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お客様は神様ではないけれど。。。

やりきった!!

依頼があったのは7月末。
お盆明けまでに珠数1200連。
同僚が電話で話しているのを横で聞きながら、いやいや無理でしょっ(苦笑)…と。材料をそろえるだけでも2週間はかかる。通常であれば納期は、余裕をもって1ヵ月半~2ヵ月ほしいところ。

でも、無理だと思っていも「できない」と言ってスグには断らない。
できる限りは、やろうとする。
できない理由を探す。
できない理由が出て来ると解決方法を探す。
これを何回か繰り返していると・・・できてしまう。

最初から「できない」と言って切り捨ててしまうと、今後もできない。
できる限りやろうとすることで、できない事も「できる」ようになったりする。その可能性の最大化のチャンスが、お客様の無理に応えようとすることにあると思う。
もちろん理不尽は、拒絶させていただきます。


何はともあれ、ちょっとずつ色々な人の協力を得ながら(珠つくっている職人さんの協力が一番大きい…ホント無理言ってスミマセンでした)、8月7日に材料がそろったので、珠数1200連を実質9日で、つくって箱入れて包装して完成。
本日、出荷完了!
おそらく私的新記録、でもコレが限界だと今のところは思っている。

働き方改革とかワーク・ライフ・バランスといった言葉が広まり、効率良く働くことが推奨されるようになった昨今。
今回、お盆休みを挟んでいることもあり、周囲の人に仕事が頼みにくかった。結果、ほとんど自分でやることに。
私が会社員なら、この会社は真っ黒だ。
別に私は強制されているわけではないし、仕事がしたくて会社をつくったのだから、忙しくても文句はない。ただ、世間的には「非効率的な働き方」だと言われてしまうのだろうな…。

そして

仕事ばかりの人って、やっぱり不幸って思われていない?

多様性とは言われているものの、「今、付き合っている人は?」「結婚は?」等まだまだ普通に聞かれる。
仕事が楽しいだけでは、幸せとは思ってもらえないのかな~と思ってしまう。30代の頃迄は迷いもあったけれど、それは結婚したかったわけではなく、自分の仕事に今ほどの自信がなかったからではないかと思う。

学生の頃、「なんとかなる!」って言葉を安易に使うのも使われるのも嫌だった。「なんとかなる」のは、そのための努力や準備をしている人。もしくは余程の強運の持ち主か、有り余る才能の持ち主か。そうでなければ、やるべき事もやっていない人が、なんとかなるわけがない。

結婚はご縁だと言うけれど、結局のところ私は、結婚のためにやるべき事をやってこなかったのだと思う。きっと望んでいなかったのだろうな。そして今、そのことに後悔もない。

決して左団扇というわけではないけれど、
40代になって「なんとかなる」と思えることが増え、結婚は?と聞かれても「仕事が楽しい!」と堂々と言えるようになった。
報酬だけが仕事の対価ではない。

とはいえ、無理が過ぎれば犠牲が出て来るのも分かっている。
食事や睡眠時間が削られる、noteを開く時間がなくなる、周囲を気遣う余裕もなくなる…気がかりだったのは8月に入って大きな地震が続いたこと。
さすがに地震直後には神奈川の実家に電話したけれど、その後は、お盆だというのに一度も電話すらしていなかった。

仕事が一段落して、今日、実家に電話をした。
「お盆中、忙しくって…」と言うと、
「いいよぉ~元気でやってるから」と母が言ってくれるのが、ありがたい。
でも、もしも取り返しのつかないことが起きていたら、ぜったい後悔する。

つまりは

自分で考えてバランスをとることが大事。

仕事の効率化やワーク・ライフ・バランスに企業が積極的に取り組むことも大事だとは思うけれど、自分にとっての心地よさは人それぞれ違う。
画一的に制度化されると、そこに入れない人って必ずいると思う。

最近、同僚とした会話。
「○○の会社、お菓子食べながら会議するんだって」と同僚。
「自分だってポテトチップス食べながら仕事してるでしょ!?」と私。
「うちは2人しかいないんだから」と同僚。

お菓子を食べながら仕事をする会社があっても良いとは思う。
でも私は、小休憩の時にお菓子を食べることはあっても、食べながら仕事をすることはない。
仕事に集中できないから嫌。
働きやすい働き方も人それぞれ、ワークとライフの心地よいバランスも人それぞれ違うだろうし、自分はどうしたいのか考え続けることで、心地よいバランスも見えてくるはずだと思っている。

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