映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の感想はこちら↓ 2年半前の鑑賞当時の感想ではありますが。 ぶっちゃけストーリーにはそこまでハマらなかったけど黒を徹底した映像は嫌いじゃなかったと記憶しています。 ただし3時間は長かったw そんな『THE BATMAN-ザ・バットマン-』に出てきたペンギンを主役にしたスピンオフドラマが作られる。 第一報を聞いた時点では「ふーん」というテンションだった。 だって映画の中のペンギンは何というか小者としか思えない感じだったからw 少
この書き出しで既にワクワクが止まらないw もしもAIが悟りを開いたら? 本作を貫くのはこのSF設定 念のため書くと円城塔はSF作家ではあるがハードSFが専門ではない(と私は思っている)ので今作も別に真面目に機械仏教史を書いているわけではない。 いや、真面目に機械仏教史を書くという悪ふざけを大真面目にやっていると言うべきかw ちなみにハードSF小説をご所望なら同時期に出版された藤井太洋の新刊『マン・カインド』がオススメ こちらはリアルを追究した近未来SF まぁとにかく
2023年度のアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされていた本作 その方にも数々の賞を受賞 凄まじい数だ…w これだけ絶賛されていれば何かよほど生理的に受け付けない理由でもない限り「傑作だ!」となるのはまぁ目に見えているのだが、本当に素晴らしかった。 舞台はニューヨーク そこに登場するのは擬人化された動物たち 『ズートピア』や『オッドタクシー』と似た設定ではある。 特に新宿という実在の街を舞台としていた後者とはセッティングはかなり近い。 ところが『オッドタ
東京国際映画祭で観てきました。 日本公開日は2025/3/14(金)に決定 申し分ない実績(?) 監督は前作『Away』でその名を世界に轟かせたギンツ・ジルバロディス たった1人で3年半かけて制作されたというエピソードも話題に。 最新作『Flow』も前作と同じく台詞なし。 個人的に今年はなぜかゲーム方面でそういう台詞を使わない表現の作品に縁がある。
劇場映画『ラストマイル』のヒットも記憶に新しいというか現在進行形な 脚本:野木亜紀子 監督:塚原あゆ子 プロデューサー:新井順子 のチーム(トリオ?)が日曜劇場に降臨 ここは新宿歌舞伎町現代パートの舞台2018年の歌舞伎町 この街を語る上でコロナ禍前後という差異は小さくないが、宮藤官九郎の『新宿野戦病院』との共鳴がいきなり興味深い。 ちなみに自分はコロナ禍で歌舞伎町が世間から目の敵にされる時代までを描くつもりだから第1話時点では時代設定が2018年なのかなと思った
今シーズンも相変わらず大傑作だったApple TV+のドラマ『窓際のスパイ』 シーズン4が終わった2日後にまた新たなドラマが始まった。 その名は『ディスクレーマー 夏の沈黙』 監督兼脚本は『ROMA/ローマ』がベネチア国際映画祭2018で金獅子賞を獲得し、アカデミー賞はじめ同年度の賞レースを席巻したアルフォンソ・キュアロン Netflixが配信映画として初の作品賞を獲ると思ってたなぁ(実際は受賞ならず) 主演は『TAR/ター』も記憶に新しいケイト・ブランシェット 超
そのキャッチーなタイトルや実写映画版の出来の良さも合わさって未だに『桐島、部活やめるってよ』が代表作とされがちな気がする朝井リョウ 他にも『何者』や『少女は卒業しない』など実写映画化されたヒット原作は多数 本作の1つ前に出版されたのが『正欲』も漏れなく実写映画化されました。
例によって(?)8月の任天堂のIndie Worldの動画で知った『Neva』 非常に美しいグラフィックに惹かれていたら前作『GRIS』が世界的に高評価されたスタジオの新作というじゃありませんか。 自分はゲームに疎く不勉強でこの『GRIS』は知らなかったのですが、ひとまず『Neva』はプレイしてみようとこの時点で即決。 10/16(水)を楽しみに待ち、当日は仕事を終えたら即購入w やはり惹かれるのは物語と何より圧巻の絵、絵、そして絵! 引きの構図になったときが本当に素
世界最大のプロレス団体であるWWE創業者のビンス・マクマホンの言葉 Netflixドラマ『極悪女王』は「プロレスを知らないと楽しめない」作品ではないけれど「プロレスを知らないと『ん?どういうこと?』と戸惑うシーンはあるかもしれない」作品ではある。 「ならプロレスって何なのか軽く調べてから観るのが良さそうだな」と考えるわけだが、事態をややこしくしているのが日米のプロレス観の違い。 いや、日米で括るべきではないな。 なぜなら日本人の中でも一人ひとりプロレス観が違うからw 本
映画が始まってすぐ驚くのはスタンダード画角(アスペクト比が4:3)であること。 そういえば今まさに劇場公開中の山中瑶子監督の『ナミビアの砂漠』や約1年前に公開された加藤拓也監督の『ほつれる』もスタンダード画角だった。 何か日本映画界の若手監督の間でスタンダード回帰運動でも起きているのか? ポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』で奥山大史監督はこう語っている。 なんというフェティシズムw でもテレビ好きには「わかる!」という人も多いのでは?
2022年4月からApple TV+で配信されているドラマ『窓際のスパイ』 そこから同年の後半にシーズン2、2023年にシーズン3、2024年9月からシーズン4というハイペースでシリーズ継続中。 原作はハヤカワ文庫から翻訳版が出ているイギリスのスパイ小説 放たれた虎 (ハヤカワ文庫NV)www.amazon.co.jp1,276円
新宿野戦病院テレビのニュースを見た啓三(生瀬勝久)が言う。 クドカン、ここから残り数話で何を描く気だ…!? 衝撃と戸惑いの中で第9話は終わっていった。 思えばこのエピソードは変な回ではあった。 治療シーンは全て回想(カンファレンスの報告という設定) リアルタイム作劇の緊張感は無い。 横山(岡部たかし)の台詞でみんな笑っちゃってるアドリブと思しき場面もw 一応(?)カスハラが描かれてはいるが、ヨウコ(小池栄子)が啖呵を切るまでもなく何かぬるっと解決。 カスハラ加害者の星崎
野木亜紀子の脚本ヤマザキではなくヤマサキ このギミックが出てきたとき思わずニヤリとしてしまった『アンナチュラル』『MIU404』のファンも多かったに違いない。 このシリーズはずっと「名前」というモチーフで貫かれてきた。 『アンナチュラル』の第1話はタイトルからして「名前のない毒」なわけだが、その冒頭まさにドラマが始まった第一声の会話がこちら。 このシーン自体は花粉症や化学物質過敏症というそれっぽい具体例を交えながら合コンを「異性間交流会」と呼びたいというコミカルなシーン
昨年末にTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』で2023年間ベストゲームの1本として紹介されて気になっていた『デイヴ・ザ・ダイバー』 ※14分35秒頃から パンサー向井も自身のラジオで大ハマりしてると喋っていた。 正月旅行先でw 年末年始の怠惰にかまけて結局スルーしていたのだが、お盆休みにやるゲームを何の気なしに探していたらNintendo Switch版が30%OFFセール中なのを偶然見つける。 ※2024/8/18(日) 23:59まで 海が舞台みたいだし
7/25(木)に全話一挙配信されるや快調にヒットを飛ばしているNetflixドラマ『地面師たち』 僕も大いに楽しみました。 しかし、皮肉にもこのヒットに隠れてしまった感があるのが原作小説の続編『地面師たち ファイナル・ベッツ』 (ドラマ配信の翌日に発売) とはいえ、自分も正直読む前は面白いのかどうか半信半疑だった(ごめんなさい🙏) それは地面師詐欺の手口が原理的になりすましの一択だから。 続編は前作とは違うまた新たな切り口!みたいな期待に応えるのはなかなか難しいのではな
2017年、積水ハウスが騙されて五反田の土地を詐欺師から55億円で“買った”という事件が起きた。 その事件をモデルにして新庄耕が書いた小説『地面師たち』 ドラマの配信に合わせるよう続編が発売 まだ読めてないけどこちらも楽しみ。 第1作の出版前から積水ハウスの事件を元ネタに映画・ドラマを作れないかと考えていた大根仁監督が書店でこの小説を見つけ、自ら企画を立ち上げてNetflixに持ち込んだそう。