私には特殊能力はないけれど、施術で触れていると、受け手(患者さん、クライエントさん)が緩んだときに自分の感覚器官も緩むようでそれが指標になったりする。欠伸、涙、洟が出る。つまり顔まわりがぐずぐずになる。首や頭部の施術で息を吹きかけないためにマスクをしているが、顔が隠せてよかった
「ふつう」にできることがどんどん減っていると痛感する。勤め人で少し経験を経た30代40代ごろなら「ふつう」にできたようなことが、重い腰をあげるというような負荷になり、エネルギーの消耗を感じる。歳をとるってこんなことか。若い人にはわからないことがわかるようになった。よしとしよう。
蕁麻疹が続いていた方、施術の後、出なかったと。私の施術のおかげと言ってくださるが、数多の先人が残してくれた経絡経穴を応用したのみ。先人のおかげとご本人の身体のちからのおかげだろう。その両方の媒介=メディア、ミディアムになる、通りのよい通路=チャネルになる、そんな役割のしごと。
やまいだれ。病疲痛痺痒…。どれも辛く悩ましい。それらを軽減するようお手伝いするのが私のしごとでもあるが一度の施術では充分な効なきことも。 亡父は最晩年薬のせいか痒みに苛まれていた。今なら何かできることがあったのでは。今出会う痒み痺れ痛みの方にできることを少しでもと試行錯誤する日々