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マガジン5 #エッセイ#呟き#ぼやき#随想#哲学

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#哲学

本選びの偏りは悪いことか

本選びの偏りは悪いことか

僕は毎日、好きな本を読んでいる。

当たり前のことかもしれない。

学びたいこと、知りたいこと、夢や目標に対してふさわしいと思えるものを選び、手に取っている。

言わば「守備範囲」なるものがそこにはある。

しかし、こう思うこともある。

これは「偏食」ではないのかと。

以前、役に立つから本を読むのではない、という旨の記事を書いた。

好きだから、読みたいから読むのだと。

しかし、読む本を選ぶ

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意味の事後性 意味のあるなしは事前にはわからない?

意味の事後性 意味のあるなしは事前にはわからない?

「これって覚えて意味あるん?」

教育の世界に身を置いていて、生徒に聞かれることランキングでベスト3に入るであろうフレーズです。

これを言われて返答に困る先生は多いのではないでしょうか。

上手いこと言いくるめるか、理由を懇々と説明するか、「やらなあかんもんはやらなあかんねん!屁理屈言うな!」と勢いで押し通すか。

きっとこれらのどれかでしょう。

なぜこのような質問が生まれるか。

そしてなぜ

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自己を受け止める

自己を受け止める

電車などの公共の場で、あたり構わず大声で泣き散らかす小さな子ども。

そしてそれを睨みつける人。

きっと彼らは羨ましいのだ。

心が狭い、不寛容なのでは決してない。

自分も大声上げて泣きたいのに、それが叶わないから嫉妬するのだ。

人は年を取れば成長していく。
みんな無条件にそう思っているように感じる。

けっしてそんなことはない。

赤子や幼子のほうが優れている、鋭敏な感覚はたくさんある。

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「100%自分の選択」なんてあり得るのか

「100%自分の選択」なんてあり得るのか

僕は日本の教育を変えたい。

そしてそれを通して社会を変えたい。

それは揺るぎない。

けれど「自立して自分で人生を選び取る人を育てる」という軸は、
今大きく揺らいでいる。

果たして「100%自分だけで下す選択」なんてあり得るのだろうか、と思ってきているからだ。

自分で自分の行動を決め、理由を言えるようになる。

これを僕が行う教育改革の肝だと思っていた。

その為に出来るだけ多くの選択肢を

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「考える」の本質

「考える」の本質

考える→かんがふ→かむかふ→かむかう→彼に向かう→身交う→彼と身を交わす

一見してこれが何のことだかわかる人はきっといないでしょう。

鷲田清一さんの本の中に出てきた話で
「考えるという行為は自己の内面だけに閉ざされたものではなく、対象を必要とする」というものがありました。

皆さんは、考えると聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか。

「考える人」という有名な像があるように、難しい顔をして1

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今日のことば 

今日のことば 

死はわれわれにとって なにものでもない
われわれが存在するときには 死は存在せず
死が現に存在するときには われわれは存在しないからである
                            哲学者・エピクロス

今回は古代ギリシアの哲学者、エピクロスの言葉を紹介します。

これは、哲学用語では「死の経験不可能性」と言ったりしますが、
これは簡単に言うと「死は誰にも経験できない」という極めて当

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今日の1冊 『漂泊のアーレント、戦場のヨナス』

今日の1冊 『漂泊のアーレント、戦場のヨナス』

『漂泊のアーレント 戦場のヨナス』
戸谷洋志、百木漠
慶應義塾大学出版会

学生時代親友であった2人の哲学者の人生とその思想、そして2人の間の友情を記した1冊です。

ナチス政権下のドイツを脱出し、
アメリカで再会し、欧米の哲学史、世界の戦争認識に大きな影響を与えた、
ハンナ・アーレントとハンス・ヨナス。

ナチスの幹部、ヒトラーの側近を戦後に裁いた「アイヒマン裁判」における
「凡庸悪」の分析や、

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なぜ自分が「普通じゃない人生」を送りたいと死ぬほど思ったか

なぜ自分が「普通じゃない人生」を送りたいと死ぬほど思ったか

今現在はそうでもないのですが、高校卒業後から二十歳前後の僕は、
「普通の人生は送りたくない」
そう強く願っていました。

その結果、歩いて京都から東京に行ったり、
歩いて日本一周にチャレンジしてみたり(未達)、
金髪でボランティアしてみたり、
山の上で働いたり、季節労働で農業手伝いしてみたり、
就活せずに好きなことしかしてこなかったり、

そんな20代を送ってきました。

その原動力は紛れもなく

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機械化しているのは仕事ではなく人間?

機械化しているのは仕事ではなく人間?

「カーズは考えるのを辞めた」
このセリフが何か、すぐにわかる人とは仲良くなれそうです。

ジョジョの奇妙な冒険、第2部のラスボス、
不死身のカーズが、主人公との激戦の末、
地球外空間に追いやられます。

そして、全身が凍ってしまい、身動きができなくなり、地球へ戻れなくなります。

しかし、不死身であるが故に、意識はあるけれど身動きが取れないという状況に陥ります。

その結果、先ほどの「カーズは考え

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人間のアイデンティティは全身に刻まれたタトゥーのようなもの。一部の模様を見て人を判断するな!

人間のアイデンティティは全身に刻まれたタトゥーのようなもの。一部の模様を見て人を判断するな!

人のアイデンティティというものは、
どこで定まると思いますか?

または、あなたは人のどこを見て、その人がどんな人かを判断しますか?

国籍でしょうか。
民族でしょうか。
地域でしょうか。
文化でしょうか。
言語でしょうか。
肌の色でしょうか。
所属する組織でしょうか。

僕の答えは、全てです。

え、それ卑怯じゃね?

と思ったそこのあなたは無視して進めていきます。

僕が思うアイデンティティと

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幸福度という尺度のうさん臭さについて

幸福度という尺度のうさん臭さについて

「国民総幸福量」
「幸福度ランキング」

みなさんもこれらの言葉は聞いたことがあると思います。

これまではGDPなどの経済指標が人の幸福をはかる指標となっていました。

儲かっていれば、景気が良ければ、お金があれば、ある程度は人は幸せになれるだろう、と。

けれど、大戦や冷戦、経済危機などを経て、
果たして本当にそれで良いのだろうか?
幸せ=お金なのだろうか?
という考え方が生まれ、
1972年

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結論や正解は思考を止めたときに恣意的に訪れるもの?

結論や正解は思考を止めたときに恣意的に訪れるもの?

ふと物思いに耽った折に、捉えた思考を書き連ねていこうと思います。

記事というよりも記録に近いものとして捉えてください。

ずばりそれは、
「結論や正解、答えというものは、思考や理解を止めた時に訪れる、恣意的なものに過ぎないのでは?」
というものです。

結論、正解、答え。
これらは一般に何らかの事象に対する「ゴール」と捉えられるものです。

ですが、よくよく考えてみると、これらは水のように流れ続

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「自分の意見」って何だろう?

「自分の意見」って何だろう?

先日、授業で生徒と一緒に英語の長文を読みました。

その文章は、
「自分の意見を持たない日本人に苛立つアメリカ人と、その人の指摘によって徐々に自分の意見を言うようになる日本人」
という内容でした。

冒頭に日本人の女性が、パーティーで同席したアメリカ人の男性に
「アメリカ文化は日本にポジティブな影響を与えたと思いますか?」
と問われます。

それに対して日本人の女性は
「ポジティブな影響を与えたと

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