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一語の宇宙 | 「大意」を英語でなんと言う?


「大意」(たいい)とは、国語辞書によれば、

文章で、言おうとしている要点。大体の意味。おおよその趣旨。
 雄大な考え、または意図。大志。


英和辞典で「大意」の訳語を調べると、

〔骨子〕the gist, the general idea, the drift;
〔趣旨,意図〕the general meaning,《文》 the purport;
〔概略〕an outline, a summary,
《文》 the import;
〔要旨〕the substance;
〔論文などの要旨〕an abstract


 なんと英語で言っていいのかパッと思い浮かばないときには、辞書やネットで調べてみるが、どうも自分の言いたいこととピッタリ来ないと言うことがある。

 「大意」に対応する英語としては、上に挙げた単語の他に、
「tenor」「synopsis」「résumé」などがある。

 なにも調べずに「大意」を表現するなら、「gist」「outline」「summary」あたりの単語を使うことだろう。


 ちょっと前のことだが、書店で、角川ソフィア文庫の鈴木大拙(著)「仏教の大意」を見かけた。
 元々、英語で書かれた大拙の著書の原題は「The Essence of Buddhism」だったようだ。

 「大意」は「essence」。なるほど。
 よく知っている単語であっても、「大意」と「essence」をペアで覚えてはいなかった。


 辞書にしろ、ネットで調べるにせよ、対応する言葉が網羅的に書かれているわけではない。
 
 普段から「あぁ、こう表現すればいいのか!」と気がついたことは、1つ1つ記憶に刻んでおきたい。
 
 「知らない!」と思う言葉でも、頭の中で日本語と英語が結び付いていない場合がある。意外と簡単な言葉で代替できることも多い。
 英語を学ぶなら、日本語の言葉にも気を配っておきたいものだ。


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