自分で料理を作って食べる喜びは何ものにも代え難い。有元葉子の新著「有元家の『これさえあれば』」(三笠書房)もとても勉強になった。生活者にとって何が必要か、実用的で簡単なことと質が良いことの両立、引き算の美学とシンプルであることの素晴らしさ。この人のレシピは音楽にも通じると思う。
【見極めること】 潔い内容で好きな本です。暮れの今どきになると「これはいらなかったな」というモノが残念ながら出てきますが、逆に「自分にはこれが要る」と理解できるようになると、いらないモノには手を出さなくなりますね。