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札幌市主催で2回目のnote講座。
昨年の夏だったか秋だったか、札幌市の主催でエッセイ講座をおこなった。厳密には札幌市主催というか私の持ち込み企画なんだけど。
当時の講座では、札幌在住の一般市民の方々に向けて「文章の基礎」「応用的な書き方」に少し「noteとは?」という要素を加えたものだった。
講座は1回2時間で全5回。有料講座なのに定員はすぐに埋まり、30代から80代の方まで来てくれた。満足度が高かったのかはちょっと正直わからない。当時おこしになってくださった方々、どうでしたかね。イマイチでしたかね。すんまへん。
が、またやるのである。厳密にいえばもうやった。あと来週もやる。やらさせていただく。
私と札幌市のズブズブな蜜月関係。
要するに味をしめたのだ!
昨年の暮れ、札幌市民向け講座の企画担当の方からメールが届いた。
イトーさん、「note」について発展的な内容で講座をやりませんか? 私たちで企画を練っておきますので、ぜひご登壇を検討ください。
すぐにメールを返した。
や・り・ま・す。
元来、私は尻軽。呼ばれればどこへでもへーコラ行くタイプであるから、そんなありがたい話を断るはずもない。さて、やりますか(ポキポキ)。
しかし、その男性担当の方がどのような意図をもった企画をおこないたいのか、そもそもなぜ私に声をかけてくれたのかよくわからない。そこでまずは打ち合わせである。
みなさんご存知、札幌市西区宮の沢にある市営の巨大施設「ちえりあ」に行った。
イトー「あ、どうもどうも、この度はどうも」
担当者さん「あ、どうもです、その節はどうもでした〜」
担当者さん「いやぁ、あれからもイトーさん、noteを続けてらしてね。いまnoteで『札幌』と検索をすると、ほとんどイトーさんしか出てこないですよ〜」
くそっ! 悪い気はしない!
むしろいい気分。え、検索してくれてるんですか? というか見てくれてるんですか? え、まさかもう私って、札幌を代表しちゃってますかね? ちがうか。でも、ありがとうございます。
担当者さん「上層部に企画を説明するにあたってですね、イトーさんのnoteは職員一同読ませていただいておりまして〜」
くそっ! 全然悪い気がしないっ!
え、みんなで見てくれてるんですか? えー、札幌市の職員の方が〜? ちょ、それもう私とズブズブじゃないですか!
イトー「え、読んでくださってるということは、あの〜『うんこの記事』とかも、ですかね?」
担当者さん「ええ、まあ、なんと言いますか、フッ、読んでおります」
じぇじぇじぇーーー!
書いてよかった!
担当者さん「今回ですね、冬の特別講座を開講する運びになりまして、それで前回、noteとかブログ、文章についての講座が好評だったイトーさんに、ま、またお願いできないかな〜と思いま……」
イトー「やります」
担当者さん「おおっ!」
イトー「もちろんやります。むしろお願いします。やります」
やるしかない、このビッグウェーブ。
札幌市さん! ありがとうございます!
喜んでやらさせてください!
アイ・ラブ・札幌! ビバ札幌!
ちゃんと札幌に納税してるんで! 住民税!
担当者さん「ありがとうございます。で、講座内容なんですけども、実はもうこちらで考えてまとめておりまして」
イトー「おぉ!」
担当者さん「と、言いますのも先日ある番組でnoteを使ってお金を稼ぐ人たちの特集をやってましてですね」
イトー「ほうほう」
担当者さん「なので、こう、副業といいますか、なんといいますか、個人の経験や情報発信がそのままお金に換えられて『がっちり稼ぐ!』みたいな講座内容だといいんじゃないかと思いまして」
イトー「なるほど〜。素晴らしいですなぁ。……んーでもなぁ、むむむぅ〜。悩みどころですねぇ」
担当者さん「ど、どうでしょう」
素晴らしい。が、これでは少し……。
私としては、文章を書くこととお金を稼ぐ、ということはイコール関係で結ばれない。なんというか、手段と目的が逆転しちゃうというかなんというか。
私のこのnoteは趣味なのだ。
めちゃくちゃに趣味なのである。
なんか楽しいから、日々思ってることを書いて「いぇい」みたいな具合でやってたら、いつの間にかいい感じになってて、ついでにそんなに望んでるわけじゃないけど、なんか知らぬ間にお金が生み出されちゃってましたわぁ、仕方ねーなぁ。
っくーーーー。
私はそういう三流の派閥にいる。
たしかに普段は会社をやってるわけで、コピーライターとしての業務もあるから、なんとなく文章を書いたり、広告を作ったり、広報PRをすることを仕事にはしているんだけども、あくまでnoteは趣味。
なので申し上げた。
イトー「たしかに副業とかお金を稼ぐみたいな文脈でやるのもありなのですが、となると、見出しを変えたほうがいいかもしれません」
担当者さん「と、言いますと?」
イトー「タイトルは、noteで広がるフリーライターへの道、でお願いします。フリーライターを目指している人、あるいは何か表現したい人に向けた訴求であればよいかと」
担当者さん「なるほど! では、そうさせていただきます!」
さて、この講座。定員は30名である。
しかも数千円と有料。
この講座の開講のお知らせ・集客は札幌市がやってくれた。個人的には「30名も集まるか?」と思っていたのだが、おかげさまで見事に満員となった。なんなら追加で2名で32名(自尊心)。
数日前、担当者さんからメールが届いた。
「noteで広がるフリーライターへの道」申込が定員30名になりました! ビジネス系の冬講座で一番の集客です。
……ふぅ(ダバダバダバダバ)。
札幌市さん! ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!
あなたたちのためなら、ぼく、
クツの裏すら満面の笑みで舐めますんで!
ちゃんと納税してますんで!
あと、もっと面白くて集客力のある企画を考えちゃったんで、今度提案させてください! お願いします! お願いします!
どうかお願いします。
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〈あとがき〉
申し込んでくださった32名の方々、あるいは申し込んだけれども漏れてしまった方々、本当にありがとうございます。来週もお会いできることを楽しみにしています。にしても、これnoteさん非公式なんですよね。noteさんすみません。今日も最後までありがとうございました。
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