ケイト・ブランシェットさん演じる「TAR/ター」を観ていて男性、女性の区別が曖昧だと感じた理由…ターは女性なんだけど自身の立場を笠に着て、自己中心、自分勝手で横暴な中高年の男性のようにみえたからだ!とルネサンス修道女物語を読んでいたときにふと、思いました。
午後から「TAR/ター」、楽しみ~♬
「TAR(ター)」(2022年)は、世界最高峰のオーケストラの常任指揮者に起きた悲喜劇を描く映画である。限りなく黒に近いグレーな主人公を演じるケイト・ブランシェットの存在感の前では、昨今巷間を賑わすジェンダー問題など霞んでしまう。快作か怪作かは観客次第といったところだろう。