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【今日の養生】冬土用。立春までの移ろいのとき。寒さも極み。静かに滋養を貯え、休養、保温する。次の季節、春は発散のとき。存分にほとばしるためにも、今は一度、これでもかと身を屈め、地に落ち、眠りまくるのもいい。ダイエットも目に見える成果は後でいい。冬野菜、魚介をしっかり摂る。

【今日の養生】養生も健康も「手段」に過ぎない。心身の状態が調ったとして、どうありたい?どう生きたい?何がしたい?何が欲しいのか? それが腑に落ちると日々の養生にも自ら取り組める。自分を笑えるような「欲」にまで、あるいは絵に描けるような具体的な場面にまで掘り下げられると強い。

【今日の養生】れんこん。秋冬のお役立ち食材。潤いを与える、肺の働きを高める→呼吸器に。のどの症状、せき、痰などの解消にも。絞り汁やペースト状にしたすりおろしも自然療法に使われるが、炒め煮でも、焼きつけるだけでも美味。糖分の摂取源としても血糖値を急上昇しにくくて◯。寒・甘。

【今日の養生】玄米。栄養素も繊維も優れているが、合わない人もいて不調の原因になることも。たとえば消化力の弱い人、引き締まりがちな人/時。ストレスが多い、頑張り屋、カリカリ、イライラ傾向な人も。品種、炊き方、食べ方でも変えられるが、やめてみるのも吉。分づき米、麦や雑穀も吉。

【今日の養生】やめられない・続けられない・がんばれない…とき。意志・気持ちではなくて敢えてヒトを自分を物理・化学現象として観ることも。アミノ酸、ミネラル、ビタミン、糖質、太陽光は足りているか。横隔膜や椎骨は充分動かせているか。今日一つ足してみるなら? 一つだけ動いてみるなら?

【今日の養生】手指。握る・掴む・押す、酷使されやすいところ。握る=指を曲げる動きは手の中(だけ)では起こらず、肘の内側から収縮する筋たちによる。さらには筋膜=結合組織で肩→体幹にも連なる。よく肘から/肩から/ハラから動けと云うが、身体の地図としても。痛みや疲れを回避するにも吉。

【今日の養生】七草粥。胃腸を休めるにも吉。ただし"正月太り"解消には減食を続けるのは逆効果も。短期の体重増はほぼ水の滞り。代謝に関わる栄養は確保したい。すこし温まるくらいの身体活動は巡らせるのにも有効(一年中)。過食した日数×3くらいの期間をみて地味に戻すのも吉。

【今日の養生】立冬。東洋医学の五行では、秋は「肺」冬は「腎」。といっても臓器としての肺とか腎臓(だけ)を指してはいない。また例えば、冷えやむくみによいツボとして腎経の「太渓(たいけい)」を挙げるけれど、対処はそれだけではない。ともあれ足首は温かく。後脛骨動脈も通る重要ポイント。

【今日の養生】食べものに限らず、理不尽なほどに欲しくてたまらず、求めることがある。渇愛。不求得苦。ストレスのもと。満たしたいことは実はそのものではないこともある。一人で黙って考えていても堂々巡りするだけなので、せめて言葉にする、誰かと話す、プロの力を借りることが早道なときも。

【今日の養生】例えば、かつては成長ホルモンの分泌のために午後10時頃には眠っているのがよいと説かれていたが、今では時刻に関係なく睡眠の深さによるとされる。エビデンスは更新され続ける。夜勤で働く人も様々な体質の人もいる。科学は有効なものだけれど、普遍的な正解を与えるものではない。

【今日の養生】何かを加える「足し算」よりも先に、まず何かをやめる・減らす「引き算」が必要なときも。食べるものもサプリメントも。いわゆる健康法たちも。

【今日の養生】糖=悪者ではない。血糖値を穏やかに維持するのがいい場合も。間食も身体の状態によっては積極的に摂る方がよい場合も。昼間に眠くなる、午後ぼんやりする、夕方から元気になる、疲れが抜けない、コーヒーなしでは仕事にならないなどが続くときも。精製糖質は避けてマシな間食を補う。

【今日の養生】何かが無性に欲しいとき、何かが不足、あるいは過剰も。そのものが足りないとは限らない。例えば甘いもの。糖が必要なときもあるが、タンパク質やマグネシウム不足のときも、食ではないストレッサー過剰なときも。そんなこともある、と知っておくだけでも変えられるときもある。

【今日の養生】「軸」とか「コア」とか。抽象的に云われたりするけれど、フィジカル(解剖学的・物理的)に身体の地図を識って感じてみるのも吉。例えば背骨。背中で触れられるのは棘の端。骨の前側は胴体の厚みの真ん中あたり、そしてその前を連ねる長い靭帯。内奥でしなやかに支えられている背骨。

【今日の養生】トマト。夏野菜だけれど今や一年中。身体を冷やす・ゆるめる・水を貯めるはたらき。異様に美味しく感じるときは引き締まり過ぎる要素(気持ちや食も)が多いことも。夏野菜の味噌汁も◯。出汁なしか薄い麦味噌にトマトやオクラ、大葉や茗荷など、さっと。甘酸/微寒

【今日の養生】糖。即効性のあるエネルギー源として大切。けれども質と摂り過ぎには注意。精製糖→血糖値急上昇とその後の急降下(スパイク)を繰り返していることも。多くの加工食品や調味料、飲料、コンビニ惣菜にもブドウ糖果糖液糖などが含まれる。穀物や甘みの野菜、果物で上手く摂りたい。

【今日の養生】冬瓜(とうがん)。涼しげな名前。冬の字がついているけれど、ザ・夏野菜。冷やす性質、利尿作用あり。暑気あたり、むくみ、食が進まないとき、高血圧にも◯。カリウム、ビタミンC、食物繊維も。鶏そぼろや生姜と炊いてスープにしたり、葛や片栗粉であんかけ風にしたり。甘/涼

【今日の養生】力み/緩み。「力を発揮する」抽象的にも云うが、具体的には筋骨格系の運動が起こること。筋収縮が起こること。既に収縮したところからは十全に収縮することはできない。マックスに力を発揮できるのは緩みがあるとき。でも脱力しきっているのとも違う。抽象的にも。生活も。

【今日の養生】たとえば玄米や発酵食品も人によっては妨げになる。サプリメントの類も同様。栄養が助けになることはとても多いけれど、一見よさそうなものを摂ればいいというわけでもない。データも知見も参照するのは賢明だけれど、併せて自分の体調を観察する。そして「感じ」もたいせつにする。

【今日の養生】「肝」の時間。情志もまた臓腑と関連づいていて、イライラするような落ち着かなさや怒りが肝に配当される。これも経験知か。時間も。午前1時~3時が「肝」の刻。諸説あるが、このあたりまでには寝入るようにするのも肝を養い、感情の面でも落ち着かせてくれる。

【今日の養生】夏バテ対策。消化吸収(胃腸)と呼吸、暑さと湿度で身体が省エネルギーになるのは環境への適応でもあるけれど、同時にこの暑さの中で活動するにはエネルギーが必要。ツボならまずは足三里(あしさんり)。胃経の代表ツボ。夏でもお灸が◯。圧すのもいい。免疫系にも。

【今日の養生】もっと光を。おひさまの光を浴びよう。体内時計とビタミンD合成に。紫外線も気になるけれど、背中でも脚でも。日陰や曇り空、窓際の日差しでも。睡眠のリズムが狂っているときも、朝陽を浴びることをしばらく日課にすることが奏功することも。

【今日の養生】雨の日に家でできること。すきま時間にプチ運動を。たとえばスロージョギング&ターン。うっすら発汗する→湿を放出する。筋・骨に刺激を加える→姿勢・基本的な動きを支える。リズミカルな反復→脳にも快い刺激を。1分からでもOK。https://youtu.be/dgKX11X50aQ

【今日の養生】力みを抜く。力んでいるということに気づきさえもしないでいることが多い。一度ぐっと力を入れて(緊張させて)そこから脱力してみる。身体のどこか別のところにあえて力みポイントを置いておくのもいい。手の力みを抜こうとするときに背骨あるいは丹田(下腹)を意識するなど。

【今日の養生】背骨にいつもと違う動きをさせてあげよう。胸の真ん中(ウルトラマンのタイマーのところ)をお日さまに向けて光合成〈伸展〉。顔からじゃなくて胸から後ろを振り向いてみる〈回旋〉。膝を緩めてお○○○/お○○○○がぶんぶん揺さぶれるくらいシェイク。骨格・筋肉・神経系にも吉。

【今日の養生】むくみ、続き。水分代謝のツボもある。下腿、スネの外側の「豊隆(ほうりゅう)」、内側の「陰陵泉(いんりょうせん)」、へそ近くのその名も「水分」など。水っぽい名前のツボたち。指圧もいいが、手っ取り早くて補う力が強いのはお灸。でも…まずは運動と栄養バランスを勧める。

【今日の養生】胃にもやさしく水分を摂ろう。炎暑でもエアコンの部屋では常温の水が吉。胃を冷やし過ぎないように。食事のときは水のガブ飲みは避ける。胃液が薄まって消化の力を落とさないように。コップ1杯分くらいが吉。少しの酸も胃液の助けになる。クエン酸や酢酸ー酢、梅、柑橘類も。

【今日の養生】手指続き。第1指(母指/親指)はつまむ動きをする指。握る動きは本来第2指(示指)〜第5指(小指)までの4本の仕事。包丁、鍋、鞄なども。特に小指薬指が働くと母指示指の負荷を軽減できる。指の力で握るというよりも前腕の筋が収縮しているイメージも助けになるのでは。

【今日の養生】夏バテ対策つづき。消化吸収、胃経とともに脾経も。足の親指(母趾)からすねの内側を通る。ツボなら大都・太白(だいと・たいはく)、そしてすねの骨の内後側、三陰交(さんいんこう)など。夏に限らず、お灸や指圧で反応のいい「マイつぼ」をもっておくと体調を崩し始めに助けになる。

【今日の養生】ぽっこりお腹、続き。武術の人とか、瞑想者とか、お腹がゆたかな人も多い。いわゆる腹式呼吸が長けていて、呼吸のたびに腹腔が前に押し出されるのに適合しているのでは、とも。内臓脂肪でふくらんだお腹ではなくて、ハラが据わっているのは好いようにも思える。

【今日の養生】食材については、陰陽や薬膳の分類から見ることもできるし、含まれる栄養素から見ることもできる。例えばれんこん。タンニン→収れん、消炎、止血、抗酸化作用、ねばねば成分のムチン→粘膜強化など、不溶性食物繊維、ビタミンC、カリウム…。選ぶ・説明する基準は一つだけではない。

【今日の養生】ぽっこりお腹。腸が下がっていたり、ねじれていたりすることも少なくないようだ。横たわって、揉むというより、てのひらを当てる、あるいはやさしくなでる。身体の前面が連なって弛緩し、姿勢への影響から、慢性腰痛や肩こりが軽快することも。

【今日の養生】スイカ。西瓜。ザ・夏の果菜。90%が水分。ミネラル、ビタミン、食物繊維に富む。特にカリウム、リコピン、βカロテン。甘/寒。身体を冷やし、水分補給、むくみ対策。できれば常温で(胃を冷やし過ぎず)、塩少々を振って(ナトリウム、マグネシウムを補う)。

【今日の養生】お腹シリーズ。暑い季節でもお腹と足首(くるぶし付近)だけは冷やさないで。東洋医学的な要所でもある。血管の観点から、そして腸の重要性からも。「塩灸」なども心地よい。手軽に短時間温めるには電子レンジ利用のホットパックやホットタオルでも。腹巻き、レッグウォーマーも◯。

【今日の養生】食は文化でもある。体質改善で食のことを扱うとき、細胞膜だATPだと分子レベルでも見るし、気血水だと東洋医学からも見る。けれども食べることは一人では決まらない。栄養素だけでは決まらない。人と人との間で共有する文化でもある。よろこびが分かち合えるように食べたい。

【今日の養生】かぼちゃ。南瓜。夏野菜だけれど冬まで◎。βカロテン、ビタミンACE。栄養素的にも油と相性良し。グリルや少量の油で炒めてから煮て美味。煮物は砂糖不要、少しの塩と醤油でOK。精製糖質で腸がやられているときや血糖コントロール、むくみにも。おやつ代わりにも(食べ過ぎ注意)。

【今日の養生】お腹、まだ続く。お腹の手当てはやさしく触れるのをお勧めするけれど、みぞおちが固い時は、肋骨の裏側に指を差し込むように深く圧すことも。ストレスでも固まりやすいところ。他者にするのは危ないこともあるので、自分に。息を吐きながら様子をみながら。

【今日の養生】すねの内側。経絡でも、昨日の「脾」だけでなく「肝」「腎」の重要ポイントが集まる。そして運動ー筋や神経の面でも見直したいところ。脚の外側の筋は過剰に緊張していることが多く、そこだけにアプローチしてもとりにくい。内側に注目。まずは触れる。動かす。もちろんお灸も◎

【今日の養生】肝ー目ー血。東洋医学で「肝は血(けつ/栄養)を蔵す」という。また、五臓のそれぞれと感覚器官とのつながりも云われていて、肝には目が配当されている。経験知というか。栄養を身体に巡らせたいときは目を休める。目の疲れから首肩頭の不調を起こすことも。肝を補う養生が◯。

【今日の養生】枝豆。若い大豆。夏のおやつがわりにも◯。やや消化しにくいので、食べすぎ注意。やわらかく茹でて。タンパク質含量は卵並み。カリウム(むくみ対策)、ビタミンも◯。塩を振るなら天日塩にすると不足しがちなマグネシウムも摂れる。平/甘

【今日の養生】30日連続投稿ですって。

【今日の養生】ぽっこりお腹、続き。「部分痩せ」は持続的にはない。けれども、筋肉で引き締まる、というのはありうる。腹部では、見えやすい腹直筋よりも、腹斜筋そしてさらに深層の腹横筋に注目。横のコルセット。腰痛対策としても大切なところ。

【今日の養生】減らしてはいけないのは眠ること。体調不良が長く続いているなら、まず眠りを見直す。コリや痛みも。時間だけではなくて、質としても。リラックス法もサプリもあるけれど、食(栄養)、一日の使い方。そのもとにある思い込みから見直すことになるときも。

【今日の養生】睡眠。体調が調わないとき、まずはよく眠ろう。量も質も。とはいえ体調が調わないからこそ「眠れない」ことも。寝入りに時間がかかる、途中で目が覚める、早く目覚めすぎるなど「眠れない」の中身もさまざま。朝すっきり目覚めているだろうか。昼間に睡魔に襲われ続けていないだろうか。

【今日の養生】むくみ。心臓や腎臓が原因のことも。それ以外なら、筋ポンプ、特にふくらはぎを動かす。栄養なら、タンパク質不足をまず考える。血中にアルブミンが必要。ほどよく動けている?ほどよく食べられている?

【今日の養生】早寝早起きにシフトしたいとき、朝陽を浴びて体内時計リセットしよう→わかっちゃいるけど難しい→内分泌(コルチゾルやセロトニン)に由来することも→それらは朝光を浴びてアップできる。となると悪循環。精神力ではなくてシステムやモノの力を借りるのが吉。

【今日の養生】お腹。伝統的マッサージ手技でもお腹に特化した技法がいろいろある。西洋系やアジア系の手技が知られているが、日本伝統の古法「按腹(あんぷく)」も。そしてお腹に触れて全身の状態を診る「按腹腹診」も。まずお腹にやさしく触れてみよう。固いところや抜けたようなところはないか?

【今日の養生】苦労の腹。お腹に触れたとき、心窩部ー肋骨下部あたりが広範囲に固いことがある。日本の伝統手技、古法按摩腹診では「苦労の腹」と云われる。いわく「心づかいのこり、不食、気うつして不眠」と。今どきも多い症状。逆に、お腹から精神的な状態・心もようを変えていくこともできる。

春のはじまり。冬の土用が終わります。

3年前

湯たんぽって、いいよね。

3年前