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私の仕事-About My Job

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私が書いてきた記事のうち「私の仕事」にまつわる記事をまとめています。
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#エッセイ

なぜ、会ってすぐに自己紹介をしてはいけないのか?

なぜ、会ってすぐに自己紹介をしてはいけないのか?

※今回の記事は、あらゆる業種の営業マン、あるいはセミナーや研修で講師業をされる方に向けた記事だ。ひっじょーに狭い層に向けて書くことにする。

「人前でうまく話せない」「相手が話を聞いてくれない」「自己紹介のやり方がわからない」という方の一助になればうれしい。もしかすると「恋愛」でも使えるかもしれない。

では本編に参りましょう
↓↓↓

まずは、ちょっと想像してみてほしい。

もし、お腹が空いてい

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相手の名前が思い出せないときに田中角栄になっちゃう人。

相手の名前が思い出せないときに田中角栄になっちゃう人。

稀代の政治家田中角栄はとにかく毎日人に会った。

別に田中角栄だけがたくさんの人に会っていたわけでは当然ないが、とにかく人に会った。

毎日いろんな人に会うわけだから、相手の名前を覚えるのは大変に骨の折れる作業だ。いくら田中角栄が「コンピューター付きブルドーザー」という異名で呼ばれようが、脳の記憶のキャパシティは私たちと同じはず。

あるとき角栄は、久しぶりに会った知り合いに「あ! 田中角栄さん!

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将棋のプロが勝っても喜ばないのはなぜか。

将棋のプロが勝っても喜ばないのはなぜか。

先日の日曜日のこと。

テレビのチャンネルをテコテコかえていると将棋の対局が放送されていた。NHK杯である。将棋のルールは分かりそうでわからない。なのですぐさまチャンネルを民放にかえた。

が、妻が言う。

「いま、藤井聡太くんじゃなかった?」

藤井聡太くんに関してはもう、わざわざ説明するまでもない。地球の外からやってきた将棋星人だ。ほぼだれだって知っている。

あまりに有名な彼だが、私は彼の対

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札幌市主催で2回目のnote講座。

札幌市主催で2回目のnote講座。

昨年の夏だったか秋だったか、札幌市の主催でエッセイ講座をおこなった。厳密には札幌市主催というか私の持ち込み企画なんだけど。

当時の講座では、札幌在住の一般市民の方々に向けて「文章の基礎」「応用的な書き方」に少し「noteとは?」という要素を加えたものだった。

講座は1回2時間で全5回。有料講座なのに定員はすぐに埋まり、30代から80代の方まで来てくれた。満足度が高かったのかはちょっと正直わから

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転職したいと言う人の9割が転職しない理由。

転職したいと言う人の9割が転職しない理由。

この記事は転職回数が33歳にして4回を数える人間によるポジショントークだ。俺は何回も転職してて、なんやかんや成功(?)してるけど君はどうする? ってな記事。

よし、ゆっくりいこう。

年功序列、日経平均最高値、終身雇用の崩壊。働き方改革、DX、AIの導入、いつかは転職ビズリーチ。

仕事を変えることが当たり前になってる令和の現代だが、少し立ち止まって自分の周りを見回してみると、意外にも転職経験者

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ローマは1日にしてならず。

ローマは1日にしてならず。

仕事中、ある会社の役員や役職者に偉そうに講釈をたれ得意気になっていると、役員の方が「なるほど、いまイトーさんがおっしゃったのは、ローマは1日にしてならず、ということですね」とおっしゃった。とてもにこやかに。

ローマは1日にしてならず。

「大きな成果や偉大な事業は短期間で達成されるものではなく、長い時間と努力が必要である」という意味を持つことわざ。この表現は、目標達成には忍耐と時間が必要であるこ

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ポニーテール中華。

ポニーテール中華。

この記事の最後は「ポニーテール」について思うことを書いて、世にも美しく締める記事にしようと思う。



札幌市内で開かれたある会合に行ってみると、参加者は私を含めて2人だけだった。

札幌市の庁舎会議室でおこなわれたその会合は、時間にして1時間。事業に対する賞状を授与されて、なんかよくわからない話を白目で聞く。

その日はちょっと立て込んでいたので、私は開催時刻ギリギリに到着した。会議室に行って

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人生のインプレッション数を上げると、全てがうまく回り出す。

人生のインプレッション数を上げると、全てがうまく回り出す。

WEB広告の概念をはじめて学んだのは、たしか26歳のときで、当時いた会社がこ難しいマーケティング用語を教えてくれた。

研修を担当してくれたのは、会社の先輩上司だったんだけど、なんだか誇らしげな顔で専門用語を口にしていたのを覚えている。

さて、実はこの記事、だいーぶ前に行った福岡出張に向かう飛行機内で書いた。なんとなく思うことをまとめたのだが、ずっと下書きに眠っていた。

主張したいことはタイト

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巨乳ごときにうろたえない。

巨乳ごときにうろたえない。

北海道のとある企業の男性から「SNSを使って会社への問い合わせを増やしたい」という相談がきた。仕事の話である。

なるほど。

となると私が気になるのは、その会社の現状がどうなっているかだ。すでにSNSはやっているのか? そもそもどんな目的なのか? そしてその方の知識はどれほどなのか?

すばらしいことに、その方は事前に「こんなことがしたいメモ」と「こんな疑問があるメモ」を用意してくれていて、デー

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視力0.1なんだよね、って言う人。

視力0.1なんだよね、って言う人。

みなさん、メガネをかけていますか。

それともコンタクトレンズですか。

私ですか。

私は32年の人生ですが、いまだに裸眼でございます。視力は比較的いいです。運転免許もメガネなしでいけます。

100メートル先にいるハエを見ることはできませんが、日常生活で困ることはありません。



それは真に目が悪いとは言えない。

大学生のとき、とある全国チェーンのメガネ屋さんでアルバイトをしていた。大学

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初体験の感想を残しておけば、未来の宝物になる。

初体験の感想を残しておけば、未来の宝物になる。

しつこいようだが、仕事で福岡に行っていた。生まれも育ちも札幌の32歳男性の私が、自分史32年を通して初めての福岡体験である。

ときに問いたい。

はじめてレモンを食べたときのことを思い出せるかしら。

はじめてコーラを飲んだときのことを覚えているかしら。

お酒を飲みすぎて酩酊し、友人に介抱されて家路につき「お前、昨日ひどかったんだぞ」という連絡が、人生ではじめて来たときの経験を思い出せるかしら

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札幌の人間が福岡に初めて来たら思うこと。

札幌の人間が福岡に初めて来たら思うこと。

福岡に来ている。仕事で。
第一、飛行機にも久しぶりに乗った。

何年ぶりだろう。

たぶん、4年近く乗ってなかった。前職の東京海上日動時代の最終面接で、丸の内に行って以来だと思う。

札幌で暮らす私だけど、福岡には来たことがなかった。東京、大阪、名古屋はあるけど、福岡はない。今回が初めての福岡。

なぜ福岡に仕事で来たのか。

札幌で暮らしてるのに。

会社を興して初めての仕事は、なぜか福岡にゆか

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自分よりも優れた部下。

自分よりも優れた部下。

これは日曜日にぴったりの記事だ。

6年前にいた会社でのストーリーなので、コーヒーでも片手に持ちながら読んでほしい。



6年前のある商談の帰り道、札幌市内の日本生命ビルの裏を女性上司と2人で歩いていると、採用に関する質問をされた。

女性上司と私の2人でスタートした北海道支社の立ち上げ。業務は順調に拡大し、3人目の営業職を採用する必要が出ていた。

当時26歳の私は、真顔でこう言った。

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毎日投稿のきっかけをくれた人。

毎日投稿のきっかけをくれた人。

「友だちがいない」と言って泣く女の子だった。

先週日曜日の午後、わたしが保険外交員時代にお客さんになってくれた22歳の女性に会った。

彼女の苗字はウメノさん(仮名)で、私がはじめて彼女に会ったとき、彼女はまだ20歳だった。

当時、ウメノさんに対して抱いた印象は、あどけなさであり、でもどちらかというと大人びている人、という印象であった。当時の友人関係を聞いてみると、同年代の人間とは話が合わず、

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