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前置詞の考え方


今回のテーマは「前置詞」

 日本語にはない概念である「前置詞」について私個人の考え方も添えて解説していこうと思います。では、どうぞ!

日本語の助詞と英語の前置詞は同じ?!

 よく前置詞の解説をする際に日本語の助詞が引用されることがありますが、これに関して私は少し違和感を覚えます。なぜなら、助詞は他の語との関係を示したり意味を添えたりするのに対して前置詞は物と物の位置関係を表すのが基本でありそもそもの役割が違うからです。

前置詞とは何か?

 では、そもそも前置詞とは何なのか。先ほど、軽く触れましたが前置詞とは、語と語の位置関係を表す語です。これが前置詞の基本です。

the box on the table
この場合、boxとtableの位置関係を前置詞のonで表しています。
*前置詞のon:「接触」の位置関係を表す。
訳:机の上の箱

I give a present to you.
この場合、presentとyouの位置関係を前置詞のtoで表しています。
*前置詞のto:「矢印」の位置関係を表す。
訳:私はあなたにプレゼントをあげる。

前置詞は必ず位置関係を示すのか?

 辞書で前置詞を調べると、位置関係とは言いずらい(理解しづらい)訳語が掲載されていることがあります。その理由は意味の拡張(派生)です。例えば、前置詞のinの基本は「~の中に/~の中で」です。この意味から派生して、従事/着用/様態などの意味を前置詞のinが示すことがあります。

前置詞の向き合い方

 この章では、私がどのように前置詞と向き合っているかを紹介します。私は前置詞と出会った時に次のような手順を踏みます。

①辞書でその前置詞を調べて該当する位置関係(または訳語)を確認する。
②その位置関係(また訳語)のほかの例文を調べる。
③前置詞が動詞を伴って使われている場合、イディオムとして覚える。

 以上の3ステップで私は前置詞を理解しています。今までいろいろ試してきましたがこれが今のところの最良の方法だと思います。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は前置詞との向き合い方について解説しました。個別の前置詞の解説に関しては、また別の記事を書こうかなと思っていますのでお楽しみに!では、次の記事でお会いしましょう。


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