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岐阜を作ったお母さんに会いに行ってきました

岐阜市の中心部にある金神社は、古くから「金運招福」「商売繁盛」のご利益があるとされ、多くの人々に信仰されてきました。
金華山の麓にある伊奈波神社とは夫婦の神様とされ、岐阜市民の人気を集めているとても素敵な神社です。
今年もご利益にあやかりたいと、お参りに行ってきました。

金神社の歴史

金神社の歴史はとても古く、西暦135年(成務天皇の時代)に、物部臣賀夫城命(もののべのおみかぶきのみこと)がこの地を国府と定め、金大神を祀ったのが始まりと伝えられています。

また、主祭神の渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)は、景行天皇の皇女であり、伊奈波神社の祭神・五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)の妃でした。

夫の死を知った渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)は深く悲しみ、都を離れて夫の足跡をたどり、この地を訪れました。
彼女は夫の霊を慰めながら生涯を過ごし、その間、地域の人々を母のように慈しみました。
また、私財を投じて町を開拓し、産業や農業の発展に尽力しました。
こうした功績が、後に岐阜の街の基盤となったのです。

その慈悲深い行いを敬った人々は、渟熨斗姫命を「財をもたらす神」として信仰するようになり、この地に「金大神」として祀りました。

夫婦の神様が岐阜の街を作ったことを、恥ずかしながら今回初めて知りました。
岐阜市民はこんな素敵なお話をもっと知るべきです!
なんて素敵なお話なんでしょう、うっとりしてしまいます。

境内の様子

こちらには黄金の龍がいらっしゃいます

大きな黄金の鳥居をくぐると、向かって右手に手水舎があります。
たくさん柄杓が並んでいる中には、時々びっくるするような有名人のお名前を見つけることがあります。
去年撮った写真には「月曜から夜更かし」で有名な桐谷広人さんの奉納した柄杓がありました。
意外な方がいらっしゃっていますね。

お社は朱色でとっても華やかなのは、女性の神様をお祀りしているからかもしれません。
金色の鳥居と朱色の社殿、めっちゃ映えます。
なのに、写真を撮り忘れる私……、バカだ(涙)
でも金の鳥居はお社側から撮っても素敵だったので、ぜひ見てください。

それから、御朱印が本当にすてきなんです。
毎月最終金曜日には、金色の御朱印がいただけるんですよ。
機会があればぜひ!

鳥居と太陽のコラボ、神々しい

そしてとっても驚いたことがありました。
娘と一緒にお参りした後に、おみくじを引いたら二人とも全く同じ内容だったんです!
こんな偶然があるなんて、本当にびっくりです。
二人とも大吉なら最高だったのですが、今回は仲良く「末吉」でした。
お後がよろしいようで。

さいごに

私が子供の頃は、柳ヶ瀬でお買い物をした後に金神社にお参りすることが多かったのですが、今では柳ヶ瀬の商店街もすっかり寂しくなってしまい、去年の夏には高島屋も閉店してしまいました。

そして閉店した高島屋の隣にはタワーマンションが建っています。
懐かしい思い出も街の風景も、私の中から少しづつ消えてしまいそうで、本当に悲しくなります。

でも金神社はいつまでも静かにそこに佇んでいます。
いつお参りに行っても「よう来たね、ゆっくりしてきゃあ」と優しく話しかけてくれているみたいです。

金運上昇と家族の平安をお参りできたのは、とても有意義な時間でした。

遠い遠い昔に岐阜を作ってくれたお母さん、今度は願いが叶ったらお礼参りに来るで、待っとってね。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
岐阜の思い出を書くことができて、とても嬉しいです。
それでは、また。


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