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【僕の記録】子どもの成長と、人間の目の不思議

【子どもの参観日】🏫

先日、子どもが通う学校の参観日だった。参観の授業は学年発表で体育館で行われていた。

たくさんの子どもたちが体育館の前方に立っていた。その中から、我が子を探す。
驚くほどすぐに見つけられた。人間の目というのは本当にすごい。フォーカスしたものだけに意識が向き、自然と見つけられるようになっている。
『これが脳の RAS機能か』と実感した。

RAS(ラス)機能とは?

RAS(Reticular Activating System)とは、網様体賦活系=脳のフィルター機能のこと。
私たちは普段、膨大な情報の中で生活しているが、脳はすべてを処理できないため、必要な情報だけを選別している。たとえば、こんな経験はないだろうか?

• 新しい靴を買った途端、同じ靴を履いている人がやたらと目につく
• 赤ちゃんが生まれると、周りの赤ちゃん連れがよく目に入るようになる
• 推しの話題になると、無意識に耳が反応する

まさに、体育館の中で我が子をすぐに見つけられたのも、このRAS機能が働いたからだろう。

話が逸れたが、子どもたちの発表は素晴らしかった。つい最近入学したと思っていた子どもが、高学年になり、ハモりながら歌を歌っている。いつもはボソボソと控えめに話すのに、体育館の壇上では大きく口を開け、堂々と発表していた。

そんな成長した姿を見ていたら、不意に涙がこぼれそうになった。

人間の目はすごい。でも、これはRAS機能ではなく、何だろう?年齢を重ねるとともに涙もろくなるという、あの現象か?この現象に名前はあるのだろうか。

感動で泣きそうになる自分を誤魔化すように、そんなことを考えながら、涙を堪えた。

参観後、子どもと合流すると、「保護者の中に僕を見つけられなかった」と言われた。(まあ、そうだろうなと思った。)
「よく集中して頑張ってたね!」と伝えると、子どもは照れながら嬉しそうに笑った。その表情はまだ幼くて、可愛かった。

成長が見える時間の尊さに、心から感動した1日だった。

今日もこの目で、たくさんのものを見ている。なんとも有難い。
今日も子どもは元気に学校に行った。成長を後押しする時と場所と人が在ることに、感謝🙏

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