと、あっという間にスケジュールがパンクしてしまう状況で、現在のようにデジタルデバイスもまだ発達しておらず、つまりはひた

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        音声ガイド「京都 細見美術館の名品 ―琳派、若冲、ときめきの日本美術」展@長野県立美術館

        マガジン

        • なんでもない日のささいな話
          83本
        • 消費を考える
          48本
        • 芸術と本と時々コーヒー
          60本
        • shizuka magazine
          74本
        • 目には見えない不思議な話
          10本
        • ながいながいゆめをみた
          2本

        記事

          ドラッグストアがスーパーマーケットになる日

          先述の蕁麻疹関連で、市販薬を追加で買っておこうと近所のドラッグストアに出かけた。飲み薬を追加購入しておくのと、痒いときに塗るものを使い切っていたのを思い出したからだ。 痒いときに塗るのは、蚊に刺されたとき用で有名なムヒアルファなのだが、これは以前、海でクラゲに刺されても効果抜群と海関連の仕事の友達が言っていたのをきっかけに使い始め、なんと蕁麻疹やかぶれにもとんでもなくよく効いたので、もう私はこれ1本でやっていけるじゃないかと毎年のように買っているものだ。 他の似たような液

          ドラッグストアがスーパーマーケットになる日

          『古本食堂』

          この本を読んでいると、昔の素晴らしい本がまだまだたくさんあるだろうなと想像が膨らみ、新刊を追いかけるだけではない読書を味わいたくなる。 『古本食堂』 原田ひ香さんの小説なのだが、最近続編が出ているらしい。私はまだそちらは読んでいないのだが、シリーズ1冊目のこの本は、とても穏やかな空気感に包まれた、静かな読書を楽しめる物語だった。 舞台となるのは神保町の古書店「鷹島古書店」。店主が亡くなったところから話は始まり、その後の鷹島古書店の様子が描かれていく。 相続によって店に立つ

          『古本食堂』

          新しい食物アレルギー疑惑で蕁麻疹治療薬を引っ張り出す

          小さい頃からよく蕁麻疹が出る子供だった。食べ物のアレルギーがあり、主に鯖によく反応する。他にはちょっと時間が経った油、つまり揚げ物系だ。給食やお弁当に入っている揚げ物で蕁麻疹が出ることがあった。最近はあまり揚げ物系で蕁麻疹が出ることがないのだが、それは昔と今では使っている油が違うからなのだろうか。そもそも揚げ物はあまり好きじゃないから滅多に食べたいとは思わないのだけれど。それでも一応、仕事の際などは鯖と揚げ物は口にしないようにしている。蕁麻疹が出てしまってその場にいる人たちに

          新しい食物アレルギー疑惑で蕁麻疹治療薬を引っ張り出す

          結局自分はどう在りたいのかを問わざるを得ない政治問題

          『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』 という和田静香さんの本を読んでみたのだが、実は和田さんの本はこれで2冊目である。 この本『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』は、今や友達もたくさん暮らしている神奈川県の大磯町が舞台。大磯は私も家探しをした時に候補地として大磯も熱心に探していたくらい好きな場所であり、その町の話題が書かれていることが気になって

          結局自分はどう在りたいのかを問わざるを得ない政治問題

          言語を学ぶ熱源は文化への情熱

          『千葉からほとんどでない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』 という済東鉄腸さんのエッセイは前々から気になっていたのだが、ようやく最近読むことができた。なぜこの本が気になっていたのか、話題になっているからか、やけに長いタイトルが物珍しく感じたからか、はっきりとは判別しないまま気にしていた本だったのだが、読んでみてその理由がわかった。 彼がルーマニア語を学び、その言語で小説を書くようになるまでには、何があったのかが気になり、そし

          言語を学ぶ熱源は文化への情熱

          地球の裏からハローハロー

          家族が海外出張中の時、私は日本時間の通常の活動時間にも起きていて、時差がある国にいる家族の活動時間もある程度は起きている。 つまりほとんど寝ていない。 現在は家族がアメリカにいるので、概ね昼夜逆転であり、もちろん家族も私も今は日本の何時なのかアメリカの何時なのか一応確認してメッセージを投げるのだけれど、とりあえず起きたらみてくれればいいかみたいな連絡もあり、でも夜中にメッセージ受信で起きてしまうこともあり、なんやかんやと、ぼんやり起き続ける日々が続くのである。 もちろん自分の

          地球の裏からハローハロー

          吉本ばななさんの魅力に気がつくには人生の積み重ねがある程度必要なのかもしれない

          作家さんの熱烈なファンというのは確実に存在して、読者の方も好きな作家さんばかりを追いかけて読んでしまうという傾向もあるのは確かなのだが、小説やエッセイは色々読んで自分を耕したいなと思っているので、最近はなるべく偏らないように本を選ぶようにしている。 しかしそれでも好きな書き手というのはあるもので、例えば昔は、東野圭吾さんや恩田陸さん、小川糸さん、小川洋子さん、伊坂幸太郎さん、星新一さんなどといった、いかにも小説やエッセイで売れ線ですよという書き手を好んでいた。 もちろん今

          吉本ばななさんの魅力に気がつくには人生の積み重ねがある程度必要なのかもしれない

          家事奴隷労働者が暇を持て余していると勘違いされるのはなぜか

          家庭内の家事というのは、賃金が発生せず、つまりノーギャラ、0円で延々と労働をしなければならない過酷な環境である、というのは考えたことがあるだろうか。 もちろんそんな不当な奴隷環境を生涯強いられたままにならないようにするためにも、婚姻関係がある場合には、財産分与が相当分認められるわけであるが、財産分与があるということは然るべき別れの時であり、つまりはその別れの時が来るまではノーギャラに耐え続けなければならないということでもある。 どうしてこうなった、家事奴隷労働システム。 さ

          家事奴隷労働者が暇を持て余していると勘違いされるのはなぜか

          歯は一人一人違うから

          比較的近場でなんとか合う歯医者さんを見つけて以来、ここ数年はそこに通っているのだが、つくづく思うのは、歯も歯茎も口内環境も全て人それぞれ違いがあり、それぞれに合った方法でケアをしなければならい、ということだ。 自分の口内環境の特徴を知ることが重要だと以前下記記事に書いたのだが そもそもの問題としてきちんとブラッシングできていないと、話にならない。 ブラッシングができているかは、やはりプロの目から観てチェックしてもらうのが最もよく、歯科定期検診でいつも確認をしてもらっている

          歯は一人一人違うから

          日本の米が高くなった

          先日よく利用するスーパーで、オーガニックではない普通の玄米を買おうと思ったら、突然値上がりしていて驚いた。 玄米5キロで3600円ほどだ。もう一度言うが、オーガニックではない。一番最低価格のレベルの玄米である。このクオリティのお米にこの値段を出すのかと思い、ふと隣を見れば、白米も同じような値段になっていた。おかしい。この白米もオーガニックでも減農薬でもない最低限のレベルのものだ。そもそも白米の方が玄米よりも格段に安かったはずなのに、どうして玄米と白米の値段が同じになっているの

          日本の米が高くなった

          アプリ不要でスマホに直接挿せるメモリで画像保存

          さて先日作業をしていたスマホに溜まりに溜まった画像を厳選する作業が終わり、いよいよスマホ内にある画像を別の場所に移す段階に来た。 クラウドに保存したらいいのではないか、クラウドを課金して拡張したらいいのではないか、という話もあると思うのだが、私がこれをやらないのには理由がある。 もうかれこれ10年以上前のことだと思うのだが、写真やファイルなどをクラウドに自動的に保存する設定にしていた時があった。もちろんそのうちにクラウドが満タンになり、色々と手動で削除したりしてそれなりの

          アプリ不要でスマホに直接挿せるメモリで画像保存

          不便で不利な状況が人生の濃度を上げる

          今暮らしている地域は、もともと昔は小さな村があった場所で、地域の歴史は長く、周辺の家々は100年を超えて代々ここに住み続けているようなお宅も多い場所だ。朝も昼も夜も、とても静かで、日が暮れたあとは窓から漏れる電気がなければ、誰も暮らしていないんじゃないかと思うような静けさがある。一番近いコンビニまではちょっとしたハイキングレベルの坂を頑張って往復しなければいけないし、スーパーなんて40分以上歩かなければ着かない。それでも、この静けさを味わうとき、本当にここに暮らすことができて

          不便で不利な状況が人生の濃度を上げる