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食的思考記録

202
食に関して書きます。 フードロスや、環境問題をはじめ フードテック、飲食についての思考まとめ。
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限りなく完璧に近いうちの鍋。

限りなく完璧に近いうちの鍋。

”完璧な料理などといったものは存在しない”とは思っているけどね。

日本を代表する村上さんらの名文をテキトーに引用したが
今回は我が家の鍋についてだ。

このnoteを書き進めていくにつれ、この鍋の良さを改めて実感することになり、もしやコレは完璧に近いのでは?と思った次第でこんなタイトルにしてしまった。

・いいとこを挙げまくろう。まず美味しい。これが一番大事。

ま、弱点があるとすれば米のおかず

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ごぼうサラダについて語ろうと思う。

ごぼうサラダについて語ろうと思う。

幼い頃、母は市販のパックのごぼうサラダにキュウリやわかめを混ぜて出してくれた。
それは市販品の味が濃かったのもあるし、嵩増し的な面もあったのだろうけど、それ以上に腎臓が弱かった僕の事を考えてくれていたのだと今になって思う。

そして僕は幼い頃にあのごぼうサラダが好きだった。
少し甘いマヨネーズの味わいにゴリゴリしたゴボウ、そしてワカメのぬめりと磯の香り、今思うと渋い子供だったのかもしれない。

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私を二郎に連れってて、袋麺と直系中山店編。

私を二郎に連れってて、袋麺と直系中山店編。

「ラーメン二郎ってどんな味だろう?」
二郎系のラーメン豚山で食べたあと、改めて思った。

初心者には豚山が良い。それは納得。
良いタイミングで行けば混んでなくてマイペースで食べれるし、
麺の量も明記されてるしトッピングも分かりやすいし、店は綺麗だし店員さんは怖くない。

ただ、その利便性と引き換えになにかが足りない。
そんな気がして、次は直系のラーメン二郎に行こうと覚悟を決めたのだ。

コレはサッ

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目立たないけど重陽の節句が好きなのだ。菊花尽くしの品々。

目立たないけど重陽の節句が好きなのだ。菊花尽くしの品々。

「ククク…奴は五節句の中でも最弱…」

そもそも節句が5つなのを把握している日本人はそんなに多くない。
他の4つは、七草粥、ひな祭り、こどもの日、七夕、と知名度があるのに、重陽の節句は菊花酒。

そりゃ最弱と言われても仕方ない。

ただ、僕はその目立たない重陽の節句が好きなんです。
今日はそんな日の菊花料理をいくつか書いてみようかと思う。
今年はもう過ぎてしまったけど、来年の為に、再来年の為に。

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やっと美味しい柚子胡椒。

やっと美味しい柚子胡椒。

やっとこさ柚子胡椒が納得できる仕上がりになったので備忘録を兼ねて。
残った中身でポン酢も作ったのでそのレシピも書き残しています。
柚子じゃなくても、間引きの青い柑橘を、摘果を捨てる前に届け~!

・福岡にて。福岡の食に詳しい友人と飲んだ時に聞いた。
「美味しい柚子胡椒を見分けるポイントってある?」

彼曰く
「材料が唐辛子 柚子 塩だけで、柚子より唐辛子が多くて、ある程度の粗さがある物」

ほうほ

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ルーローハンを多めにこさえて中華ちまきを作ろう!

ルーローハンを多めにこさえて中華ちまきを作ろう!

ルーローハンも中華ちまきも手間がかかることに間違えない。
だけど、これを合わせて作れば少しだけ(ほんの少しだけ!)気持ちが楽になる。そんな気がする。

そういう感覚を大事に生きるのである。
う~む。

てなわけで、良い感じに始めていこう。
そうそう、中華ちまきは自分の誕生日祝いに作りました。とさ。

・ルーローハンの作り方さて、まずはルーローハンについてだ。
コレは様々な種類の作り方があるが、今回

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私を二郎に連れてって、疑似郎と豚山編。

私を二郎に連れてって、疑似郎と豚山編。

「二郎系ラーメンってどんな味だろう?」
夏の午後、夕立が降るように思い立った。
なにかキッカケがあったわけじゃない、しいて言えば暑かったのと腹が減っていたくらい。それだけ。

コレはサッパリが信条の料理人が二郎に興味を持ち始めた記録である。

・遠い世界に旅に出ようか、それとも?僕は生粋のハマっ子(横浜っ子)なのに家系ラーメンはほぼ食べないくらいラーメンはスッキリ淡麗派。
豚骨よりも鶏ガラや鰹節、

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めでたくなくても赤飯を‐赤飯三部作‐

めでたくなくても赤飯を‐赤飯三部作‐

いつか、格言を書く機会があればそう書きたい。

僕の人生のモットーは”美味しく 楽しく 元気よく”なのだけれど
”めでたくなくても赤飯を”は指針のひとつにしたい。

今日は赤飯三部作です。
祝いと食い意地/赤飯のレシピ/スリーピースバンドのような食事

祝いと食い意地について書きはじめ、気づけば3テーマになっていた。
各1000文字程度、三書三様でかなり違う、自信作です。

○祝いと食い意地僕はな

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ある暑い昼に5%のビアラオと出会うことについて。

ある暑い昼に5%のビアラオと出会うことについて。

それにしても僕は酒に弱い。
330㏄の小瓶1本で2時間も気持ちよく寝ていた。

不得意な言葉だが”コスパ”が良い。
いや、飲めるんよ。並みには飲める。

ビールを飲んで赤ワインのハーフボトル飲んで、二件目でジンリッキーとウイスキーを数杯飲むくらいは頻繁にする。
それくらい飲むのも大好きだけど、基本的に僕は1杯目で真っ赤になる。
だから最近では1杯だけで終わらせる楽しみも覚え始めようかと思いはじめた

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ラオス料理と熱狂。

ラオス料理と熱狂。

都内某所、アパートの一室で熱狂的なごはん会にお誘い頂いた。
前半は和食、後半はラオス料理。
1人の人間の真っ直ぐさが現れた良い料理だった。

料理の面白さもあるけれど、僕は彼の生き方や文章、行動力なども尊敬している。
noteとTwitterどっちもオススメ。
そこに関して書き始めたらをもう少し書かないとなんで、割愛。料理の話をしよう。

とか書き始めて1週間後に、またラオス料理会に読んで貰えたの

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ジンジャー!ジンジャー!生姜好きの夏の品々。

ジンジャー!ジンジャー!生姜好きの夏の品々。

生姜が好きだ。
好きな野菜は生姜と言うほど好きだ。
中学生の頃にハマって、勉強机に竹ザルを吊るしてスライス生姜を干し、それを齧りながら登下校してたくらい好きだ。

凄くこだわる訳ではなくて、単純にめちゃめちゃ生姜を食べている。
普通の人の10倍は食べてると思う。
飲み会でお気の毒に残された薬味の生姜を貰ってアテにして酒を飲んでいる。

今日は特に生姜を書こうと思ってた訳じゃないんだけど、最近のお気

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2024上半期、美味しかった外食27品と飲み物24種まとめ。東京と神奈川。

2024上半期、美味しかった外食27品と飲み物24種まとめ。東京と神奈川。

半年ごとのお楽しみ、美味しかったまとめの季節です。
今回はいつもよりエスニックやアジア系が多く、比較的お手頃価格の店が多い。

というのも、一緒に外食をするTOP3とでも言う人が全員、外国に行ってしまったので…
カナダとイギリスとアメリカ、、、
特によくメシに行く料理人、アイツがいないだけでここまで変わるのかと。

けど、これはコレで、自分自身の気になるジャンルが分かりやすくでてる。

・過去のま

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これでもか!!と小田原を詰め込んだ昼ごはん。

これでもか!!と小田原を詰め込んだ昼ごはん。

話せば長くなるが小田原という町と縁がある。
もし町に感情があるならば『ほうほう、ここまでわしの事を一皿にまとめるなんてちっとは認めてやらねばな、フム』
なんて言ってくれるかもしれない。かまぼこ板くらいくれるかもしれない。

なにはともあれ僕は今回、小田原というテーマをこれでもか‼と料理に詰め込んだ。
情報過多すぎるほどこだわった。

前にも話したが、食前の説明が長すぎると美味しい瞬間を逃してしまう

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滋味ごはん会の備忘録。ありがとさん

滋味ごはん会の備忘録。ありがとさん

草野マサムネは天邪鬼だ。
武道館ライブがある種のステータスになっている時代、あえてその波に乗らないのがスピッツ。
だがしかし、”スピッツは武道館をやらないバンド”と定着してきたら武道館ライブをする。
そんな天邪鬼が好きな友人と一緒にイベントをした。

その友人というのは農大出身で、野菜や果物、玄米を偏愛しているすわちゃん。
一緒にイベントをしたり、メシを食ったり酒を飲んだり、スピッツのライブに行っ

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