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一語の宇宙 | pi 円周率

pi [パイ]。円周率。
ギリシア文字「π」は、英語の「p」に転写(transliteration)される文字だ。

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=69256?site=nli


ギリシア語で周囲を表す
περίμετρος(= perimeter)」に由来する言葉だと言われている。
 「円周率」を表す言葉はたくさんあるが、最も簡潔なのは「パイ」。

 ただ英語のスペリングは「pi」。
 発音はまったく同じだが「pie」と書くと、アップルパイの「パイ」になってしまうので気をつけたい。


 「3.141592…」とつづく円周率の覚え方(語呂合わせ)は、
日本語では「産医師、異国に」が有名だ。
 英語にも、語呂合わせのような円周率の覚え方がある。
 さまざまなバージョンがあるが、野矢茂樹「無限論の教室」(講談社現代新書)、p96に、次のような円周率の覚え方が紹介されている。


May I tell a story purposing to render clear the ratio circular perimeter breadth, revealing one of the problems most famous in modern days, and the greatest man of science anciently known. 

[和訳]
円周と直径の比を明らかにする話をさせて下さい。それは今日もっともよく知られた問題のひとつで、古代のもっとも偉大な科学者には知られていたものです

*野矢茂樹「無限論の教室」(講談社現代新書)、p96より。


これはそれぞれの単語の「文字数」が、円周率の数字を表している。
最初の部分だけ書いておくと、

May = 「3」文字。
I       = 「1」文字。
tell   =「4」文字。

というようになっている。



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