漫画SILVER DIAMONDを思い出す
#哲学の謎
#野矢茂樹
目の前にあるものを、論理的に学問にしたのが物理や科学で、実用的にしたのが家庭科で、エッセンスを音楽や絵にしたのが美術、芸術で、文章にしたのが文学。
そして「なぜ」と考えたことを学問にしたのが哲学だと思っている。
最後のは、今まで、触れたこともないけれど。
ある勉強会の「課題図書」となっているので、読んでみました。
目の前のもの、起きていることを意思疎通するために“単語”はできている。
先人が決めた言葉をそのまま使えたら面倒ではないと考えている私としては、
言葉自体に意味を持たせているのは、今現在生きる自分たちであって、それそのものに意味があるとは考えていません。
そのため毎章、特に後半、煙に巻かれるような感覚を持つ一冊でした。
頭の中はツッコミの嵐🌀
ただ、前半に出てくる記憶と私的感覚に関する文面には、非常に共感。
記憶していることが、事実とは限らず、今その記憶も含めて誰かにセットされて、命が始まったのかもしれない、という内容では、
漫画 SILVER DIAMOND/杉浦志保
を思い出し、人が見えている色が違うかもしれないが、見えているものをそのまま「赤」🟥だとか「青」🟦だとか覚えていれば、実際に見えている色素が違っても、話は通じるという話では、
日本人の虹の🌈7色とある国の方は2色と言う話を思い出しました。
どちらも不確実な中で複数の人間が付き合い、関係性築くため、人はどこかで疑いながらも“記憶”と“感覚”を共有していると信じているのではないかと思います。
この1冊で、今まで受け入れてきた何かを持ち出して、再度考えて、掘り起こすことが“哲学”というのかもしれない、と感じ始めました。
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