イトーダーキ

エッセイを毎日書くコピーライター。札幌市の34歳男性。ある企業の取締役副社長。毎日18…

イトーダーキ

エッセイを毎日書くコピーライター。札幌市の34歳男性。ある企業の取締役副社長。毎日18時までに記事を公開。交際0日で結婚した4歳上の妻との札幌生活。ラジオもやってる→https://stand.fm/channels/63663617b4418c968d0086be

マガジン

  • 私の日常-About My Days

    私が書いてきた記事のうち「私の日常」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の仕事-About My Job

    私が書いてきた記事のうち「私の仕事」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の紹介記事-About My God

    記事内で私について言及してくださっている神々の記事をまとめています。足を向けて眠れません(最終更新2024年11月7日)

  • 私の人生-About My Life

    私が書いてきた記事のうち「私の人生」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の公式記事-About My Official note

    私が書いてきた記事のうち「今日の注目記事」「note公式マガジン」に選んでいただいたオフィシャルハッピー記事をまとめています(最終更新日:2024年11月4日)

最近の記事

  • 固定された記事

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。 私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。 その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きながらお母さんを止めたものだ。 当時は安室奈美恵の『Can you celebra

    • 海色の瞳のチャーリーは、自転車のタイヤに空気を入れてくれる。

      降り積もった雪がすぐに溶けたのでまたチャリに乗った。がしかし、タイヤに空気が入っていない。だからなのかチャリをこぐ足が重い。荷台に子泣きジジイが乗っているような重さである。ムカつく顔の。 空気を入れる必要がある。 なので検索した。自転車屋さんを。するとすぐそこに2つの自転車屋さんがあった。Googleで口コミを見てみると一つ目が「空気入れをしてくれるが有料」、二つ目が「圧倒的なホスピタリティ」と書いてある。 前者のほうが近かったのでそこに向かう。空気入れごときが有料。し

      • 疎遠になってしまった美容室にもう一度行ってみよう。

        2年以上通っていた美容室にいかなくなった。 もう半年いっていなかった。特に理由もなくいかなくなった。担当はずっと同じ男性美容師の大山くんだったが、何か嫌なことがあったとか技術に不満があったとかそういうことでもない。本当に理由なくいかなくなった。 髪の毛が伸びたので美容室にいくことにした。 美容室の予約はいつも妻に頼む。ホットペッパーの使い方をよく知らないからだ。引っ越した先周辺の美容室を妻に探してもらう。しかし週末はどの美容室も予約で埋まっているようだった。それで妻に聞

        • 北海道のニセコを使って毒を吐く。

          今日は仕事でニセコに行った。 札幌から車で約2時間の場所である。プライベートでニセコを訪れることはあったが、仕事でくるのは初めてだ。ずっと楽しみにしていた。現地の人から「リアルなニセコ事情」を聞けるからである。 ちなみにニセコには小さなころサッカーの大会で来たことがある。 「ニセコ杯」だったか「ニセコトーナメント」だったかという意味のわからないネーミングの大会だった。当時たしか「コロポックル」とかいうなんのひねりもないネーミングのロッジに宿泊した気がする。それ以外はなん

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        19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

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        • 私の日常-About My Days
          276本
        • 私の仕事-About My Job
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        • 私の紹介記事-About My God
          294本
        • 私の人生-About My Life
          150本
        • 私の公式記事-About My Official note
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          357本

        記事

          窓から星と雪が見えるよろこび。

          今日の札幌は夕方前まで雪だった。深夜から降り始めた雪は朝も変わらず降っていて、すこし雨混じりだったのだけど、すこしずつ本格的な雪になり、日中外に出るころには路面にべちゃべちゃな雪がつもっていた。当然、クツの中も濡れる。いやだ。 新しい家に引っ越して自分の部屋を持つことにした。前の家には自分の部屋がなかったから大きな変化である。夜眠る前、カーテンもまだないベッド脇の窓からは夜空がよく見えた。前の家は建物に囲まれ外の様子がよくわからなかったし、ましてや空など見えもしない。 札

          窓から星と雪が見えるよろこび。

          オチが読める話。

          うんこがしたくなったのでトイレにいった。がんばって踏ん張ったらちゃんとうんこが出た。急いで仕事に戻らねばならない。トイレから出た。チャリに乗る。 札幌は最高気温が7℃とかそこらですごく寒い。街路樹は色めきだっていて、特にイチョウの木はこの世のありとあらゆる黄色を全部かき集めたくらいに黄色い。 チャリを走らせる。道にはイチョウの葉が落ちている。銀杏の実もそこかしこに落ちている。チャリの前タイヤで銀杏の実を踏んでみる。やわらかいのかいともたやすく潰れる。 銀杏の実のせいで、

          オチが読める話。

          生え変わり続ける場合。

          人間の髪や爪は、日々の生活の中で静かに、しかし確実に伸び続けている。なんとも地味でささやかな営みのように見えるが、ここにこそ私たちが抱える「新しい挑戦」へのヒントが隠されているのではないかと思う。 髪や爪は伸びるたびに古い部分が少しずつ切り落とされ、やがて新しいものに生まれ変わる。髪の毛も爪も、決して同じ状態を保ち続けることはない。あれは生え変わり続けている。 だからこそ私たちは新しい髪型、髪色に挑戦したり、いろんな色のマニキュアを楽しんだりすることができる。じゃあ、もし

          生え変わり続ける場合。

          ゴールデンレトリーバーのいる街。

          しつこいようだが先日引っ越した。同じ札幌市内で引っ越した。前の家と今の家は距離的に1.5kmくらいしか離れていない。1.5km。すぐ近くだ。なのに全然ちがう。街の雰囲気がずいぶんとちがう。 きのう、妻に「ちょっと散策でもいきますか」と言った。それはいいね、ということで引っ越してから初めて外に出たわけである。 簡単な前提知識を2つ書いておく必要がある。 私と妻は田舎の出身である。それぞれ町は異なるが肥溜めのような田舎の出身である。姥捨山のような田舎である。出生地ガチャでは

          ゴールデンレトリーバーのいる街。

          頼まれてもないのにルームツアーをしたくなるようなクリエイティブな家。

          きのうは引っ越し2日目だった。荷物をひたすらほどく。途中、前の家の退去立ち会いもおこなった。文字通り引っ越し完了である。完璧。 あとは部屋を作るだけ。 こんなもの1日で終わるわ、俺だぞ? と思ったら甘かった。部屋作り、全然終わらないのだ。本気を出せばマジで1日で終わると信じていた。 クソ。ムリだ。 頭の中には「理想の部屋」がぼんやりあるんだけど、なんていうか、理想はふわふわしていて、妻にも伝えきれない。 どんな部屋を作りたいのか。 私は、 クリエイティブでバーテ

          頼まれてもないのにルームツアーをしたくなるようなクリエイティブな家。

          引っ越し。

          引っ越しが無事に終わった。 段ボールの山に囲まれ、昨日はとりあえず寝られるスペースだけを確保した。 今回の引っ越しは前よりも広い部屋への移動だったので、ちいさな嬉しさとともに、今までの家への極大の感謝も感じる。疲れたけれど、新しい環境での生活が楽しみである。 引っ越しといえば思い出すのは2曲。 Perfumeのワンルームディスコ。 ヒゲダンのパラボラ。 ワンルームディスコのほうが「引っ越し」って感じで好きかな。 【関連】新生活に関しての記事はこちらも

          週末の夜に読む記事。

          文章なんか読んでる場合じゃないぞ。 スマホを閉じるんだ。 週末は人と会うか映画をみるんだ! もしくはお酒を飲め! 1人でいるなら今すぐ友だちに連絡! 【関連】ちょうどいま読んだほうがいい記事

          週末の夜に読む記事。

          メジャーリーグにハマりすぎた妻。

          米国メジャーリーグのニューヨークヤンキースには「ゲリット・コール」という投手がいる。 彼は9年総額3億2400万ドルでヤンキースと契約し、年俸は日本円で54億円。この数字は今季ドジャースに入団した山本由伸投手が更新するまで、メジャーリーグの投手史上最高額であった。メジャーを代表する剛腕である。 ちなみにこの選手は試合中にほとんど表情を変えない。最高球速159キロを投げるくせに、マウンド上での表情は氷のようである。全盛期のアーセナルの往年の名選手、”アイスマン”ことデニス・

          メジャーリーグにハマりすぎた妻。

          チョイクセ50。

          ヤスさんに「書いてほしい」と頼まれたら断るわけにはいきまへんがな。ヤスさんからは「ダーキさんのポリシーに反するかもしれまへんけど」みたいなコメントをいただきましたが、私にはポリシーもレガシーも魂もないので、喜んでお答えさせていただく所存です。 要するにヤスさんが設定された「書くこと」に関する50の質問に次々と答えるというもの。さすがヤスさん。人を巻き込む力があるってもんよ。 てなわけで、いってきます。 私なりの「チョイクセ50」、れっつらどんです。 note書きさんに

          チョイクセ50。

          問うな。踊れ。

          問うな。踊れ。人生の目的などわかりはしない。自分の行為が何のためになるのか、そんなことは誰も知らない。ただ踊れ。その踊りに没入せよ。踊る時間の中にこそ、真実があるのだ。 フリードリヒ・ニーチェ 問うな。踊れ。 ニーチェは、ずいぶん昔にこう言ったそうだ。 この言葉を知ったとき、私は「え、もう言われてたの?」と、瞬間、愕然とした。これまで私はnoteでえらっそうに「動け。考えるな。まず動け。行動せよ」と散々説いてきたのに、すでに哲学界の大物、ニーチェがその本質をズバッと言

          問うな。踊れ。

          誰でも書けるからこそ厄介。

          書くことは誰にでもできるからこそ厄介だ。 掃除、洗濯、食べ物を食す。この行為を「すごいね」と褒めてくれる人はだれもいない。なぜなら誰でもできるからだ。こんなこと誰でもできんねん。 たとえば、赤ちゃんが二足歩行をするまでには約1年、言葉を話すまでには1年以上もかかる。反復と失敗を経てようやくできるようになるのに、なぜかこと「文章を書く」ということはクソを漏らすようにカンタンなことに思える。反復などは不要で、自分の気持ちを文字にするだけで、それを公開するだけ。そしたらまるで人

          誰でも書けるからこそ厄介。

          恋人の作り方を学校で習ってない。

          考えてみれば妙な話だ。恋人の作り方を学校では誰も教えてくれない。人生の大事なことって、大体、学校で教えてもらえるはずなのに。 たとえば数学の公式とか、英語の文法とか、スポーツのコツとか。体育の時間には正しい前転の仕方まで教わった。絶対使わないアルコールランプの使い方も。 なのに。 「恋愛」に関してはカリキュラムがゼロ。恋愛ゼロカリキュラム問題だ。 もちろん、保健体育の授業ってのもあったけれど、あれは恋愛の話ではない。どちらかといえば、人体のメカニズムおよびダイナミズム

          恋人の作り方を学校で習ってない。