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史上最年少でブッカー賞にノミネートされた米国作家のデビュー作! 荒々しい詩情で10代の少女が生きる現実を描き出す『夜の底を歩く』(レイラ・モトリー、井上里訳)2025年1月8日発売

権力集中が進む世界で、いかに希望を見出すか──2017年のクーデターを下敷きにジンバブエの作家が描く、現代版『動物農場』と評された寓話『動物工場』

色彩が未来を導いてくれる

2か月前

シャギー・ベイン【読書感想文】#本代サポートします みんなの読書感想文

3か月前

『約束』デイモン・ガルガット (著), 宇佐川 晶子(訳) ①お葬式家族小説であり ②南アのアパルトヘイト前後の30年の変化を背景としての家族小説であり、③「約束を守る、守らない」という個人の生き方と、差別という社会構造の関係を描く小説であり ④小説を書くことについての小説である。

3週間前

忘れられた兵士たちの声がよみがえる、戦争文学の傑作『夜、すべての血は黒い』(ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳)訳者あとがき。7/18発売

『ほんのささやかなこと』 クレア・キーガン (著), 鴻巣 友季子 (翻訳) 中篇というか、ほぼ短篇なのだけれど、「ブッカー賞候補史上最も小さな本の一つ」として愛されているの納得の傑作。アイルランドにおけるキリスト教と社会と倫理についていろいろ考えさせられました。

2か月前

【6月19日発売】野崎歓氏、絶賛!アフリカ文学の最先端にして、英国最高峰ブッカー賞受賞作『約束』(デイモン・ガルガット/宇佐川晶子訳)

ブッカー国際賞を受賞した、戦争文学の新たな傑作『夜、すべての血は黒い』ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳、刊行(2024年7月)

【ブッカー国際賞受賞】戦場で親友を失った青年兵の叫び。第一次大戦の極限状況に迫る、戦争文学の傑作『夜、すべての血は黒い』(ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳)7/18発売

【おすすめ本】本棚の遠い女性たち(アトウッド/侍女の物語)

9か月前

文学ノート#3|『密やかな結晶』 小川洋子

2か月前

まだ間に合う読書感想文、ブッカー賞受賞作家・マーガレット アトウッド 著「侍女の物語」を読んだ感想。【ネタバレ】

『奥のほそ道』リチャード・フラナガン著 noteを始める前に、2018年12月19日に書いていた感想文をブログから転載。

8か月前

記憶の博物館を訪ねる本: "Time Shelter" by Georgi Gospodinov / "The Souvenir Museum" by Elizabeth McCracken

10か月前

今年の国際ブッカー賞(The International Booker Prize)の受賞作!ちょうど先週かな、手に入れて、早く読みたいな、でも秋に合いそうな感じなんだよな、ってなっていたので、良いタイミング。https://x.com/laica_writes12/status/1793077886976758188?s=46

8か月前

世界の文学界が絶賛したメキシコ発の衝撃作『ハリケーンの季節』(フェルナンダ・メルチョール/宇野和美訳)12月20日発売

『日の名残り』 (カズオ・イシグロ 著)~失った宝物を探す旅~

10か月前

【文字迷宮】「日の名残り」カズオ・イシグロ(読書感想文)

#43 日の名残り

1年前

クィアの人々の「リアルな生活」に、作家として言葉と物語を与えること──ブッカー賞最終候補作『その輝きを僕は知らない』解説(早稲田大学教授・佐久間由梨)

◆読書日記.《J・G・バラード『太陽の帝国』》

【読書感想#31】誰もが知る名作中の名作。読書家の必読書。

67回目 "Midnight's Children" を読む(第19回)。インディラ・ガンジーが強行した「貧民窟の清掃 Sterilization」という都市の近代化事業

どうしようもなく惨めでどこまでも美しい人生ーミニ読書感想「シャギー・ベイン」(ダグラス・スチュアートさん)

2年前

800字日記/20221212mon/156「ヘヴン」川上未映子 / 読書メモ

『抱擁』A.S. バイアット (著)栗原 行雄 (翻訳) ハーレクインロマンスみたいな装丁とタイトルだけれど、1990年ブッカー賞の傑作本格小説。「ヴィクトリア朝時代詩人男女、それぞれを研究する現代の男女、二組の男女をめぐるスケール大きな、そして精妙に組み上げられた傑作。小説を読んだーという満足感あり。

妊娠・出産についての本音

¥300

ブッカー国際賞に輝いた翻訳家

2022/08/20 English

2年前

ホットミルク/2022年7月29日

「春のこわいもの」幻視者・川上未映子〈迷路的なるもの〉の終末のヴィジョン

ミルクマン/ウォーターダンサー 2月の読書。

3年前

『恥辱』転落する人生の痛みと可笑しみ

3年前

【コラム】ブッカー賞とは?

『真夜中の子供たち』(岩波文庫 ) サルマン・ラシュディ (著),  寺門 泰彦 (翻訳) インド現代史と主人公の個人史が深く連動するという企みの傑作、というと大真面目な小説と思うかもだが、奇想天外なファンタジーと、下世話な愛と性の一代記でもある。深刻な問題で悪ふざけをする人なのだなあ。

『イギリス人の患者』 マイケル オンダーチェ (著) 土屋 政雄 (訳) 四人の主人公の、過酷な、凄絶な、しかし美しくもある個人的体験を通じて、戦争が世界にもたらした変化を描き切った大傑作でした。

恥辱

日の名残り 職人気質な執事の物語

1000万部売れたアフリカの小説『崩れゆく絆』

3年前

カズオ・イシグロのクララ以来、小説の中のAIについて考えている。SFには、過去の蓄積があるけれども、今、書かれる小説は、近未来ではなく、現在の話となる。時代の転換点にあることもあって、考え込む

『ミルクマン』 アンナ バーンズ (著), 栩木 玲子 (訳) 時代社会状況も深刻。起きる事も暗鬱。なのに、何度も抱腹絶倒、50代女性作家が18歳少女(と50代母親)を描く、その独特の語り口。「このような小説は読んだことがありません」とブッカー賞審査委員長が語った。全く同感。

小説"Woman, Girl, Other":12人の英アフリカ系女性(とLGBT)の人生を描く

【女性文学】今、日本の女性作家が海外でブームらしい

柳美里の本のことでぎゃあぎゃあ言ってるうちに、そのShuggie Bainが英ブッカー賞をとったよ!まぁ今年はベテランのヒラリー・マンテルが最終ノミネートに残らなくて、新人が4人もいたからな。書評はすでにここに。 https://note.com/lingualina/n/nc104ddb9f6d4

今年の英ブッカー賞は自分の中で受賞者が決まってしまってから読んでいる

日の名残 カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 土屋 政雄訳

4年前

火消し

【横尾忠則氏書評が朝日新聞に掲載!】現代を描くグラフィック・ノベル『サブリナ』(ニック・ドルナソ、藤井光訳)試し読み

自分の場所で、好きなことを、楽しく――金承福