「Overexcitability」(OE)という言葉には「過興奮性」という訳語があるが、「過剰興奮性」とした方が分かりやすいかもしれないなあ。何にせよ、翻訳は難しいものですよね。
ナルシシズムに「自己愛」という訳を当てる違和感については、かつて記した。「愛」自体が多義的な概念で、少なくともエロス、アガペー、フィリアの3種類ある。仏教での「愛」には、「執着」の意味も強い。これらをうまく考え合わせた訳語があるか疑問だ。「ナルシシズム」のままで良いのでは?
663年の白村江戦に巨勢氏が訳語(オサ)として派遣されたという。 これは当時、新羅語を解する者が倭国側には少なく通訳を要したことが伺える。倭国側渡来人は高句麗、百済人が主だったのだろう。 これらはツングースの夫余系であった。 日本語と朝鮮語の大きな差は夫余系か新羅系かという差か?
マズローの言う「セルフ・アクチュアライゼーション」とユングの言う「セルフ・リアライゼーション」はどちらも「自己実現」と和訳されているが、原語が異なる以上、似て非なるものだと思われる。紛らわしいですね。前者は、「自己『現実化』」とするべきかも⁇
<英単語の意外な意味> This paperwork must be printed by the principal. みなさんならどう訳しますか? ヒント:paperwork:(手続きに必要な)書類 principal:(代理人に対しての)本人
江戸末期の蘭学者や明治の洋行帰りは、必死こいて学んだ西洋の言葉や概念を次々と日本語に訳していった。しかしその多くは漢語(熟語)であり、その難解さが現在もビジネスや哲学など多くの分野で悩みの種となっている。 「日本語が苦しい」|まない https://note.com/makaron8116/n/n8e571abf3d20