[序文] 2回目はミニマリスト論「神経症型」編です。 簡単に前回までのおさらいをしますと、ミニマリストには4つの型があり「芸術型」、「神経症型」、「惰性型」、「思想型」に分類できるというお話でした。 「芸術型」のミニマリストとは、モノの少ない空間をインテリアとして好み、自分自身と暮らしそのものに光を当てる人のことでした。 つまり「住」の美意識がミニマリズムの動機となっているわけですね。 ご興味のある方は下記の記事をお読みいただけると励みになります。 連載1|分類別
[序文] 「ミニマリスト」が2015年流行語大賞に選出されて10年ほどが経ちましたが、いまだに「持たない暮らし」に憧れる人は少なくありません。 その約5年前、作家・やましたひでこさんの著書『新・片づけ術 断捨離』がきっかけで「断捨離」がブームになり、同じく2010年の流行語大賞が選ばれました。 やましたひでこさんの提唱する断捨離の思想は、ヨガの行法哲学である「断行・捨行・離行」をヒントに生まれたものでした。ただモノを捨てるだけでなく、執着を手放して自由になろうという考