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#ほろ酔い文学

お酒をテーマにした小説やマンガなどの、創作作品を投稿してください!

人気の記事一覧

♡今日のひと言♡エミリー・ディキンソン(改訂)~今日のマンガ

エミリー・ディキンソン(1830-1886~アメリカ・詩人) ホイットマンと同じ時代を生きた詩人です。世間の評判を気にせず、自室に閉じこもり、自由な作風で内面の世界をひたすら精緻に綴ることに一生を捧げました。死後に1700以上の作品が公になり、世界中で高い評価を受けるようになりました。代表的な詩集としては、「自然と愛と孤独と」(初版 1999)。   『お墓さんが来た!』~「体育教師・ヒグチ」

スタンダールの入口「恋愛論」(改訂)~今日のマンガ

. 1822年に発刊された「恋愛論」は、スタンダールが一人のイタリア女性への激しい片想いに悩んでいた時に書かれたものでした。 また、彼は生涯、この作品に何度も書き直しを加え続けたといいます。この著書に対する思い入れは相当強いものだったのでしょう。 作品の中で述べられている「恋愛の七段階」や「恋愛の四つのタイプ」などはよく知られています。また、「ただの塩がダイヤモンドに見えてしまう」(要は、あばたもえくぼ)等の「結晶作用」への言及も有名です。 たいへん長い(600ページ

♡今日のひと言♡村上春樹(改訂)~今日のマンガ

村上春樹(1949-~日本・作家、翻訳家) 「風の歌を聴け」(1979)でデビュー。代表作に「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」「1Q84」(長編)、「中国行きのスロウボート」(短編集)、「アンダーグラウンド」(ルポルタージュ)など。また、「グレート・ギャツビー」(フィッツジェラルド)、「ティファニーで朝食を」(カポーティ)、「心は孤独な狩人」(マッカラーズ)などの翻訳を手がけている。世界的に評価が高く、約50カ国で翻訳出版されている。 『刑事・ネコ』

♡今日のひと言(短歌)♡俵万智~今日のマンガ

俵万智(1962~大阪・歌人) 1986年に作品「八月の朝」50首で角川短歌賞を受賞し、歌壇の話題をさらった。第一歌集「サラダ記念日」(1987)で現代歌人協会賞を受賞。口語短歌の斬新な手法が「ライトバース」(なるべく平易な言葉で豊かに情調を表現しようとする短歌)と称された。この歌集が空前の大ベストセラーとなり、国民的歌人となった。他に「チョコレート革命」(1997)、「愛する源氏物語」(2004)、「プーさんの鼻」(2007)など。 『へなちょこ鳥獣図鑑』

♡今日のひと言♡佐藤春夫

佐藤春夫(1898-1927~和歌山・小説家、詩人) 与謝野鉄幹らに師事し,《三田文学》《スバル》に詩を発表。これらは1921年の『殉情詩集』にいっしょにまとめられ,大正期の代表的抒情詩集の一つとされる。大正期にはいると,散文詩風の小説を書くようになり,1916年『西班牙犬の家』を発表,続く『田園の憂鬱』(1919)で文壇の注目を集めた。他に『退屈読本』(1926)などの随想集や中国の訳詩集『車塵集』(1929)がある。1960年文化勲章受章。

恋愛短歌

空席の となりで食べる 瞬間に はじめて気づく 君の存在 話すこと なにもないのに 語りたい ダイヤルまわす ひとり深夜に 変わってく こんなわたしじゃ なかったの つぎから次へと 増える例外 何度目の ことばなのか 覚えてない 君と交わした 「メリクリ」「ことよろ」 いつ終わる 考えたこと なかったわ 君の口唇 残る感触 泣き笑顔 夜に抱かれて 燃え上がる もどれない恋 一歩ふみだす 熱々の カレーライスも いいけれど 恋もカレーも 冷めてからかな かわいいね

♡今日のひと言♡ウォルト・ホイットマン(改訂)

ウォルト・ホイットマン(1819–1892~アメリカ・詩人、随筆家) 19世紀アメリカを代表するホイットマンの長編詩「草の葉」(1855)は、後世のケルアックらビート文学に至るまで、大きな影響を与えてきました。 日本には夏目漱石によって紹介されています。 伝統を打破したその壮大な世界では、自由なスタイルで人間性が称えられています。

掌編『さらば、吉祥寺』(改訂)

吉祥寺に戻ろう 「どこに住んでもいい」という状態になるのは、初めてのことだった。 家内と別れ、やがて子供たちが巣立ち、独りになった。 身軽になったので、長く一家で暮らした世田谷の一軒家を引き払い、小さなマンションに移ることに決めた。 もともと在宅でのパソコン仕事がほとんどなので、行先の選択はほぼ自由だった。 自分は、どこへ行ってもよい、、、 しかし、過度な「自由」にはやっかいな一面がある。 「どこでもいい」となると、どこへ行くべきか、途方に暮れてしまうのだ。 こん

萌え袖のほどき方

「この人は、私のことが一番好きなのよ。それは分かるのよ」 彼女が酔い出した。私とポップと、もう一人の同級生の女性は、この言葉を待っていた。高校の時にポップと付き合っていたという彼女は、私達と呑むと必ずこの言葉を発する。それは私達からしたら、はじまりの合図みたいな言葉だ。 私は、この言葉を聞くのが嫌いではない。一番好きかどうかなんて知らないが、私達が高校を卒業してからもう二十年以上だ。それなのに、こうしてお酒を交わしながら、彼女の中の事実を私達に伝えてくる。 同級生の女性

歳時記を旅する58〔寒〕後*米を食ふ菌の温みや寒の雨

磯村 光生 (平成四年以前、『花扇』) 拝見したことのある宮城県の一ノ蔵酒造の金龍藏の麹室は、蒸した酒米に麹菌を振りかけて米麹を作る部屋。寒いと発育が止まってしまうので室温は約三十℃以上に保たれている。米をよく見ると周りに白い麹菌がびっしり付いている。食べさせて頂いたら甘みがあった。 寒の雨は、一年で最も寒い時期に降る雨。 句の麹菌は、米の中まで入って成長してゆく。ぬくぬくとした麹室は、お酒の子供を育てる保育室のようだ。 (岡田 耕) (俳句雑誌『風友』令和六年十二月号「風

♡今日のひと言♡エラ・ウィーラー・ウィルコックス(改訂)

エラ・ ウィーラー・ウィルコックス(1850-1919~アメリカ・作家、詩人) 平明な文章で韻を踏ませた、軽快で楽観的な表現・作風で知られている。代表作は“Poems of Passion”(情熱の詩~19 c 末頃)や“Solitude”(孤独~1883)など。

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#短編小説 #イヤミス #読書好 #眠れない夜に 

夢の静寂

朝焼けに 夢の静寂を たぐり寄す photo & words by なおみ

雨のつぶて

音たてむ 雨のつぶてを 傘に受け キミ待つcafeへ 冬いろ吐息 photo & words by なおみ

春待ちて

冬ざれの 春待つ小枝 満つる月  photo & words by なおみ

STC Associate対策🔥 ✅ワッセナー・アレンジメント(WA) 地域紛争防止の観点から、通常兵器の過度な蓄積の防止を目的に、通常兵器及びその開発・製造・使用に供されるおそれのある汎用品(技術を含む。)の国際輸出管理レジーム🌏 ※国際条約ではない点に注意📝

冬の青

凛々と 沁みわたる空 冬の青 photo & words by なおみ

ホントノキオク

#短編小説 #イヤミス #読書好 #眠れない夜のために 

詩|満ちても欠けても

なにもかも思うようにいかなくて ぼろぼろのわたしがここにいて でもこの世界のどこかでは だれかの優しさに救われている人がいて いのちを温めなおして生きていたり ぐらぐら揺れて 必死にもがいて そこで起こった波が荒れに荒れ その波がだれかの生きる力になって そんな不思議が起こる世界だったり ぐるぐる悩んで 堂々巡りをして 布団の中でぐずぐず悩み続けて 朝が来て仕方なく一歩踏み出してみたら 巡り巡ってたどり着く軌跡だったり いのちはなんのためにあるのかなんて 空の青に聞いた

詩|碧い森

空に青と紫を溶かしたような宵の口 裸足のままベランダに出て星を掴む 街の灯りを数えながら 小さな夜を繋いでいく ひとりでも生きていけると思っていた だからあなたに恋をしたのに わたしはあっという間に怯んでしまう 星や嘘を創りだすカラクリに 青色の吐息は ゼラニウムの香りがしていた 桃色の吐息が ブルーサイプレスの風に乗った 真夜中に迷い込んだ525MHzの森 青白く光る海月が気怠そうに揺れて わたしを攫うなら最後まで攫ってと 碧い海になった森に星をばら撒いた 碧い森

スポットライト

人生の スポットライトは いつだって キミを 待ってる 幸を結んで photo & words by なおみ

詩|まるいもの

心の少し尖ったところを 三日月のナイフで削って できるだけまるくまるくして 優しくありたいと思った どうか、神様 まあるい心をください ギザギザは削っても削っても まるにはなってくれないから どうか、神様 まあるい魂をください 白と黒の勾玉を組み合わせたような 尻尾をのみこもうとする蛇のような 輪廻を永遠にしたような、まるいもの さんかくじゃなくて、まるいもの まるいもの / 月乃

詩|月暈が白く、光る

真冬の海辺をあてもなく歩いていた 白い雪が落ちてくるのを待っていた 時々、小さな貝殻をひろったり 時々、言葉を砂に埋めたりして 凍った心を溶かさないように あなたの体温を感じないように ほんの少しだけ離れて歩いた 心の声があなたに聞こえないように 冷たい闇を流れる雲の影 月の光に反射する白い輪 置き忘れた優しさが胸にささって 痛くて痛くて心が号泣してしまう 月暈に守られていたものが 少しずつ溶けだしていく 白木蓮の花びらのような雪片が 戸惑いながら舞いおちる やがて

early morning

we will meet  in the early morning we will meet  on the early highway we will meet soon or after photo & words by なおみ

詩|芍薬

赤と青がわたしの中を流れる 止まることのない命のいろ 傾きかけた世界の切れ端で 白い芍薬が ごろんと散った 鮮やかに艶やかに色っぽくて こんなふうに終われたらって わたしの最期の日を思った どうしたらそんなにも美しく 終わることができるの 本当のわたしになりたくて 芍薬のふりをして咲いても ちっとも本物じゃなかった どんな美しいものにもかえがたい わたしという花を咲かせて 赤と青が白を染める 血が泣いているんだね わたしを生きて欲しいと 芍薬 / 月乃

秋の木の葉🍂

また ひと葉 秋に 染まって 宙を 舞ふ めぐる 季節に いのち つないで photo & words by なおみ

1年の締めくくり。ナイトメアー・ビフォア・忘年怪異。[ショートショート]

12月のイルミネーションが街を彩る 今年も忘年会がやってきた ガヤガヤした雰囲気が苦手 接待とか憂鬱でしかない 『今年も一年お疲れ様!』 上司の言葉に 皆で乾杯をする 私も飲めないビールを口に近づける 瞬間視界がゆらぐ 「えっまだ酔ってないのに」 デジャヴの感覚に襲われる 『今年も一年お疲れ様!』 乾杯の言葉 「まさか…」 繰り返している? 『ビールでいいよね』 幾度となく繰り返された 忘年会の記憶 「もう無理…ここから出して…」 出ようとしても

日記:11/25(月)🌕 ・朝の時間をもっと大切にして、1日の仕事を効率よく進めていきたい☕️ →その分、早く寝るように😴 ・絶対に交通事故を起こさないように🚙 →慣れてきても絶対に油断しない‼️ ・法律系の勉強の難しさを改めて実感💦 →日本語ができない自分に憤りを覚える😓

詩|好きを数える

簡単に手に入らないものが好き 強そうに見えて本当は繊細な人が好き 弱そうに見えて芯のある人が好き 厳しさの中にある優しさが好き 哀しみの中にある喜びが好き 好きなのに好きと言えない切なさが好き 好きの代わりに微笑みをもらうのが好き 月を見てかわいいねって言う人が好き 夜空を見上げて星に手をのばす人が好き 眩しい朝日より物憂げな夕陽が好き 孤独の中にある静寂の時間が好き 清らかな春よりノスタルジーな秋が好き 涼しい夏より暖かな冬が好き 簡単に手に入らないものが好き 好きを数え

♡今日のひと言(短歌)♡穂村弘②

穂村弘(1962‐ 北海道〜歌人、詩人、批評家、翻訳家) 1990年、『シンジケート』で角川短歌賞の次点となり、デビューした(俵万智『サラダ記念日』が同年の受賞)。以降、現代短歌を代表する歌人として評論、エッセイ、絵本など幅広く活躍。『短歌の友人』(2007)で第19回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、『鳥肌が』(2007)で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』(2018)で第23回若山牧水賞を受賞。歌集に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』(

詩|金魚

あなたの心を泳ぐ金魚になった 赤い鱗をキラキラさせて 正面から見つめることができなくても 心の水槽の中からあなたを見てる ずっとずっと見つめているの 時々は水槽の水をかえてね 餌はあってもなくても大丈夫 あなたが満たされていれば わたしも満たされるから もしもわたしがいなくなっても 悲しまないで、と言っても 無理かもしれないけれど できることなら笑っていて 小さな魂をここに置いていくから 金魚 / 月乃

🍃最後の一葉🍃シロクマ文芸部「冬の夜」

O Hentai, "The Last Leaf" O ヘンタイ[作]「最後の一葉」より。 ⚠️この作品は、官能超短編作家と知られるOヘンタイの「最後の一葉」の翻訳になります😳💦 冬の夜。 12月24日。 すごくときめいているのに はじめてだから この最後の1枚を 1番下までおろすことに まだ、、、ためらいと不安があるの…  #処女じゃないけど #そういう女なのよね #そんなヤツおらんやろ #シロクマ文芸部 #冬の夜 #最後の一葉 #Oh_Hentai  #the_la

最後の一葉🍂

冬の暮れ 最後の一葉の シルエット 胸に 沁み入る いつ いつまでも photo & words by なおみ

嬉しい事と悲しい事は

なんか居ても立ってもいられなくて 散歩して来た 2時間 何年ぶりだろ この道 歩いたの 見える景色は随分と変わってしまったけど 【この場所】が在るってのがいい 人も一緒よね 外見は年齢や経験によって変わるけど 【その人】で在る事が大事 景色や風景、人や物、森羅万象 本当は区分なんて無いじゃないかと思うの 俺の大好きな あの子も 俺の大嫌いな あいつも コンビニで すれ違う知らない誰かも 知らない人と散歩している あの犬も すぐ逃げてった 道端の黒猫も 見るだけで寒気

縁側のぬくもり

フォロワーさんの記事の感想。 189.  hiropapamanさん。 この note をお勧めする人(私見) ① 映画と車と 音楽が すき。 ② 優しく 時に 切ない 話を 読みたい。 ③ 何より じーちゃんの 豪快なボケが 最高。 心暖まる ショートストーリー中心の note。 映画と車が紡ぐ 泣ける話とか 恋物語とか。 じーちゃんが 煙草をふかす 縁側のぬくもり。 自動車王の、ハートフルな 名言を どうぞ。 「 自分ができると 思う以上のことが     できない人

気づいたら恋してたい

私のnoteのフォロワーさんたちの恋愛割合(?)は(勝手にごめんなさい)既婚・婚約している方が3割、恋人がいる方も3割、恋活してる方々も3割くらいな感覚です。だから色々な恋愛のお話しが聞けて(読めて)勉強になったりドキドキワクワクしています。 恋活している方たちのお話しを聞いていると『わかる〜!!!』ということが多かったり、はたまた『〇〇さん絶対優しいし可愛いのになんで恋人できないの!』ってフォロワーさんのことを思ったり。フォロワーさんがアプリで出会う人の話しを聞いていると

note1周年_noteの世界にはまだ見ぬ景色が広がっているのに、私はそれを検索する言葉を持たない

 最初の記事を公開したのが去年の年の瀬だったので、まだだなとのんびりしていたら、気が早いnoteさんから1周年記念のお知らせが。アカウントを作った日から1年ということでしょうか。  1周年記念の記事を書くなんて、ちょっと恥ずかしいなと思っていました。でも、フォローしている方々からの1周年記念のご報告が続いたので、私も勇気を出して書いてみました。勝手に、noteの同期と思っています。  noteは、手帳の記事で知りました。去年の秋、次の年の手帳がお店に並び始める、手帳会議の

箸で割る 醤油じんわり ぶり大根

昨日、2ヶ月ぶりになじみの居酒屋に 禁酒をしているわけではないのですが 身体やお財布のことも考え、飲む頻度を下げています (歳をとるのは悲しい…) 早速頼んだ日本酒と店からの突き出し 久しぶりに飲む日本酒(と言っても2週間ぶり?) 一口ゴクリ 純米酒だけに喉とお腹にアルコールがグッと流れる感覚 ただ、濃厚なのに匂いは爽やかで、味はやや辛口でした(飲みやすいので要注意) 頼んだのはあん肝とぶり大根 店主は「冬だねぇ」と軽く合いの手を入れ、厨房へ 出てきましたぶり大根(見

💎詩的ジュエリーSHOP💎* le bouquet *

2025年開運を招く華奢で繊細なアイテムをたくさん取り揃えています✨

君のことを好きだと思ってた

復縁の方法を調べたり有料記事購入したり(総額2万円くらい)復縁したい!って思ってたけど、なんでこんなに復縁したいのかな〜って。 そんな時に読んだトーキョーカモフラージュアワー。 あれ?私、君のことが好きなんじゃなくて、君が私に向けていた“好意”が好きだったんじゃない?って。 機嫌の良し悪しがあるし、寄り添ってくれなくなったし、たまに一方的なことあるし、あれ?他にもっと優しくしてくれる人いるよな???って思って。 なかなか心を開けない私がすぐ心を開けたのは、君が私に寄り

おまえ

眠れない夜 新聞配達のバイクが一瞬窓を照らして 逃げていく 枕元の時計の蛍光素材の針… あと2時間はうとうとできるのにと 遠ざかるバイク音を うとましく 思う…… ごそごそと起きだす布団 しばらくシーンとしたあと その息は廊下歩く音に変わっている  隣の部屋に小さな明かり…   髪をとかしてパチンとくくる気配… ピッピッピッと洗濯機をセットする音 あと追うように短いメロディ ワンテンポ遅れてホースに水が流れだす 今日の洗剤はどっちだろう  さっきの電子音が どのコースのもの

くっきり三日月

くっきりと 届かぬ 三日月 蒼い夜 口ずさむのは キミへの love song photo & words by なおみ

つぶやき~あなたへこんな夜は~

酷暑の忘れ物の飴ひとつ バリのお土産キャンデー入れに残ってた 元職場の若いこがくれた飴入れ 少し生成りの陶器 熱中症対策で重宝したな でも 甘いもん好きの孫くんには 不評で残ってった たった ひとつ その飴はブルーの洋服をまとい 芯はお砂糖でおめかし 甘酸っぱい味なの その飴 ひとつ カップに入れて 緑茶を注ぎ 30ccくらいの黒霧島を注ぐ 吞み始めは 少し苦く そのあと ほわっとしあわせで 最後に 甘ーいあの一粒の味がする 生きてるって いろんなことあるよね でも

覚悟なんて決めない

上の人が白であれば 白 黒であれば 黒 それを白とすると決めたなら 腹を括った ということ 黒とすると決めたなら 魂は売らない ということ

「食」(グルメ・自炊関連)のこと〜2025年 50のやることリストからのピックアップ〜

本日も夜勤の入り、である。 こういう日は、投稿を継続するのは大変だ。(笑) 毎週金曜日は、お昼にかけて訪問介護が一件ある。 終わってから夜勤の入りまで4時間以上空いてしまうことになる。 とまあ、訪問介護の方は退職を予定していたのだが、 何だかズルズルと続けてしまっているのだが。 気候さえ良ければ、空きの時間はブラブラして、 それこそ本を読んだり、主題のグルメ探訪に出かけても良いのだが、 いかんせん今日みたいに気候が悪いと、外に居るのも苦痛で、 それほど遠くない自宅に一旦戻っ

アルミホイルの二面性

スーパーで買ってきた唐揚げを温めるとき、電子レンジより断然トースターを使うことが多い。 トースターだけを使うときもあれば、一旦レンジでちょい温めてからの、仕上げのトースターという場合もある。 電子レンジだけだと、唐揚げのボディーがなんかフニャッとして油がギトギトになってしまう。そんなフニャリーナ&ギットリーンの唐揚げはガッカリだ。 買ってきたものを温めるんだから、どう頑張っても揚げたての唐揚げには到底かなわない。けれどできるだけ揚げたての、あの表面のカリッとした感じを再現し

思い描いていた26歳ではないけど

私事ながら、26歳の誕生日を迎えました。だんだん歳をとると嬉しくなくなる、そんな大人になりつつあります。たまに自分何歳だっけ?って思うこと増えてきた。気持ちはいつでも22〜24歳でいるし、なんなら24歳だと思ってたと今日言われたくらい。身長も低いということもあって、よく学生にも間違えられる。27歳になったらSUPER BEAVERの「27」を聴くんだ!と意気込んでた18歳の頃。聴けるまであと1年になりました。歳を取るって早いね。職場の仲良くしてくださってる方からスタバギフトを

いつか終わるのに

たまーーーに。本当にたまーーーーに。 人はいつかいなくなるのに、どうしてこんなに必死になって欲しい物を買っているんだろう。いつかナくなるのに。そして、どうしてこんなに苦しい思いをして物事を選択して大金を払ってさまざまな行事をするのだろう。 って思うんです。 だっていつか私はいなくなるのに、一生懸命働いてお給料いただいて、休みを充実するため、楽しくすごすために趣味の時間を充実させて。記憶を残したって、いつかその記憶は無くなるし記憶しか残らなくて、またその瞬間には戻れないしって

短編小説:誰もが英雄になれる場所 〜何者にもなれなかった俺の終着地〜

 ここは居酒屋。名前はまだない。先代の居酒屋を息子の俺が継ぐことになったのは今春のこと。来月ようやくリニューアルオープンする予定だ。今日はプレオープンで、先代の常連客達を招待している。ガヤガヤとしたこの騒がしさが懐かしい。みんな良い顔で酒を飲んでいる。  先代が急死して、一度は店を閉めようとしていた。でも店を開けろと先代の常連客がうるさく言うもんだから、俺が店を継ぐことになった。慌ただしく内装のリフォームを済ませたが、外観はそのままだ。看板だけは新しくするつもりだが、プレオ

詩|赤

薄曇りの午後の優しい光は 燃え尽きた太陽よりも残酷だった あなたの心の奥へと 連れていってほしい言葉たちが 赤い唇の奥で順番を待っている 言いたいことはたくさんあるのに 言えない言葉ばかりがあふれてきて 結局なにも言えずに飲み込んでしまう 迷子になった水曜日の窓辺から 火曜日の哀しみが落ちていくみたいに 真っ赤な星がぱらりぱらりと 石の階段を赤く染めていく 赤を踏まないように登っていたら あなたがそっと手を繋いでくれた 薄曇りの午後の優しい光は 燃えるような赤い月より