犀川後藤

「ルシルナ」という、本と映画の感想のサイトを運営しています。 https://lush…

犀川後藤

「ルシルナ」という、本と映画の感想のサイトを運営しています。 https://lushiluna.com/movie-book-category/ 4000冊以上の本を読み、500本以上の映画を観てきました。世の中の事実や知識を知りたい。言語化しにくいことを言語化するのが好き。

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投資初心者は何から始める?初めての人が知っておく・考えておくべき大前提の知識をまとめました

これから投資を始めようと考えている初心者向けに、理解しておいた方がいいだろう知識をざっくりまとめました普段は、本・映画の感想を書いているブログ「ルシルナ」を運営しています。気が向いたら読んでみて下さい。 自己紹介と、「弟に投資のアドバイスをするとしたら?」という本記事のスタンスについて さて、この記事では、「初心者が投資を始める前に理解しておくべき事柄」についてまとめました。ただ私は別に、投資の実績があるわけでも、投資経験が長いわけでもありません。単に「ちょっと投資をか

    • 【歴史】映画『シン・ちむどんどん』は、普天間基地移設問題に絡む辺野古埋め立てを”陽気に”追及する(監督・出演:ダースレイダー、プチ鹿島 沖縄知事選出馬:玉城デニー、下地幹郎、佐喜真淳)

      完全版はこちらからご覧いただけます 映画『シン・ちむどんどん』は、ダースレイダーとプチ鹿島が沖縄知事選で大暴れする、実に面白いドキュメンタリー映画である本作は、映画『劇場版 センキョナンデス』に続く第2弾だ。「ヒルカラナンデス」というYouTubeチャンネルを運営するダースレイダーとプチ鹿島の2人が選挙戦を面白おかしく取材し、選挙の魅力を分かりやすく届けようとするシリーズである。今回取り上げられるのは、沖縄知事選。2人は今回も、フェスを楽しむかのように選挙戦の取材に全力投球

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      • 【奇妙】大栗博司『重力とはなにか』は、相対性理論や量子力学の説明も秀逸だが、超弦理論の話が一番面白い

        完全版はこちらからご覧いただけます 大栗博司『重力とはなにか』は、相対性理論・量子力学の説明も分かりやすいが、やはり専門である超弦理論の話が抜群に面白い1冊本作『重力とはなにか』の著者である大栗博司の著作については、当ブログ内にも『大栗先生の超弦理論入門』がある。科学の話が好きな私にはとても面白い作品だったが、一般書としてはかなり難しい部類に入るだろう。タイトルにもある「超弦理論」は、大栗博司の専門分野であるかなり最先端の理論物理学であり、スパッと理解できるような話ではない

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        • 【怖い?】映画『アメリ』(オドレイ・トトゥ主演)はとても奇妙だが、なぜ人気かは分かる気がする

          完全版はこちらからご覧いただけます 初めて鑑賞した映画『アメリ』は、とても面白かった!なんとも言えない奇妙なストーリーが実に素敵でワクワクさせられる絶妙に奇妙な物語で、とても面白い作品でした。私の中にはなんとなく「オシャレ映画」という印象があり、正直そこまで関心を抱いてはいなかったのですが、主人公のアメリが思った以上にキテレツな人物だったことが良かったなと思います。アメリがとにかくムチャクチャなことをするので、確かに全体的としては「オシャレさ」に満ちた作品ではあるのですが、

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        • 【歴史】映画『シン・ちむどんどん』は、普天間基地移設問題に絡む辺野古埋め立てを”陽気に”追及する(監督・出演:ダースレイダー、プチ鹿島 沖縄知事選出馬:玉城デニー、下地幹郎、佐喜真淳)

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          【奇妙】映画『鯨の骨』は、主演のあのちゃんが絶妙な存在感を醸し出す、斬新な設定の「推し活」物語

          完全版はこちらからご覧いただけます 斬新な設定で「推し活」を描く映画『鯨の骨』は、主演のあのちゃんの存在感が絶妙な、とても魅力的な物語だったこれはなかなか面白い作品でした。正直なところ、「あのちゃん主演の映画がやってるんだなぁ」ぐらいの感覚で観に行っただけなので全然期待していなかったのですが、思っていた以上に素敵な作品だったなと思います。 ARアプリを上手く利用した、色んな意味で絶妙な設定 本作はまず、冒頭で提示される設定がなかなか興味深かったです。そもそも本作では、始

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          【天才】映画『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)は意味不明だが、大楠道代のトークが面白かった

          完全版はこちらからご覧いただけます 鈴木清順監督作『ツィゴイネルワイゼン』はまったく訳の分からない映画だったが、上映後に行われた大楠道代のトークイベントが実に面白かった正直なところ、映画としてはまったく意味不明だった。最初から最後まで割とちゃんと観たのだが(後半、若干寝てしまったが)、何が描かれているのかさっぱり理解できなかったのだ。しかしそれは、あながち間違った感想ではないようである。というのも、本作に出演している女優・大楠道代が、上映後のトークイベントの中で「よく分から

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          【映画】ウォン・カーウァイ4Kレストア版の衝撃!『恋する惑星』『天使の涙』は特にオススメ!

          完全版はこちらからご覧いただけます ウォン・カーウァイ監督作品5作を紹介!『恋する惑星』『天使の涙』など必見の話題作を含む、20世紀末を鮮やかに彩ったスタイリッシュな作品群2022年8月、ウォン・カーウァイ監督作品5作が、監督自身の手による4Kレストアを経て劇場公開された。 さて、私はそれまで、「ウォン・カーウァイ」という映画監督のことを正直知らなかったし、もちろん作品についても同様である。だから、「あの監督の4Kレストア版が観れる!」みたいな動機で映画館に足を運んだので

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          【衝撃】ミキ・デザキが映画『主戦場』で示す「慰安婦問題」の実相。歴史修正主義者の発言がヤバすぎ

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『主戦場』は、「『慰安婦問題』に関する問題」を扱いつつ、「『歴史修正主義者』のヤバさ」を浮き彫りにするドキュメンタリー映画である私が本作『主戦場』を観たのは2022年のことだが、映画が製作されたのは2019年だそうで、3年ぶりの上映であるらしい。このような映画が公開されていたことはまったく知らなかった。実に興味深い作品である。 本作で扱われているのは、「日本軍がかつて韓国人女性に将兵の性の相手をさせていた問題」、いわゆる「慰安婦問題

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          【日本】原発再稼働が進むが、その安全性は?樋口英明の画期的判決とソーラーシェアリングを知る:映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』

          完全版はこちらからご覧いただけます 原発の安全性は、元裁判長・樋口英明の理論でシンプルに理解できる。映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』が描き出す「原発の課題」とは?非常に興味深い作品だった。とにかく本作には、私がこれまでまったく知らなかった知識が満載で、さらにそれらは「日本に生きているすべての人が知っておくべき現実」であるとも言えるだろう。何故これまで、本作で示されているような知識に触れる機会がなかったのかとても不思議なのだが、恐らくそれは日本に住む多く

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          【価値】レコードなどの「フィジカルメディア」が復権する今、映画『アザー・ミュージック』は必見だ

          完全版はこちらからご覧いただけます 伝説のレコード店の閉店までを映し出すドキュメンタリー映画『アザー・ミュージック』から、「モノ」と「デジタル」の関係を考える私は長い間書店で働いてきた。アルバイトという立場でありながら文庫と新書の売り場を任されていたこともあり、「モノを売る」こととはかなり真剣に向き合ってきたつもりだ。そして、伝説のレコード店「アザー・ミュージック」が閉店するまでを映し出す本作を観て改めて、「モノを売ること」や「モノがデジタルに駆逐されていくこと」などについ

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          【挑戦】映画『燃えあがる女性記者たち』が描く、インドカースト最下位・ダリットの女性による報道

          完全版はこちらからご覧いただけます インド最下層のカーストにいる女性たちが新聞社を立ち上げた!映画『燃えあがる女性記者たち』が描き出す「メディアの可能性」映画として物凄く面白かったわけでは無いのだが、映し出される現実は非常に興味深かった。なにせ、「インドで最下層のカーストであるダリットの女性たちが新聞社を立ち上げた」というのだ。「カースト最下層かつ女性」ともなれば、インドでは最も立場が低い存在になってしまうだろう。しかしそんな女性たち”だけ”で立ち上げた新聞社が気を吐いてい

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          【実話】映画『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』が描く、白人警官による黒人射殺事件

          完全版はこちらからご覧いただけます こんな横暴がまかり通っていいのか?映画『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』が描き出す、白人警官による黒人射殺事件の衝撃とにかく凄まじい物語だった。私は「実話を基にした映画」をよく観るし、その中には「実際の殺人事件をモデルにしたもの」もあるのだが、そのような作品の中でも本作はちょっと別格と言っていいかもしれない。私は以前、『デトロイト』という、本作と同じく「白人警官が何の罪もない黒人を殺害した実話」を基にした映画を観たことがあるのだが、

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          【感想】アニメ映画『パーフェクトブルー』(今敏監督)は、現実と妄想が混在する構成が少し怖い

          完全版はこちらからご覧いただけます 今敏監督作品『パーフェクトブルー』は、絶妙な設定と描写によって「『現実』と『虚構』の境界を崩す構成」がとにかく素晴らしいなかなか面白い作品でした。いつものように、何も知らないまま観に行ったので、「アイドルの話」であることさえ観るまで知らなかったという感じです。また、今敏監督が既に亡くなっていることは分かっていましたが、いつ頃作られた映画なのかは知らなかったこともあり、絵の雰囲気はやはり古いなと感じました(25年以上前の作品なので当然ですけ

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          【衝撃】広末涼子映画デビュー作『20世紀ノスタルジア』は、「広末が異常にカワイイ」だけじゃない作品

          完全版はこちらからご覧いただけます 広末涼子主演映画『20世紀ノスタルジア』(原將人監督)は、想像していたよりも遥かに魅力的な物語だった本作『20世紀ノスタルジア』は、思っていたよりもずっと素敵な物語でした。広末涼子の映画デビュー・初主演作としても知られる本作は、確かに「広末涼子がメチャクチャ可愛い」という感想が真っ先に浮かぶ作品だと思います。もちろん、私もそう感じました。私は特段、「広末涼子のファンだった」なんてことはありません。しかしそれでも、高校生の彼女の可愛さはなか

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          【赦し】映画『過去負う者』が描く「元犯罪者の更生」から、社会による排除が再犯を生む現実を知る

          完全版はこちらからご覧いただけます 映画『過去負う者』は、実にザワザワさせられる作品だった。「犯罪者の更生」を、社会はどのように受け止めるべきなのか考えさせられる物凄く変な映画だった。評価が非常に難しい作品なのだが、全体的には「観て良かった」と思うし、「変な映画」というのも良い評価のつもりだ。何にしても、久々に「脳がバグる」みたいな感覚にさせられたのが印象的だった。 「これはドキュメンタリーなんだろうか?」と何度も自問させられた異様な作品 本作は冒頭で、「実在する団体を

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          【憧憬】「フランク・ザッパ」を知らずに映画『ZAPPA』を観て、「この生き様は最高」だと感じた

          完全版はこちらからご覧いただけます 「フランク・ザッパ」についてまったく何も知らずに観た映画『ZAPPA』には、羨ましくなるほどの魅惑的な人生が詰まっていたフランク・ザッパは「ミュージシャン」ではなく「作曲家」である 私はこれまでに、「フランク・ザッパ」という名前を耳にしたことはあるのだが、「恐らく人名なんだろう」ぐらいの認識しか持っていなかった。そして本作を観る直前にようやく、「フランク・ザッパはミュージシャンである」と理解したというわけだ。 しかし、映画を観終えて感

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