『いろんなことばをもっているひとはいろんな可能性を試せる。』 考え方というか、考える流れというのは、人によって違っていて、闇雲に考えろといったところで、そこには個人差があって。 当たり前だけど、僕たちは、できないことはできなくて、できることはできる。 しかし、変な本でした。
数年前に買って挫折したのだけど、今回は体に染み込むように読めた。前回もふるえた川上弘美の寄稿文はやっぱりすばらしくて。考え続けてゆくうちに、ものの見方ぜんたいが変容していく。本当に。この本を手に取ったころ「つらい」と思っていたことはいまなら摩訶不思議なあれこれだったんだと言える。