犀川後藤

「ルシルナ」という、本と映画の感想のサイトを運営しています。 https://lushiluna.com/movie-book-category/ 4000冊以上の本を読み、500本以上の映画を観てきました。世の中の事実や知識を知りたい。言語化しにくいことを言語化するのが好き。

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投資初心者は何から始める?初めての人が知っておく・考えておくべき大前提の知識をまとめました

これから投資を始めようと考えている初心者向けに、理解しておいた方がいいだろう知識をざっくりまとめました普段は、本・映画の感想を書いているブログ「ルシルナ」を運営しています。気が向いたら読んでみて下さい。 自己紹介と、「弟に投資のアドバイスをするとしたら?」という本記事のスタンスについて さて、この記事では、「初心者が投資を始める前に理解しておくべき事柄」についてまとめました。ただ私は別に、投資の実績があるわけでも、投資経験が長いわけでもありません。単に「ちょっと投資をかじ

    • 【悲劇】映画『プリンセス・ダイアナ』『スペンサー』で知る、その凄まじい存在感と王室の窮屈さ

      完全版はこちらからご覧いただけます ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』と映画『スペンサー』の2作が、「ダイアナ妃の圧倒的な存在感」と「王室の窮屈さ」を描き出すダイアナ妃が亡くなった時、私は14歳だったようだ。だから正直なところ、その時点では「ダイアナ妃の凄さ」をあまりちゃんとは理解していなかったと思う。彼女に焦点を当てた2作品を観て、改めてその凄まじさが理解できたと言っていいだろう。 また、この2作品を観たことで「知らなかった基本的な事実」も理解できた。14歳だ

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      • 【狂気】押見修造デザインの「ちーちゃん」(映画『毒娘』)は「『正しさ』によって歪む何か」の象徴だ(監督:内藤瑛亮、主演:佐津川愛美、植原星空、伊礼姫奈、竹財輝之助)

        完全版はこちらからご覧いただけます 映画『毒娘』は、「圧倒的な狂気」を映し出しながら、「『正しさ』は現実をこのように歪ませるのだ」と強く実感させる物語であるこれは非常に面白い物語でした! 普段から私は、これから観るつもりの映画の内容をあらかじめ調べたりしないし、どういう物語なのかも具体的に想像したりも別にしませんが、それでも本作は「思ってもみなかった内容」という感じで、凄く良かったです。観ようかどうしようか悩む当落線上の映画でしたが、この作品は観て良かったなと思います。

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        • 【SDGs】パリコレデザイナー中里唯馬がファッション界の大量生産・大量消費マインド脱却に挑む映画:『燃えるドレスを紡いで』

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『燃えるドレスを紡いで』は、パリコレデザイナー中里唯馬の「服を捨てない」という挑戦が詰まった作品だ「世界中の服がアフリカに捨てられている」なんてことはもちろん、本作を観る前から知っていた。ファッション業界が「大量生産・大量消費」の世界だということも。しかしやはり、それは「ただ知っているだけ」にすぎなかった。アフリカでこんな現実が広がっていることも、その解決に挑もうとしている日本人がいることも、私はまったく知らなかったのである。 デザ

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          【感想】映画『夜明けのすべて』は、「ままならなさ」を抱えて生きるすべての人に優しく寄り添う(監督:三宅唱 主演:上白石萌音、松村北斗)

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          【感想】映画『夜明けのすべて』は、「ままならなさ」を抱えて生きるすべての人に優しく寄り添う(監督:三宅唱 主演:上白石萌音、松村北斗)

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          【あらすじ】有村架純が保護司を演じた映画『前科者』が抉る、罪を犯した者を待つ「更生」という現実

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『前科者』が描く「犯罪者の更生の現実」と、「有村架純演じる保護司の葛藤」に色々と考えさせられた「自分のために行動する人」が好き 私は、「自分のために行動する人」のことが好きだ。しかし、これには少し説明が必要だろう。 決して、「自分勝手に生きている人」という意味ではない。そうではなく、「『誰かのため』と捉えられがちな行動を『自分のためにしている』と自覚している人」が好きなのである。意味が伝わるだろうか? これは私の中では、弁護士や

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          【正義】ナン・ゴールディンの”覚悟”を映し出す映画『美と殺戮のすべて』が描く衝撃の薬害事件

          完全版はこちらからご覧いただけます ドキュメンタリー映画『美と殺戮のすべて』は、薬害事件に端を発した美術館内でのデモを主導した写真家ナン・ゴールディンの生涯を追う作品である薬害事件をきっかけに始まった「美術館内でのデモ活動」はどのような背景から生まれたのか? 少し前に発覚し、今なお尾を引いているだろう小林製薬の紅麹問題。死者も出す大騒動となり、日本では久しぶりに大きく報じられた薬害事件と言えるのではないかと思う。もちろん、薬害事件とは一般的に「医師が処方した薬による問題」

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          【幻惑】映画『落下の解剖学』は、「真実は誰かが”決める”しかない」という現実の不安定さを抉る

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『落下の解剖学』が突きつけるのは、「『客観的な正しさ』にはたどり着けない」という、私たちが生きる社会が有する不安定さである非常に興味深い作品だった。「人が死ぬ」という以外は大きな起伏のない物語なのだが、その「死」を巡って様々な状況が描かれる作品で、淡々と展開される割に惹きつける力の強い物語だったなと思う。 というかそもそも、「よくもまあこんなシンプルな設定・展開で映画を撮ろうと考えたものだ」という感覚が結構強かった。「その『死』は殺

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          【あらすじ】映画『52ヘルツのクジラたち』の「無音で叫ぶ人」と「耳を澄ます人」の絶妙な響鳴(原作:町田そのこ 監督:成島出 主演:杉咲花、志尊淳)

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『52ヘルツのクジラたち』で描かれる「聴こえない叫び」を捉えられる人でありたいと強く思わされた本作についてはとにかく、『52ヘルツのクジラたち』というタイトルが実に絶妙だと感じます。本作は、このタイトルを冠している時点で“勝っている”気がしました。正直なところ、本作の内容に厳しい目を向ける人もいることでしょう。というのも、「現代的な問題のごった煮」みたいな印象がとても強い作品だからです。「詰め込み過ぎだろう」と感じる人はいるはずだし、

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          【狂気】群青いろ制作『雨降って、ジ・エンド。』は、主演の古川琴音が成立させている映画だ

          完全版はこちらからご覧いただけます 古川琴音主演映画『雨降って、ジ・エンド。』は、嫌悪感にさえ変わってしまいかねない感覚をギリギリのところでコントロールしている、実に挑戦的な物語だったいや、ホントに、「ちょっととんでもないところに突っ込んでいくな」と感じました。物語を最後まで追うと正直、「面白かった」とはなかなか言いにくいかもしれません。特に男の立場だとなおさらでしょう。 ただ、「そういうことは自覚していますよ」というエクスキューズをした上で、敢えて言いたいと思います。

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          【常識】群青いろ制作『彼女はなぜ、猿を逃したか?』は、凄まじく奇妙で、実に魅力的な映画だった(主演:新恵みどり、廣末哲万、藤嶋花音)

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『彼女はなぜ、猿を逃したか?』は、その強烈な奇妙さに惹きつけられ、思いがけず素敵な終わり方で幕を閉じる魅力的な物語途中まで、本当にどうなることかと思っていました。というのも、設定や展開を含め、何から何まで全然意味が分からなかったからです。 しかし中盤以降少しずつ、「なるほど、もしかしたらこういうことなんだろうか」という可能性が見えてきます。そしてしばらくして、「やっぱりこの捉え方で合っていたのか」という風に感じられるようになりました

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          【真相】飯塚事件は冤罪で死刑執行されたのか?西日本新聞・警察・弁護士が語る葛藤と贖罪:映画『正義の行方』(木寺一孝)

          完全版はこちらからご覧いただけます 冤罪なのに死刑が執行されたのか?「飯塚事件」を真正面から扱った映画『正義の行方』は、過去の報道を再検証する西日本新聞のスタンスが実に印象的である本作『正義の行方』は、実に興味深い作品だった。「飯塚事件」については再審請求が行われており、私が今この文章を書いている時点では、その再審請求を退けるという判決が下っている。弁護団は即時抗告すると声明を発表したが、その際の会見で、「この判決は人間が書いた文章ではない」と語っていたのが印象的だった。

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          【現在】猟師になった東出昌大を追う映画『WILL』は予想外に良かった。山小屋での生活は衝撃だ(監督:エリザベス宮地)

          完全版はこちらからご覧いただけます 東出昌大にまったく興味はないのだが、映画『WILL』はメチャクチャ面白かったし、猟師として生きる彼の生活は実に興味深かったこれは物凄く面白い作品だった。正直、他に鑑賞する予定の映画との兼ね合いもあり、観ないまま劇場公開期間が終わる可能性の方が高かったのだが、本当に観て良かったなと思っている。 観ない可能性が高かった理由の1つは、シンプルに「東出昌大にまったく興味がなかった」からだ。これは別に、「スキャンダルをきっかけに嫌いになった」みた

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          【実話】さかなクンの若い頃を描く映画『さかなのこ』(沖田修一)は子育ての悩みを吹き飛ばす快作(主演:のん(能年玲奈))

          完全版はこちらからご覧いただけます のん(能年玲奈)主演映画『さかなのこ』は、ちょっとビックリするぐらい良い映画だった!親や親になるかもしれない人は必見!物凄く素敵な映画でした。ホントに最後、ちょっとウルッと来てしまったぐらいです。「さかなクン」やその家族のキャラクターも良かったんだけど、さかなクンをのん(能年玲奈)が演じているという点が何よりお見事だと思いました。 「さかなクン役」に「のん」を抜擢したことがとにかく素晴らしい 本作『さかなのこ』は、映画館で予告を観る機

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          【衝撃】EUの難民問題の狂気的縮図!ポーランド・ベラルーシ国境での、国による非人道的対応:映画『人間の境界』

          完全版はこちらからご覧いただけます ポーランド・ベラルーシ国境で起こっていた信じがたい悲劇。映画『人間の境界』で描かれる、常軌を逸した「難民への対応」凄まじい話だった。実話を元にしているとはとても信じがたい話である。というわけで、その「凄まじさ」を説明するためにまず、公式HPに書かれている「映画上映に際してのポーランド政府からの妨害」について触れておきたいと思う。 本作『人間の境界』は、「ポーランドが行っていたあまりにも酷すぎる行為」を暴き出した作品だ。そしてそれ故だろう

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          【幻惑】映画『フォロウィング』の衝撃。初監督作から天才だよ、クリストファー・ノーラン

          完全版はこちらからご覧いただけます クリストファー・ノーラン初監督映画『フォロウィング』は、圧倒されるほどの凄まじさと魅惑、そして企みに満ちた物語だったとんでもない物語だった。これが最初に撮った映画だというのだから、クリストファー・ノーランはやはり別格の映画監督だなと思う。予算や役者などあらゆる要素に制約があっただろう条件下で、「脚本の面白さ」を突出させることによって類まれな傑作に仕上げた手腕に驚かされてしまった。 「『何が謎なのか』さえ分からない」という、凄まじい「分か

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          【幻惑】映画『フォロウィング』の衝撃。初監督作から天才だよ、クリストファー・ノーラン

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