「たこ公園」は、やっぱり「たこ公園」だった
「たこ公園」と呼ばれている公園がある。正式な公園名は別にあるのだけれど、近所の人たちはみな、その公園のことを「たこ公園」と呼ぶ。なぜなら、その公園の中央には、巨大なタコの形をした滑り台が鎮座しているから。
特徴のある公園はあだ名が付きやすい。わたしが幼い頃に遊んでいたラクダの遊具がある公園は「らくだ公園」と呼ばれていたし、信号の模型やミニ横断歩道などが地面に描かれている公園は「交通公園」と呼ばれていた。それと同じような形で、近所にあるタコの遊具のある公園のことは「たこ公園」